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海外用変換プラグおすすめ8選 USB-Cの出力W・対応形状・AC定格で比較

2026-10-07 公開本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

TESSAN の TS-WTA09 は参考価格3,899円で、USB-Cから単独で65Wを出します。その上の4,352円のカシムラ NTI-516 は45Wで、値段が上がったのに出力は下がります。下を見ると、1,999円の TS-WTA10 は「全世界対応」でUSB-Cも2口ありますが、1口あたり5V/3Aの15Wで、ノートPCの充電には足りません。海外用の変換プラグは、値段の順にUSB-Cの出力が上がる道具ではありません。

ここでは TESSAN・カシムラ・MOMAX から各2台、Anker・ヤザワから各1台の8台を、参考価格の順に並べます。順位は付けません。比べるのは、USB-Cを1口だけ使ったときの最大W、複数口を同時に使ったときの合計W、本体に収めているプラグの形状、そして重さです。

目次(10項目)

先に行き先の形状と、充電したい機器のWを確かめる

機種を見比べる前に、2つだけ調べておきます。1つは行き先のコンセントの形です。日本と同じ平たい2本ピンのAタイプはアメリカや台湾、丸い2本ピンのCタイプはヨーロッパの多く、3本ピンのBFタイプはイギリス・香港・シンガポール、ハの字のOタイプはオーストラリアやニュージーランドで使われています。SEタイプはCより太い丸ピンで、ドイツや韓国などに多い形です。SEの差込口はCタイプのプラグも受けるので、Cの形を持つ機種ならどれもドイツや韓国で挿せます。SEの形まで持つ機種は、その差込口に太いピンでしっかり刺さり、ぐらつきにくいのが違いです。BFは日本での呼び名で、海外の規格ではGタイプと呼ばれ、Anker は仕様欄でこちらの名前を使っています。

もう1つは、旅先で充電したい機器の中でいちばん大きいWです。ノートPCなら、純正のACアダプタの本体に印字された出力(OUTPUTの欄)を見ます。20V/3.25Aなら65W、20V/2.25Aなら45Wです。スマホとイヤホンだけなら20Wで足ります。この2つが決まれば、比較表の対応形状の列とUSB-C単独の列を見るだけで、8台のうち何台が候補に残るかが分かります。

USB-Cの出力は値段の順に上がらない

8台の公式の値を並べると、値段とUSB-Cの出力が噛み合わない箇所が3つあります。

下の価格帯も同じで、2,488円のヤザワ HPM83AWH はUSB-Cを持たず、USB-Aの2口で合計3.1Aです。2,990円の Anker A9215 はUSB-C1が単独20Wですが、複数の口を同時に使うと合計15Wに下がります。「USB付き」と書かれた変換プラグの多くは、スマホを充電するための口だと考えておくのが安全です。

「2500W」はAC定格の言い換えで、変圧はしない

変換プラグの商品名や説明には「最大2500W」のようなW数が書かれていることがあります。これはACの差込口に流せる電流の上限(定格)に、250Vを掛けた値です。10Aの差込口なら250V×10Aで2500W、アメリカの120Vなら同じ10Aでも1200Wまでになります。比べるべきなのはWではなく、A数のほうです。今回の8台では、Anker A9215 が8A、残りの7台が10Aでした。TESSAN の2台は、付属の予備ヒューズの定格が10Aという記載から取った値です。

もう1つ大事なのは、変換プラグは電圧を変えないことです。形を合わせて差し込めるようにするだけで、220Vの国では220Vがそのまま機器に届きます。ノートPCやスマホの充電器は、多くがアダプタに「INPUT 100-240V」と書かれていて、そのまま使えます。日本向けのヘアドライヤーやヘアアイロンのように100V専用の機器は、変換プラグを挿しても使えず、壊れるおそれがあります。差込口が10Aに対応していることは、機器が220Vに対応していることの代わりにはなりません。

並べ直すとこうなります

8台を参考価格の順に並べました。USB-C単独は、USB-Cを1口だけ使ったときの公式の最大値です。USB同時は、USBの口を同時に使ったときに公表されている合計の値です。

