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ノートPC用セキュリティワイヤーおすすめ8選 穴の形・錠・太さで比較

2026-10-20 公開 ・ 本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

家電量販店のセキュリティワイヤーの棚には、980円から5千円台まで同じような輪っかのワイヤーが並びます。値段が6倍近く開いているので、高いものほど多くのPCに付けられて、切られにくいのだろうと読むのが自然です。

ところが、PCに付けられるかどうかは値段の順に広がりません。参考価格4,680円のStarTech LTLOCKKEYと3,539円のエレコム ESL-703は、それぞれ1種類の穴にしか刺さりません。2,039円のエレコム ESL-3Aは、取り付け部品を替えて3種類の穴すべてに付けられます。反対に、ESL-3Aのワイヤー径は8本でいちばん細い2.2mmで、いちばん太い5.0mmは2,180円のサンワ SLE-39Sが持っています。

ノートPCのロック穴には大きさの違う3種類があり、標準の穴に合わせた金具は薄型ノートの小さい穴に入りません。MacBookにはそもそも穴がありません。ここでは8本を参考価格の順に並べ、対応スロット・錠の方式・ワイヤーの長さと太さ・重さで比べます。

目次(10項目)

先に結論:迷ったらこの3本から

8本を全部読む前に、使い方ごとの答えを置いておきます。根拠はこのあとの比較表と商品紹介で確かめられます。

こんな人選ぶなら理由
自分のPCの穴の形が分からない。買い替えても使いたいエレコム ESL-404(参考価格3,280円)標準・Nano・Wedgeの3種類に対応し、ワイヤー径4.5mm・長さ2.0mです。3種類対応でワイヤー径4.4mm以上の3本では、いちばん安い参考価格です
標準の穴のPCを毎日カフェに持ち歩くStarTech LTLOCK3DCOIL(参考価格980円)重さ79gで8本でいちばん軽く、巻き取り式なので使わないときは約27cmに縮みます。刺さるのは標準の穴だけです
標準の穴のPCを机に据え置き、切られにくさを優先するサンワ SLE-39S(参考価格2,180円)ワイヤー径5.0mmは8本でいちばん太く、長さも2.0mあります。164gと重いので持ち歩きには向きません

まず自分のPCの穴の形を確かめる

セキュリティワイヤーは、PCの側面にある小さな穴(セキュリティスロット)に金具を差し込み、中で金具を回したり開いたりして引っかけ、ワイヤーの反対側を机の脚に回して留める道具です。サンワサプライの解説によると、留めたあとはワイヤーを切るような強硬手段でしか外せません。だからこそ、最初に決まるのは錠でもワイヤーでもなく、自分のPCの穴にその金具が入るかどうかです。

穴の大きさは、同じ解説ページに3種類が並んでいます。

小さい2種類の穴には、標準の穴とは別に設計された金具が要ります。標準の金具は幅7mm前後の穴を前提にしているので、高さ2.5mmのNanoの穴にもWedgeの短い穴にも入りません。この記事の8本では、標準だけに対応するものが3本、Wedgeだけに対応するものが1本、3種類すべてに対応するものが4本です。2種類だけに対応するものは今回の8本にはありません。

見分け方は3つあります。いちばん確実なのはPCのメーカーの仕様表を見ることで、「セキュリティスロット」「セキュリティロックスロット」などの欄に形の名前が出ていれば、それで決まります。仕様表に形が書いていないときは、穴を定規で測ります。長辺が7mm前後なら標準、6mm前後で高さが2.5mmほどの細長い穴ならNano、長辺4.5mmほどの短い穴ならWedgeです。穴のそばに小さな錠前の刻印がある機種も多く、それがロック用の穴だという目印になります。

それでも判断が付かないなら、3種類対応の型を選ぶのがいちばん安全です。今回の8本では、2,039円のESL-3Aから5千円台のLTULOCK4Dまで4本がこれに当たります。PCを買い替えたときに穴の形が変わっても、ワイヤーを買い直さずに済みます。

並べ直すとこうなります

各社の公式仕様に載っている値だけを並べました。重さはワイヤーと錠を合わせた本体の値です。

製品名スロット錠の方式長さ(m)径(mm)重さ(g)
StarTech LTLOCK3DCOIL標準のみダイヤル3桁1.83.279
エレコム ESL-3A3種南京錠1.72.286
サンワ SLE-39S標準のみダイヤル4桁2.05.0164
エレコム ESL-4043種ダイヤル4桁2.04.5133
エレコム ESL-703Wedgeのみ鍵2.04.4118.6
StarTech LTLOCKKEY標準のみ鍵2.04.0124
サンワ SLE-89S-13種鍵2.04.4136
StarTech LTULOCK4D3種ダイヤル4桁2.04.4126

