ストリーミング端末おすすめ6選 Vega OS・AV1・有線LANで比較
2026年9月30日に出た Fire TV Stick 4K(第3世代)は参考価格11,980円で、1,000円高いだけの 4K Plus(12,980円)より新しい機種です。それなのに、Dolby Visionに対応しておらず、Androidアプリもそのままでは動きません。新しいほうが、できることが少ないのです。いちばん高い44,800円の Apple TV 4K は、公式の対応フォーマット一覧にAV1の記載がありません。値段の順にも、発売の順にも、できることは増えていきません。
ここでは Amazon の Fire TV 4台、Google TV Streamer、Apple TV 4K の6台を、参考価格の順に並べます。順位は付けません。OS(アプリの足し方)・AV1・Dolby Vision・有線LANの4点を先に配ってから、価格帯ごとに見ていきます。
目次(9項目)
先に自分のテレビ・プロジェクターと、使うアプリを調べる
端末を見比べる前に、手元で3つ調べておきます。ここが分かると、6台のうち何台が候補に残るかがだいたい決まります。
- テレビやプロジェクターが受けられるHDRの形式:Dolby Visionで見たいなら、端末だけでなく映す側もDolby Visionに対応している必要があります。映す側がHDR10までなら、端末のDolby Vision対応は使われません。取扱説明書か仕様表の「HDR」の欄に、HDR10・HDR10+・Dolby Vision・HLGのどれが並んでいるかを見ます
- 使っているアプリと、その入れ方:見ている配信サービスの名前を書き出し、そのなかに今の端末へ手で入れたAndroidアプリ(APK)があるかを確かめます。ストアから入れたものだけなら次の節のOSの違いはあまり効かず、手で入れたものが1つでもあるなら、OSの選び方がそのまま使えるかどうかを決めます
- テレビの裏まで有線LANが来ているか:ルーターやハブのLANポートがテレビの近くにあるか、ルーターから壁を何枚隔てているかです。有線でつなげる場所なら、本体にLAN端子がある機種か、別売のアダプターを足せる機種かで手間が変わります
プロジェクターに挿す場合は、もう1つ見ておきます。本体にHDMIの入力があっても、端末へ給電するUSB端子があるとは限りません。6台のうち、公式にテレビのUSBポートからの給電をうたっているのは Fire TV Stick 4K(第3世代)だけで、ほかは電源アダプターをコンセントに挿す前提です。プロジェクター本体のOSでNetflixが映らない、という理由で端末を足すときの事情は、モバイルプロジェクターの比較でNetflixの認証の仕組みから書いています。
OSは4系統に分かれます
ストリーミング端末の違いは、まずOSで決まります。この6台に載っているのは Vega OS・Fire OS・Google TV・tvOS の4つで、アプリの入れ方がそれぞれ違います。
- Vega OS(4K Select・4K 第3世代):Amazon が新しく作ったOSで、Androidではありません。Amazon は開発者向けのページで「Fire TV Stick 4K Select以降、今後登場するすべてのFire TV Stick製品はVegaベースで動作します」と書いており、アプリは React Native を使う Vega SDK で作り直したものになります。Androidアプリはそのままでは動かず、使えるのは Amazon のアプリストアに並んでいるものです
- Fire OS(4K Plus・4K Max 第2世代):Android をもとにした Amazon のOSで、この2台は Fire OS 8(Android 11ベース)です。Amazon のアプリストアに加えて、Android向けに作られたアプリを手で入れる使い方が今もできます
- Google TV(Google TV Streamer):Android TV の上に Google のホーム画面を載せたもので、アプリは Google Play から入れます。Android の系統なので、Fire OS と同じくAndroidアプリを手で入れられます
- tvOS(Apple TV 4K):Apple のOSで、アプリは App Store からだけ入れられます。iPhone や Mac からの AirPlay で画面を送れるのは、この系統の強みです
Amazon の4台が同じ「Fire TV」の名前で並んでいるのに、中身は2系統に割れています。4K Plus と 4K Max が Fire OS、2025年に出た 4K Select と2026年の 4K(第3世代)が Vega OS です。Amazon の売り場で「いちばん新しい4Kを」と選ぶと、Fire OS で使えていたアプリが無くなる、という買い間違いがここで起きます。海外の報道では、新しいFire TV Stickで手作業のアプリの追加(サイドロード)ができなくなると伝えられています(AFTVnewsの記事)。