機種参考価格対応形状USB-C単独USB同時重さ
TS-WTA101,999円A/C/O/BF15W21W172g
HPM83AWH2,488円A/C/O/BF/SEなし15.5W95g
A92152,990円A/C/BF20W15W128g
TS-WTA093,899円A/C/O/BF65W非公表240g
NTI-5164,352円A/C/O/BF/SE45W45W165g
NTI-5175,150円A/C/O/BF/SE65W60W170g
UA225,990円A/C/O/BF70W(1口)60W200g
UA237,980円A/C/O/BF100W100W276g

HPM83AWH のUSB同時はUSB-A2口の合計3.1Aを、TS-WTA10 は4口の合計5V/4.2Aを、それぞれWに直した値です。同時に使ったときの内訳は、NTI-516 が30W+15W、NTI-517 と UA22 が45W+15W、UA23 が65W+20W+15Wです。TS-WTA09 は合計を公表していません。ACの定格は前の節のとおり7台が10Aで横並びなので、表からは外しました。

使い方から引き当てる

旅先で何を充電するかが決まっていれば、見る列は1つに絞れます。

使い方見る列候補
スマホとイヤホンだけ充電するUSB-C単独A9215、TS-WTA10
ノートPCは純正アダプタごと持っていく対応形状・重さHPM83AWH
65W級のノートPCを1台充電するUSB-C単独TS-WTA09、NTI-517、UA22、UA23
ドイツや韓国などSEタイプの国で、差込口にしっかり刺したい対応形状HPM83AWH、NTI-516、NTI-517
ノートPCとタブレットを同時に充電するUSB同時UA23

価格帯ごとの変換プラグ8台

1千円台〜2千円台:USB-Cが20W以下か、無い3台

TESSAN TS-WTA10 は1,999円で、今回いちばん安い1台です。A・C・O・BFの4形状を本体に収め、USB-C2口とUSB-A2口を持ちます。ただしUSB-Cは5V/3Aの15Wで、4口の合計も約21Wです。スマホとワイヤレスイヤホンを一晩で充電するには足り、ノートPCには足りません。

独自採点の規則(4項目・各5点)

楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は4項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。

ノートPC充電
比較表のUSB-C単独の列。なし・15W=1 / 20W=2 / 45W=4 / 65W以上(65W、70W(1口)、100W)=5
差し込める形
比較表の対応形状の列。A/C/O/BFにSEを加えた5形状=5 / A/C/O/BFの4形状=4 / 3形状以下=2。SEの差込口にはCのプラグも入りますが、SEの形を持つ機種は太いピンでしっかり刺さるので1点上に置き、Oを持たない3形状以下はオーストラリアなどで挿せないので2点にしています
持ち歩き
比較表の重さの列。100g以下=5 / 150g以下=4 / 200g以下=3 / それより重い=2
値段
参考価格。3,000円未満=5 / 4,000円未満=4 / 5,000円未満=3 / 6,000円未満=2 / それより高い=1

この独自採点は、比較表の対応形状・USB-C単独・重さの3列と参考価格で付けています。USB-C単独と重さは各社の公式の値で、実測ではありません。カシムラの2台は店頭型番 WP-116M・WP-117M の公式ページの値です。USB同時の列は TESSAN TS-WTA09 が合計を公表しておらず8台そろわないので、採点に入れず比較表と本文に残してあります。ACの定格は8Aの Anker A9215 を除く7台が10Aで差が付かないため、採点の外に置いて本文に書いています。

ヤザワ HPM83AWH は、USB-Cを持たない代わりに5形状とAC差込口2口を持ちます。95gは8台の中でいちばん軽い値です。USBはUSB-Aの2口で合計3.1Aなので、スマホ向けと考えます。ノートPCは純正のACアダプタをAC差込口に挿して充電する形になり、アダプタが100-240V対応であれば出力のWはアダプタのぶんだけ出ます。

Anker A9215 は2,990円で、USB-C1から単独で20Wを出します。スマホの急速充電には足りる値です。国内のPSE認証を取っていることも明記されています。気をつけたいのはプラグの形で、A・C・BF(Gタイプ)の3種類だけです。Oタイプのオーストラリアやニュージーランドには挿せません。ドイツや韓国のSEの差込口には、Cタイプのプラグで挿せます。ACの差込口も8Aまでで、今回の中では1台だけ10Aを下回ります。