並べると、スロットの列は値段と噛み合っていません。標準のみの3本は980円・2,180円・4,680円と散らばり、3種対応の4本も2,039円から5,787円まで開いています。いちばん高いLTULOCK4Dと3,280円のESL-404は、スロットもダイヤル4桁という錠の方式も同じで、ワイヤー径はESL-404のほうが0.1mm太いくらいです。違いは、LTULOCK4Dがヘッドを付け替えて3種類の穴に合わせる形で、ESL-404が1つの金具で3種類に合わせる形だという点です。

径の列は、軽さとほぼ引き換えになっています。80gを切るのは3.2mmのLTLOCK3DCOILだけで、2.2mmのESL-3Aも86gです。4.0mm以上の6本は118.6gから164gに収まります。持ち歩く日が多いなら細く軽いほう、机に据え置くなら太いほう、と使い方で選び分けることになります。なお、ワイヤー径の数字はメーカーの公称値で、同じ太さでも芯線の構造や被覆の違いで切れにくさは変わります。ここでは公式の値を比べる以上のことは言えません。

使い道から引き当てる

自分の条件に近い行から、候補を拾ってください。

あなたの条件候補
穴が標準で、毎日持ち歩くStarTech LTLOCK3DCOIL
穴が標準で、机に据え置くサンワ SLE-39S、StarTech LTLOCKKEY
DellやHPの薄型機で、穴がWedgeと分かっているエレコム ESL-703、または3種対応の4本
穴の形が分からない、複数台に使い回すエレコム ESL-404、サンワ SLE-89S-1、StarTech LTULOCK4D
薄型ノートを安く留めたいエレコム ESL-3A
暗証番号を覚えておく自信が無い鍵式のESL-3A・ESL-703・LTLOCKKEY・SLE-89S-1

おすすめのセキュリティワイヤー8選

千円以下:巻き取り式で79g、刺さるのは標準の穴だけ

独自採点の規則(5項目・各5点)

楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。

対応スロットの広さ
比較表のスロット。3種=5 / 2種=3 / 1種(標準のみ・Wedgeのみ)=2。自分のPCの穴が分かっていてほかに使い回さないなら、1種でも用は足ります
ワイヤーの太さ
比較表の径(mm)。3mm未満=2 / 4.4mm未満=3 / 4.4mm以上=5。公称値の比較で、切れにくさを実測したものではありません
取り回しの長さ
比較表の長さ(m)。1.2m未満=2 / 1.8m未満=3 / 1.8m以上=5。太い机の脚や柱に回すときは長いほうが余裕があります
持ち運びの軽さ
比較表の重さ(g)。80g未満=5 / 150g未満=3 / 150g以上=2。机に据え置くなら、この点の低さは気にしなくて構いません
導入しやすさ
参考価格。2千円未満=5 / 3千円未満=4 / 4千円未満=3 / 6千円未満=2 / それ以上=1

参考価格・スロット・長さ・径・重さは、記事の比較表と商品カードに載せている値をそのまま使っています。錠の方式(鍵かダイヤルか)は採点に入れていません。何を失くしやすいかで向き不向きが決まる項目で、点にすると片方だけが理由なく上に来てしまうためです。巻き取り式かどうかも同じ理由で本文に回しています。ワイヤー径はメーカーの公称値で、8本を集めて切断の耐性を実測したものではありません。8本とも楽天のレビューが無いか少なく、楽天レビューの平均はどのカードにも出ていません。

ワイヤーが電話のコードのようにコイル状に縮み、伸ばすと1.8m、縮めると約27cmに収まります。重さは79gで、ノートPCケースのポケットに入れたままでも気になりません。錠は3桁のダイヤルで、鍵を別に持ち歩く必要もありません。

代わりに、金具は標準の約3×7mmの穴にしか入りません。ワイヤー径も3.2mmで、太い型の4.4mm以上と比べると細めです。カフェで数分席を外す間の「持って行かれにくくする」用途と割り切れるなら、この値段でいちばん持ち歩きやすい1本です。