この記事が Amazon の端末を4台入れているのは、この逆転を並べて見せるためです。もう1つの理由は、Amazon が全機種のOS・AV1・Dolby Vision・有線LANの扱いをFire TVのデバイス仕様の表1枚で公表していることです。Google は本体の仕様ページにコーデックを書いておらず、AV1 の対応は開発者向けのCastのメディア仕様にしか出てきません。Apple はApple TV 4Kの仕様に対応フォーマットの一覧を出していますが、載っていないものは書かれていません。Amazon には本体にLAN端子を持つ Fire TV Cube(第3世代、29,980円)もありますが、入れると5台になるので本文で触れるだけにしています。
並べ直すとこうなります
| 製品 | 参考価格 | OS | AV1 | Dolby Vision | 有線LAN |
|---|---|---|---|---|---|
| Fire TV 4K Select | 10,980円 | Vega OS | あり | 非対応 | 別売アダプター |
| Fire TV 4K(第3世代) | 11,980円 | Vega OS | あり | 非対応 | 別売アダプター |
| Fire TV 4K Plus | 12,980円 | Fire OS 8 | あり | 対応 | 別売アダプター |
| Fire TV 4K Max(第2世代) | 15,980円 | Fire OS 8 | あり | 対応 | 別売アダプター |
| Google TV Streamer | 16,500円 | Google TV | あり | 対応 | 本体にあり |
| Apple TV 4K 128GB | 44,800円 | tvOS | 記載なし | 対応 | 本体にあり |
上から下へ参考価格が上がる並び(商品カードの順)です。OSの列は、いちばん安い2台が Vega OS で、その上の2台が Fire OS 8 です。値段が上がると Vega OS から Fire OS に戻る、という順になっています。
Dolby Visionの列も同じ所で割れます。非対応なのは Vega OS の2台だけで、HDRは HDR10・HDR10+・HLG までです。12,980円の 4K Plus から上は、6台のうち4台がDolby Visionに対応しています。Apple TV 4K の対応はプロファイル5です。
AV1の列は、逆にいちばん高い Apple TV 4K だけが「記載なし」です。Fire TV の4台は Amazon の仕様表にAV1のハードウェアデコードが載っており、Vega OS の2台は4K・60fpsまでと書かれています。Google TV Streamer は Cast のメディア仕様に AV1 Main の4K60 が出てきます。AV1 は YouTube などが配信に使っている新しいコーデックで、端末がこれを受けられないと、同じ画質でもより大きなデータで送られてくる形式に切り替わります。
有線LANの列は、値段の順にそのまま並びます。Fire TV の4台はどれも本体にLAN端子が無く、Amazon 純正のイーサネットアダプターをつなぐ形です。本体に端子があるのは Google TV Streamer(10/100/1000)と Apple TV 4K の2台だけです。Apple TV 4K は、34,800円の64GBモデルが Wi-Fi のみで、ギガビットEthernetを持つのはこの128GBの Wi-Fi + Ethernet モデルに限られます。
用途から引き当てる
自分の条件が決まっているなら、表を上から読むより、条件から機種を引いたほうが早く決まります。
| 条件 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 手で入れたAndroidアプリを使い続けたい | 4K Plus / 4K Max / Google TV Streamer | Android系のOSで手で入れられる。Vega OSの2台は、報道では手で入れられなくなったと伝えられている |
| Dolby Visionのテレビで見たい | 4K Plus / 4K Max / Google TV Streamer / Apple TV 4K | Vega OSの2台は HDR10・HDR10+・HLG まで |
| ルーターから遠く、Wi-Fiが途切れる | Google TV Streamer / Apple TV 4K 128GB | 本体にLAN端子があり、アダプターが要らない |
| テレビやプロジェクターのUSBから給電したい | 4K(第3世代) | 公式にUSBポートからの給電をうたうのはこの1台 |
| iPhone・Macから画面を送りたい | Apple TV 4K | AirPlayが使えるのはtvOSだけ |
| Matter対応の機器を家に置いている | Google TV Streamer / Apple TV 4K 128GB | Threadのボーダールーターを兼ねる |