3千円台〜4千円台:65Wと45Wが値段と逆に並ぶ2台

TESSAN TS-WTA09 は3,899円で、USB-Cを単独で使えば65Wを出します。65W級のノートPCを1台充電できる機種の中では、今回いちばん安い1台です。AC差込口1口とUSB5口で、6台までつなげます。引き換えに、重さは240gと重い部類で、複数の口を同時に使ったときの合計は公表されていません。ノートPCとスマホを同時に挿したとき、ノートPCに何W回るかは買う前に確かめられません。

カシムラ NTI-516 は4,352円で、USB-C1から単独で45Wです。同時に使うと30W+15Wに分かれます。出力では1台前の TS-WTA09 に負けますが、SEタイプまで含む5形状に対応し、差込口は10種類のプラグを受けられます。交換用のヒューズも付いています。45Wで足りる小型のノートPCやタブレットを持っていくなら、形状の広さで選べる1台です。

5千円台:5形状の65Wと、1口だけ70Wの2台

カシムラ NTI-517 は NTI-516 の上位で、USB-C1から単独65W(PPS 63W)を出します。4つの口を同時に使っても45W+15Wを確保し、配分を公表している点で TS-WTA09 と違います。形状は NTI-516 と同じ5形状です。60Wを超えて充電するには、5Aに対応したeMarker付きのケーブルが要ります。手持ちのケーブルが3Aまでのものなら60Wで止まります。

MOMAX UA22 は、70WのUSB-CとAC差込口2口を持ちます。ACの2口にノートPCとカメラの純正充電器を挿し、USBでスマホも充電する、という使い方ができます。70Wを出すのは側面のUSB-C3だけで、C1とC2は5V/3Aの15Wです。全部の口を使ったときは45W+15Wになります。形状はA・C・O・BFの4つです。SEの形は持ちませんが、ドイツや韓国のSEの差込口にはCタイプのプラグで挿せます。

7千円台:100Wを2口から出せる1台

MOMAX UA23 は7,980円で、USB-C1とC2のどちらも単独で100Wを出します。全部の口を使っても65W+20W+15Wの合計100Wを保つので、ノートPCとタブレット、スマホを同じ晩に充電できるのは今回この1台だけです。代わりに276gと8台の中でいちばん重く、形状もSEの太いピンは持たず、ドイツや韓国ではCタイプのプラグで挿すことになります。

一晩で充電しきれるかを買う前に見積もる3手順

旅先のホテルでは、寝ている間にノートPCとスマホを1つの変換プラグで充電することが多いはずです。間に合うかどうかは、公式の値だけで買う前に見積もれます。

  1. 単独の値と、同時に使ったときの配分を両方確かめる。ノートPCに回るのは、スマホも挿した状態の値です。NTI-517 は単独65Wでも、スマホを足すと45Wになります。UA22 は70Wの口にPCを挿したときだけ45Wが残り、C1に挿せば15Wです
  2. 手順1の値を、ノートPCの純正アダプタのWと突き合わせる。純正が65WのPCに45Wを入れると、電源を切っていれば充電は進みますが、使いながらでは減ることがあります。15Wや20Wでは、機種によって充電を始めない、または低速の警告が出ることがあります
  3. AC差込口を使うなら、挿す機器の電圧と定格を確かめる。機器のアダプタに「100-240V」とあることと、合計が差込口のA数(今回は8Aか10A)に収まることの2つです。変換プラグは変圧しないので、100V専用の機器はここで外します

数字を当てはめると、純正65Wのノートと20Wのスマホを同時に挿した場合、次のようになります。

ノートPCとスマホを同じ晩に充電しきりたいなら、比較表のUSB同時の列が60W以上あるかどうかが分かれ目になります。NTI-516 も同時に使うと45Wですが、PCに回るのは30Wです。なお、USB-C単独で60Wを超える値(NTI-517 の65W、UA23 の100Wなど)で充電するには、NTI-517 のところで書いた5A対応のケーブルが要ります。NTI-517 と UA22 は同時に使うとPCへ回るのが45Wなので、そのときはケーブルを選びません。UA23 だけは同時でもPCに65Wが回るので、5Aのケーブルが要ります。どのケーブルが5Aに対応しているかはUSB-Cケーブルの比較で見分け方をまとめています。

一体型か、充電器と別の変換プラグを持つか

USB-Cの充電器を内蔵した一体型を選ばず、日本で使っている充電器に、USBの無い軽い変換プラグを組み合わせる手もあります。HPM83AWH は95gで5形状に対応するので、普段の65Wの充電器をAC差込口に挿せば、一体型と同じ65Wを出せます。机で使うUSB-C充電器の比較に並べた機種の多くは入力が100-240Vで、変換プラグさえあれば海外のコンセントでもそのまま使えます。