2千円前後:3種類の穴に付く南京錠式、ワイヤーは2.2mm

ワイヤーと南京錠、取り付け部品の組み合わせで、部品を付け替えると標準・Nano Saver・Wedgeの3種類の穴に付けられます。3種類に対応する4本の中でいちばん安く、薄型ノートの小さい穴を2千円前後で留められるのはこの1本だけです。

気を付けたいのはワイヤーの細さです。径2.2mmは8本でいちばん細く、長さも1.7mと8本でいちばん短くなります。太い机の脚に回すと余りが少ないので、細い脚や棚の柱に回す前提で考えるのが無難です。

2千円台:5.0mmのいちばん太いワイヤー、刺さるのは標準の穴だけ

ワイヤー径5.0mmは8本でいちばん太く、長さも2.0mあります。4桁のダイヤル錠とワイヤーが一体で、付け根が首振り180度・回転360度に動くので、PCの穴の位置に合わせてワイヤーを逃がせます。

重さは164gで8本でいちばん重く、対応するのは標準の穴だけです。持ち歩くより、事務所や自宅の机に置いたままのPCを留めておく用途に向きます。

3千円台前半:3種類の穴と4.5mmを両立したダイヤル式

標準・Nano Saver・Wedgeの3種類に対応し、ワイヤー径は4.5mm、長さは2.0mです。3種類に対応する4本の中で、太さ・長さ・値段の釣り合いがいちばん良く、独自採点の総合点でも8本の最上位になります。

錠は4桁のダイヤルシリンダー錠です。鍵を持ち歩かずに済む反面、番号を忘れると自分では開けられません。重さは約133gで、巻き取り式の倍近くになります。

3千円台後半:DellやHPのWedgeの穴専用の鍵式

約3.2×4.5mmのWedgeの穴だけに合わせて作られた型です。ワイヤー径4.4mm・長さ2.0mで、首振り90度とヘッドの360度回転により、ポートが近くに並んでいても差し込みやすい形になっています。

ただし、Wedge以外の穴には刺さりません。参考価格は3種類対応のESL-404より259円高く、ESL-3Aより1,500円高いのに、対応する穴は1種類です。自分のPCがWedgeだと確かめてあり、ほかのPCに使い回す予定が無いときに選ぶ型です。

4千円台:押して閉める鍵式、刺さるのは標準の穴だけ

金具を差し込んでボタンを押し込むだけで施錠でき、開けるときだけ付属の鍵を使います。同じ鍵が2本付くので、1本を予備にしておけます。ワイヤー径は4.0mm、長さは2.0m、重さは124gです。ワイヤー径はメーカーのデータシートが4mmと4.4mmの両方を書いており、ここでは小さいほうを採りました。

この値段でも、刺さるのは標準の穴だけです。同じ標準専用でワイヤーが太いSLE-39Sは2,180円なので、この型を選ぶ理由は「押すだけで閉まる」「鍵が2本ある」という使い勝手のほうにあります。

5千円台前半:3種類の穴に1本で付く鍵式

標準・Noble Wedge・Nano Saverの3種類に対応するシリンダ錠の型です。ワイヤーと錠が一体になっているので、別の錠や取り付け部品を持ち歩く必要がありません。ワイヤー径4.4mm・長さ2.0m・重さ136gです。

3種類に対応して鍵で開けるという組み合わせは、8本ではこれと南京錠式のESL-3Aだけです。ESL-3Aよりワイヤーが2倍太く、錠も一体なので、番号を忘れる心配をせずに太いワイヤーを使いたいならこちらになります。

5千円台後半:ヘッドを付け替えて3種類の穴に合わせるダイヤル式

付け替え式のヘッドで標準・Nano・Wedgeの3種類に対応します。4桁のダイヤル錠で、重さは126gと3種類対応の中では軽めです。ワイヤー径4.4mm・長さ2.0mです。

比較表の値では、3,280円のESL-404とスロット・錠の方式・長さが同じで、ワイヤー径は0.1mm細く、重さは7g軽い、という差にとどまります。使わないヘッドは手元で保管することになるので、失くさない置き場所も決めておきます。

MacBookなど穴の無いPCの守り方

現行のMacBook AirとMacBook Proの本体には、セキュリティスロットがありません。この記事の8本はどれも穴に金具を差し込む前提なので、そのままでは付けられません。薄型のWindowsノートやタブレット型のPCにも、穴を持たない機種があります。