| ストアにあるアプリだけで足り、最安で4Kにしたい | 4K Select | 10,980円でAV1の4K60まで受けられる |
最後の行は、使うアプリが Amazon のアプリストアに揃っていると確かめた場合に限ります。確かめ方は「買う前に」の節で3手順にしています。
おすすめのストリーミング端末6選
1万1千円前後:Vega OSで動く2本
Fire TV Stick 4K Select は、6台のうちいちばん安い10,980円の4Kスティックで、Vega OS で動く最初の機種です。AV1 は4K・60fpsまでハードウェアで再生でき、HDR は HDR10・HDR10+・HLG に対応します。Wi-Fi は 802.11ac(Wi-Fi 5)で、ストレージは8GBです。
引き換えは、この記事の軸の2つです。Dolby Vision に対応しておらず、アプリは Amazon のアプリストアにあるものに限られます。テレビが Dolby Vision に対応していない、使うアプリはストアにある、の2つがそろう人には、いちばん安く4Kにできる1本です。
独自採点の規則(5項目・各5点)
楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。
- 値段
- 参考価格。12,000円未満=5 / 14,000円未満=4 / 20,000円未満=3 / それ以上=1
- アプリの自由度
- 比較表のOSの列。Fire OS 8・Google TV(Androidアプリを手で入れられる)=5 / tvOS(App Storeのみ)=3 / Vega OS(Amazonのアプリストアのみ)=1
- AV1
- 比較表のAV1の列。あり=5 / 記載なし=1
- Dolby Vision
- 比較表のDolby Visionの列。対応=5 / 非対応=1
- 有線LAN
- 比較表の有線LANの列。本体にあり=5 / 別売アダプター=3 / なし=1
この独自採点は、比較表の参考価格・OS・AV1・Dolby Vision・有線LANの5列で付けています。値はメーカーの公式仕様で、Fire TV の4台は Amazon のデバイス仕様の表、Google TV Streamer は Google ストアの仕様と Cast のメディア仕様(AV1)、Apple TV 4K は Apple の仕様ページから取っています。アプリの自由度は、Androidアプリを手で入れられる Fire OS と Google TV を高く、App Store からだけ入れる tvOS を中、公式にストア以外から入れる方法が示されず、報道では手で入れられなくなったと伝えられている Vega OS を低く置いています。Apple TV 4K の AV1 は、公式の対応フォーマット一覧に載っていないので「記載なし」として1点にしています。Fire TV の有線LANは、Amazon 純正のイーサネットアダプターをつなぐ形なので3点です(Fire OS の2台は10/100Mbps)。Wi-Fi の規格・ストレージ・Thread のボーダールーターかどうかは、差の向きが用途で変わるため、採点に入れず本文で扱っています。
Fire TV Stick 4K(第3世代)は、2026年9月30日に出た新しい4Kスティックで、参考価格は11,980円です。4K Select との差は、Wi-Fi 6 に対応したこと、テレビのUSBポートから給電できること、新しいリモコンが付くことです。OS は Vega OS 2.0 で、Dolby Vision に対応していない点も 4K Select と同じです。
USBポートから給電できるのは、プロジェクターに挿すときに効きます。本体のUSB端子から電源が取れれば、電源アダプターのためにコンセントをもう1口探さずに済みます。ただし、端子の出力が足りるかは映す側の仕様で決まるので、本体側のUSB端子の電流値を先に見ておきます。
1万3千円:Fire OSが残る4K Plus
Fire TV Stick 4K Plus は12,980円で、4K(第3世代)より1,000円高いだけです。OS は Fire OS 8(Android 11ベース)で、Androidアプリを手で入れる使い方ができます。Dolby Vision と AV1 の両方に対応し、Wi-Fi は Wi-Fi 6 です。
Vega OS の2本に無いものを、1,000円の差で持っているのがこの機種です。気になるのは、公式にはテレビのUSBからの給電をうたっておらず、電源アダプターをつなぐ前提であること、有線LANは別売のアダプターで10/100Mbpsになることです。今の Fire TV で手作業で入れたアプリを使っているなら、買い替え先はこの機種か、次の 4K Max になります。
1万6千円前後:Wi-Fi 6Eの4K Maxと、LAN端子を持つGoogle TV Streamer