一体型の利点は、荷物が1つで済むことと、コンセントから浮いた位置に充電器がぶら下がらないことです。逆に、充電器と変換プラグを分けると、旅行のたびに買い直さずに済み、日本で使い慣れた充電器のW数をそのまま持ち出せます。どちらが軽くなるかは、手持ちの充電器の重さに HPM83AWH の95gを足して、USB-C付きの一体型の128g〜276gと比べると決まります。

ホテルの部屋で回線を受けて配り直すトラベルルーターの比較に並べた機種の多くもUSB-Cで給電するので、変換プラグに空いたUSB-Cの口があれば、ルーター用のアダプタを別に持たずに済みます。その場合は、手順1の配分にルーターのぶんも入れて見積もります。

独自採点で見る8台の差

商品カードの上にある独自採点の規則にそって点を出すと、総合点はヤザワ HPM83AWH の4.0がいちばん上に来ます。USB-Cを持たないのでノートPC充電は1点ですが、5形状・95g・2千円台で、残りの3項目がすべて5点だからです。純正のアダプタを持っていく人にとっては、この採点のとおりの1台です。

その次に TS-WTA09・NTI-516・NTI-517 の3台が3.8で並び、UA22(3.5)、TS-WTA10 と A9215(ともに3.2)、UA23(3.0)と続きます。3.8の3台は点の取り方がそれぞれ違い、TS-WTA09 はノートPC充電が5点で持ち歩きが2点、NTI-516 は差し込める形が5点でノートPC充電が4点、NTI-517 はノートPC充電と差し込める形がともに5点で値段が2点です。65WのPCを持っていき、行き先のSEの差込口にもしっかり刺したいなら、この3台のうち両方で5点を取るのは NTI-517 だけです。

いちばん高い UA23 は、ノートPC充電で5点を取りながら、持ち歩きと値段で点を落として3.0になります。この採点はUSB同時の列を入れていないので、ノートPCとタブレットを同時に充電できるという UA23 だけの強みは点に出ていません。同時に充電したいなら、総合点ではなく比較表のUSB同時の列を直接見てください。

まとめ:迷ったときの判断順

海外用の変換プラグは、65Wの TS-WTA09 が45Wの NTI-516 より安く、70Wの UA22 も70Wを出すのは1口だけ、というように値段からはUSB-Cの出力が読めません。次の順に決めると絞れます。

  1. 行き先の形状を確かめる。Oタイプの国へ行くなら A9215 を外します。ドイツや韓国などSEタイプの国はCタイプのプラグで8台とも挿せ、差込口に太いピンでしっかり刺したいなら HPM83AWH・NTI-516・NTI-517 の3台です
  2. ノートPCを変換プラグのUSB-Cで充電するかを決める。純正アダプタごと持っていくなら、USB-Cの出力は問わず、軽い HPM83AWH で足ります
  3. USB-Cで充電するなら、純正アダプタのWとUSB-C単独の列を突き合わせる。65W級なら TS-WTA09・NTI-517・UA22・UA23、45Wで足りるなら NTI-516 も入ります
  4. 同時に充電する台数を決める。スマホも同じ晩に充電するならUSB同時の列が60W以上の NTI-517・UA22・UA23、PCとタブレットを同時に充電するなら UA23 です
  5. AC差込口に挿す機器の電圧を確かめる。100V専用の機器は、どの変換プラグでも使えません

なお、この記事の仕様は、Anker(ankerjapan.com)・カシムラ(kashimura.com)・MOMAX(momax.net)の公式ページと、TESSAN・ヤザワについてはメーカー自身が出品している Amazon の商品説明の値です。カシムラの NTI-516 と NTI-517 は公式サイトに製品ページが無く、出力・配分・形状の記載が一字一句同じ店頭型番 WP-116M・WP-117M の公式ページの値を使いました。重さもWP側の値で、同じ仕様であることはこちらの照合から推したもので、メーカーは明言していません。8台を実際の旅先で使って充電の速さを測ってはいません。商品カードと本文の参考価格は楽天またはAmazonの価格を参考にした値で、時期によって変わります。

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