穴の無いPCを留める方法は、大きく2つに分かれます。

どちらも、留めたあとの取り外しやすさと守りの強さが引き換えになります。カフェで数分席を外す間だけなら、ワイヤーで留めるより、PCを持って立つほうが確実なこともあります。

鍵とダイヤルの選び方

錠の方式は採点に入れていません。どちらが上ということはなく、何を失くしやすいかで決まるためです。

ダイヤル式(LTLOCK3DCOIL・SLE-39S・ESL-404・LTULOCK4D)は鍵を持ち歩かずに済み、複数人で1本を共有するときも番号を伝えれば足ります。そのかわり番号を忘れると開けられません。番号はパスワード管理アプリなど、PCとは別の場所に控えておきます。

鍵式(ESL-3A・ESL-703・LTLOCKKEY・SLE-89S-1)は番号を覚える必要がありませんが、鍵を失くすと同じことが起きます。LTLOCKKEYは同じ鍵が2本付くので、1本を家に置いておけます。

セキュリティワイヤーが守るのはPC本体の持ち去りだけです。セキュリティキーの比較で扱ったアカウントの守りや、のぞき見防止フィルターの比較で扱った画面の守りとは役目が分かれています。カフェで作業するなら、画面はフィルターで、本体はワイヤーで、と組み合わせることになります。持ち歩くなら、ノートパソコンケースの比較で、ワイヤーを入れておけるポケットがあるかも見ておくと迷いません。

よくある質問

ケンジントンロックとセキュリティワイヤーは別のものですか

同じものを指しています。ケンジントンはこの種の製品を広めたメーカーの名前で、標準の約3×7mmの穴とそこに差す錠を、メーカーを問わずケンジントンロックと呼ぶことが多くなっています。サンワサプライの解説でも、セキュリティワイヤー・ワイヤーロック・チェーンロック・ケンジントンロックが同じ用具の呼び名として並べられています。商品名にケンジントンと入っているかどうかより、対応スロットの欄を見て選んでください。

モニターや外付けHDDにも使えますか

機器に同じ穴があれば使えます。サンワサプライの解説は、セキュリティスロットがある機器としてノートPCのほかに液晶ディスプレイやハードディスクを挙げています。穴の形はノートPCと同じく機器ごとに違いうるので、仕様表か定規で確かめてから選びます。PCとモニターを1本でまとめて留めたいなら、ワイヤー長2.0mの型のほうが回しやすくなります。

ワイヤーを切られたら意味がないのでは

工具を持ち込んで時間をかければ、どのワイヤーも切れます。セキュリティワイヤーの役目は、置き引きのように数秒で持ち去る盗難をあきらめさせることです。そのためにはワイヤーが太いほど有利で、この記事の採点でも径4.4mm以上を最上段にしています。人の目が無い場所に長時間置いておく使い方には、ワイヤーだけで足りると考えないほうが安全です。

机の脚が太くてワイヤーが回らないときは

回す相手は机の脚に限りません。サンワサプライの解説も、机の脚や柱など簡単に動かせないものに巻き付けるとしています。抜き取られない形の物であれば、棚の柱でも使えます。太い脚に回すなら、長さ1.7mのESL-3Aや1.8mのLTLOCK3DCOILより、2.0mの6本のほうが余裕があります。

まとめ:判断の順番

値段の順に見ていくと、高い型ほど多くの穴に刺さるとは限らない、という逆転に当たります。次の順に決めると絞れます。

  1. 自分のPCの穴の形を確かめる。仕様表を見るか定規で測り、標準・Nano・Wedgeのどれかを決めます
  2. 穴が無ければワイヤー以外を考える。MacBookは接着式の金具か、本体を挟んで固定するスタンドになります
  3. 形が分からない・使い回すなら3種対応にする。ESL-3A・ESL-404・SLE-89S-1・LTULOCK4Dの4本です
  4. 持ち歩くか据え置くかで太さと重さを選ぶ。持ち歩くなら80g前後、据え置くなら径4.4mm以上です
  5. 失くしやすいほうで錠を決める。番号を忘れそうなら鍵式、鍵を失くしそうならダイヤル式にします

なお、この記事の仕様は各社の公式製品ページとデータシートに載っている値です。8本を集めて切断の耐性を実測したものではありません。参考価格は掲載時点で取得したもので、LTLOCKKEYは楽天、ほかの7本はAmazonの価格です。

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