Fire TV Stick 4K Max(第2世代)は15,980円で、Fire OS 8 で動く Fire TV Stick の上位機です。4K Plus との差は、Wi-Fi 6E(6GHz帯)に対応していることと、ストレージが16GBと倍あることです。OS・Dolby Vision・AV1・有線LANの扱いは 4K Plus と変わりません。
3,000円の差で何が得られるかは、ルーターが6GHz帯を出しているかで決まります。ルーターが Wi-Fi 6E 以上でなければ、6GHz帯にはつながらず、4K Plus と同じ Wi-Fi 6 で動きます。アプリやゲームを多く入れる人には、16GBのストレージが効きます。
Google TV Streamer は16,500円の箱型で、6台のうち唯一、Fire TV の価格帯のまま本体にLAN端子を持っています。端子は10/100/1000のギガビットで、アダプターを足さずに有線LANにつなげます。Dolby Vision・HDR10・HDR10+・HLG に対応し、AV1 も受けられます。ストレージは32GBです。
気になるのは Wi-Fi が 802.11ac(Wi-Fi 5)で、4K(第3世代)や 4K Plus の Wi-Fi 6 より古い規格であることです。有線でつなぐ前提ならここは効かず、無線で使う予定なら Fire TV の Wi-Fi 6 の機種のほうが分があります。スティックではなく箱なので、テレビの裏かテレビ台に置き場所が要ります。
4万円台:AV1の記載が無いApple TV 4K
Apple TV 4K の Wi-Fi + Ethernet モデル 128GB は44,800円で、6台のうちいちばん高く、2番目の Google TV Streamer の2.7倍です。A15 Bionic を積み、ストレージは128GBあります。本体にギガビットEthernetを持ち、Dolby Vision(プロファイル5)と HDR10+ に対応します。
それでも、AV1 だけは公式の対応フォーマット一覧に載っていません。いちばん高い機種が、1万円の Fire TV Stick 4K Select が受けられる形式を受けられない、という逆転がここにあります。代わりに持っているのは、iPhone や Mac からの AirPlay と、Apple のホームアプリとの組み合わせです。Apple の機器で家の中が揃っている人の端末で、コーデックの対応で選ぶ機種ではありません。34,800円の64GBモデルは Wi-Fi のみで、有線LANと Thread がありません。
独自採点で見る6台の差
商品カードの上にある独自採点の規則は、比較表の参考価格・OS・AV1・Dolby Vision・有線LANの5列から機械的に点を出しています。総合点がいちばん高いのは Google TV Streamer(4.6)で、値段が3点のほかは4項目で満点です。次が 4K Plus の4.4と 4K Max の4.2で、どちらも有線LANが別売のアダプターなので3点にとどまります。
残る3台は3.0で並びます。4K Select と 4K(第3世代)は値段で5点を取りながら、アプリの自由度と Dolby Vision の2項目が1点です。Apple TV 4K は Dolby Vision と有線LANで満点ですが、値段と AV1 が1点で、アプリの自由度が3点です。値段が4倍違う機種が同じ点に並ぶのは、点の取り方がまったく違うためで、総合点だけで見ると見落とします。
買う前に、使うアプリがVega OSで動くかを確かめる3手順
Vega OS の2台は、届いてから「あのアプリが無い」と分かっても、報道では手で入れられなくなったと伝えられ、公式にもストア以外から入れる方法が示されていません。だから、確かめるのは買う前になります。
- 使うアプリを全部書き出す。配信サービスだけでなく、ブラウザ、ファイルの再生、ゲーム、ミラーリングのアプリまで含めます。今の端末のアプリ一覧の画面を見ながら書くと漏れません
- Amazon のアプリストアで1つずつ探し、対応端末を見る。Amazon.co.jp のアプリストアの商品ページには、そのアプリを入れられる端末が並んでいます。そこに Fire TV Stick 4K Select や Fire TV Stick 4K(第3世代)が入っているかを見ます。Fire OS 版だけがあって Vega OS の機種が載っていないアプリは、Vega OS の2台では使えません
- 手で入れたアプリが1つでもあるなら、Vega OS をやめる。ストアに無いアプリを Vega OS の2台に足すことは、報道では手で入れられなくなったと伝えられており、公式にもストア以外から入れる方法が示されていません。その場合は Fire OS 8 の 4K Plus・4K Max か、Google TV Streamer を選びます。どれも Android 系なので、今の使い方をそのまま持ち込めます
配信サービスの側も、対応機器の一覧を出しています。2の手順でストアに見つからなかったときは、そのサービスのヘルプにある対応機器のページで、Vega OS の機種名が挙がっているかを確かめます。発売直後は、ストアにまだ並んでいない、という状態もありえます。
