MacBookを安く買う方法5つ 学割・整備済・ギフトカードの重ね方
Macは値引きが少ない製品です。それでも安く買う手立ては複数あって、学生・教職員価格、認定整備済製品、Apple Gift Cardのポイント、家電量販店のポイント、下取りあたりが定番として挙がります。
ただ、どの記事も手段を並べるところで終わっていて、どれとどれを同時に使えるのかが書かれていません。実際には重ねられる組み合わせと重ねられない組み合わせがあり、順番を間違えると片方を捨てることになります。ここを先に整理します。
目次(8項目)
割引の出どころは2系統しかない
手段は5つありますが、お金がどこから出ているかで見ると2種類しかありません。Appleが本体価格を下げているか、店がポイントを付けているかです。
| 手段 | 割引の出どころ | 受け取り方 |
|---|---|---|
| 学生・教職員価格 | Appleの値引き | 本体価格が下がる |
| 認定整備済製品 | Appleの値引き | 本体価格が下がる |
| Apple Gift Card | 買った店のポイント | 支払いに充てる |
| 家電量販店で本体を買う | 店のポイント | 次の買い物に使える |
| 下取り | Appleの値引き | 本体価格から引かれる |
この分け方が効くのは、同じ系統どうしは重ねられないからです。Appleの値引きは注文1件につき1つしか適用されず、店のポイントはその店で買ったぶんにしか付きません。逆に、系統が違えば同時に成立します。
学割と整備済製品は重ねられない
いちばん間違えやすいのがここです。学生・教職員価格と認定整備済製品は、どちらもAppleの値引きなので同時には使えません。Appleの販売条件にも、整備済製品は割引価格の対象外だと書かれています。
学生証を持っている人が整備済製品のページで安い型落ちを見つけても、そこから学割はかかりません。逆に、学割で新品を買うなら整備済の在庫を見る意味はありません。どちらか一方を選ぶことになります。
値引き幅で選ぶなら、整備済製品のほうが大きくなりやすい構図です。学割は数万円の値引きにとどまるのに対し、整備済製品は世代が1つ古いものが混ざるぶん下がり方が大きくなります。ただし整備済製品は在庫が入れ替わるので、欲しい構成が常に並んでいるわけではありません。
ギフトカードは支払い手段なので、どちらとも重ねられる
Apple Gift Cardは値引きではなく支払い手段です。だから学割でも整備済製品でも使えます。ここが「重ねられる唯一の軸」になります。
使い方には上限があります。Apple Storeのオンラインでは1回の注文でギフトカードを8枚まで、直営店では20枚まで使えます。8枚を超える場合は、先にApple Accountへ残高としてチャージしてから、支払い方法でアカウント残高を選ぶと回避できます。クレジットカードとの併用もできるので、足りないぶんはカードで払えます。
ギフトカードをどこで買うかで結果が逆になる
ここが本題です。ギフトカードは「ポイントの付く店で買って、Apple Storeで使う」ことで初めて得になります。ところが、買う店によってポイントが付いたり付かなかったりします。
家電量販店では付きません。ギフトカードは金券の扱いなので、ポイント付与の対象外になっています。ヨドバシカメラやビックカメラで還元率が10%前後だからといって、そこでギフトカードを買っても1円も戻りません。支払いに使ったクレジットカード側のポイントが付くだけです。
楽天市場では付きます。ただし条件があって、Apple Gift Cardの認定店で買った場合に限られます。認定店以外の出品はポイントもキャンペーンも対象外になります。認定店で買えば基本のポイントが付き、買い回りのキャンペーンや自分のSPUの倍率が乗ります。
つまり同じ「ギフトカードでポイントを稼ぐ」でも、量販店でやると成果はゼロ、楽天の認定店でやると数%から十数%になります。手段の名前ではなく、どこで買うかで結果が決まります。
量販店で本体を買うルートはどうか
ギフトカードではなく本体を量販店で買う手もあります。この場合はポイントが付きますが、Apple製品は他の家電と還元率が違います。店の看板が10%前後でも、Apple製品は1%から5%あたりに設定されています。
そして量販店で買うとAppleの直販ではなくなるので、学割も整備済製品も使えません。系統が「店のポイント」に固定されるぶん、上の組み合わせに勝ちにくくなります。店頭で実機を触ってその場で持ち帰れること、独自の延長保証を付けられることが、この経路の値打ちです。
いちばん取り返しがつかないのはメモリです
ここまでは買い方の話でした。開発機として買うなら、それより先に決めることがあります。Apple Siliconのメモリはチップに統合されていて、購入後に増やせません。内蔵ストレージも交換できません。安く上げようとして容量を落とすと、そこだけは後から取り返せないことになります。
逆に言うと、世代を落とすのは取り返しがつきます。1つ前の世代の16GBと、最新世代の8GBなら、開発に使うのは前者のほうが長持ちします。整備済製品が効くのはここで、同じ予算で世代を落として容量を上げる、という交換ができます。
ストレージのほうは逃げ道があります。本体の容量を1段上げる金額と、同じ容量の外付けSSDの値段を見比べると、外付けのほうが安く付くことが多くなります。ビルド成果物やVMのイメージのように、常時持ち歩かなくてよいものを外に出す使い方です。
MacはUSB4に対応しているので、この手の外付けSSDを挿すだけで公称に近い速度が出ます。規格ごとの実測の目安と、Macでは速度が出ない規格についてはプログラマー向け外付けSSD6選にまとめています。
画面と入力機器は後から足せます
本体を安く抑えたぶんを何に回すかも、先に決めておくと迷いません。メモリと違って、画面もキーボードも後から足せます。
ノートPCの画面が小さいと感じるなら、外部モニターを足すほうが本体を上のモデルにするより安く済みます。何枚つなげるかは機種で決まっていて、値段では決まりません。自分の機種で何枚出せるかは外部モニターが何枚つながるか判定で確かめられます。つなぐ側の機械はUSB-Cドック6選です。
キーボードも同じで、本体のキーボードが合わなくても外付けで解決します。Vimを使うならCtrlキーの位置が効いてくるので、Vimmerがキーボード選びで重視すべきポイントを先に読んでおくと、買い直しが減ります。
まとめ:判断の順番
手段を全部並べてから選ぼうとすると迷います。次の順に決めると1本に絞れます。
- メモリを何GBにするか決める。後から増やせないので、ここだけは予算より先に決めます
- 学割が使えるか確かめる。使えるなら新品、使えないなら整備済製品を見ます。両方は使えません
- ギフトカードを楽天の認定店で買う。Apple Gift Card 認定店以外と量販店ではポイントが付きません
- 足りないぶんはクレジットカードで払う。オンラインはギフトカード8枚までなので、超えるならアカウントにチャージします
- ストレージは外付けで逃がす。本体の容量を上げるより安く、あとから足せます
なお、この記事に書いた条件はAppleと各店の公表内容によります。学割のキャンペーンやポイントの倍率は時期で変わるので、金額そのものは購入前に各社のページで確かめてください。整備済製品の在庫も入れ替わります。