アプリとは別に、端末が家の中で果たす役目もあります。Google TV Streamer と Apple TV 4K(Wi-Fi + Ethernet モデル)は Thread のボーダールーターを兼ねており、Matter over Thread の機器を家のネットワークにつなぐ親機になります。スマートロックの Thread 対応機を外から操作するときや、スマート電球を Matter でまとめるときに、別のハブを買わずに済むことがあります。Fire TV の4台はこの役目を持ちません。
有線LANとWi-Fiの規格
比較表に入れなかった Wi-Fi の規格とストレージを、ここに出します。
| 製品 | Wi-Fi | ストレージ |
|---|---|---|
| Fire TV 4K Select | 802.11ac(Wi-Fi 5) | 8GB |
| Fire TV 4K(第3世代) | Wi-Fi 6 | 8GB |
| Fire TV 4K Plus | Wi-Fi 6 | 8GB |
| Fire TV 4K Max(第2世代) | Wi-Fi 6E | 16GB |
| Google TV Streamer | 802.11ac(Wi-Fi 5) | 32GB |
| Apple TV 4K 128GB | Wi-Fi 6(802.11ax) | 128GB |
Google TV Streamer と Fire TV を比べると、Wi-Fi の列は有線LANの列とちょうど逆を向いています。本体にLAN端子がある Google TV Streamer は Wi-Fi 5 で、LAN端子が無い Fire TV のうち3台が Wi-Fi 6 以上です。この2つのあいだで選ぶなら、無線で使うなら Fire TV、有線で使うなら Google TV Streamer という分かれ方になります。Apple TV 4K 128GB はこの対比から外れ、本体のLAN端子と、Apple の仕様にある2x2 MIMOのWi-Fi 6(802.11ax)の両方を持っています。
Fire OS の2台に足すアダプターの速度は10/100Mbpsですが、4Kの動画の再生には足ります。配信の4Kはおおむね15〜25Mbpsで流れてくるので、100Mbpsの上限に当たるのは動画以外の大きなダウンロードくらいです。有線にする理由は速さより、電子レンジや隣家の電波で途切れないことにあります。Wi-Fiでの4K再生が途切れるときに直すのが端末よりルーター側であることも多く、Wi-Fiルーターの比較で6GHz帯の有無から並べています。有線にするなら、テレビの裏まで引くLANケーブルはCat6で足ります。
まとめ:判断の順番
ストリーミング端末は、11,980円の新しい Fire TV Stick 4K が12,980円の 4K Plus より使えるアプリが少なく、44,800円の Apple TV 4K が1万円の機種の受けられるAV1を載せていないというように、値段からも発売の順からも中身が読めません。次の順に決めると絞れます。
- 手で入れたアプリがあるかを調べる。あるなら Vega OS の 4K Select と 4K(第3世代)を外し、Fire OS 8 の 4K Plus・4K Max か Google TV Streamer から選びます
- テレビのHDRの欄を見る。Dolby Vision が並んでいて、それで見たいなら、ここでも Vega OS の2台が外れます
- 有線でつなぐかを決める。テレビの裏にLANが来るなら、アダプター無しでつながる Google TV Streamer が有利です。無線で使うなら、Wi-Fi 5 の Google TV Streamer より Wi-Fi 6 以上の Fire TV が有利です。Apple TV 4K 128GB は本体のLAN端子と Wi-Fi 6 の両方を持つので、どちらでもつなげます
- Apple の機器で揃えているかを見る。AirPlay とホームアプリを使うなら Apple TV 4K です。AV1 の記載が無いことと、有線LANは128GBのモデルだけであることを承知のうえで選びます
- 残ったら値段で決める。ストアのアプリで足りて Dolby Vision も要らないなら、10,980円の 4K Select が4Kの入り口になります
なお、この記事の仕様は、Amazon の Fire TV のデバイス仕様、Google ストアの Google TV Streamer の仕様と Cast のメディア仕様、Apple の Apple TV 4K の仕様に載っている値で、6台を並べて再生を試したものではありません。Vega OS の機種でAndroidアプリを手で入れられないことは、Amazon の公式の文言ではなく報道と、仕様表で Android のAPIレベルが Fire OS の機種にだけ載っていることからの判断です。商品カードと比較表の参考価格は楽天またはAmazonの価格を参考にした値で、時期によって変わります。