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2.5GbEスイッチングハブおすすめ8選 ポート構成・消費電力・保証で比較

2026-08-29 公開 ・ 本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

スイッチングハブの箱には「2.5G対応」「マルチギガ」と書いてあります。ここだけを見て高いほうを選ぶと、2.5Gbpsで使えるポートがかえって減ることがあります。

この記事の8台にも実際に出ています。1万円弱の8ポート機は8本すべてが2.5Gbpsで、2万6千円台の上位機は9つある口のうち1本しか2.5Gbps以上になりません。ここでは8台を参考価格の順に並べ、ポート構成・速いポートの本数・最大消費電力・保証の4つで比べます。

目次(12項目)

先に結論:迷ったらこの3台から

8台を全部読む前に、つなぎたい台数ごとの答えを置いておきます。決め手は2.5Gbps以上で使えるポートの本数で、値段の順ではありません。理由と残りの5台は、このあとの表と商品紹介で確かめられます。

こんな人選ぶなら理由
机の周りのPCとNASだけ2.5Gにしたいエレコム EHC-Q05MA2-HB(参考価格7,580円)5ポートすべてが2.5Gbpsで、最大消費電力5.3Wは8台の中でいちばん低い値です
家じゅうの機器をまとめて2.5Gに上げたいエレコム EHC-Q08MA2-HB(参考価格9,925円)8ポートすべてが2.5Gbpsで、速いポート8本を1万円以下で確保できます。最大消費電力も7.5Wです
NASと作業機だけ10GでつなぎたいTP-Link TL-SX105(参考価格35,900円)5ポートすべてが10Gbpsで、NASと作業機のどちらをどこに挿しても10Gになります。保証も5年です。10Gと2.5Gを組み合わせたバッファロー LXW-10G2/2G4は、メーカーの製品ページが後継のLXW-10G5シリーズを案内している旧モデルで、店頭の在庫が減っていく可能性があります

先に確かめること:PCとNASのLANポートが何Gbpsか

ハブは経路の途中に入る機械なので、両端が2.5Gbps以上でなければ2.5Gbpsにはなりません。PCのLANポートが1Gbpsなら、ハブをいくら上等にしても1Gbpsのままです。ネットワークはいちばん遅いところが全体の上限になります。

買う前に3か所を数えます。PC本体のLANポート、つなぐ相手であるNASや作業機のLANポート、そして上流のルーターです。NASキットの比較で扱っているとおり、NAS側を2.5GbEにしても、間に挟むハブが1Gbpsならそこで1Gbpsに落ちます。逆も同じで、ハブだけ2.5Gにしても両端が1Gbpsのままなら何も変わりません。相手側を2.5Gにする機器としては、自宅サーバー向けミニPCの比較で挙げている8台のように、2.5GbEを標準で持つミニPCも候補になります。

リンク速度の確かめ方はOSによります。Linuxならethtoolで見られます。

# 有線ポートのリンク速度を見る(デバイス名は環境による)
ethtool enp3s0 | grep Speed

ここでSpeed: 1000Mb/sと返るなら、そのPCは1Gbpsで頭打ちです。macOSは「システム情報」のネットワーク、Windowsはアダプターのプロパティにリンク速度が出ます。

上流のルーターにも別の注意が要ります。Wi-Fiルーターの比較で見たとおり有線ポートが1Gbpsの機種はまだ多く、その場合はハブを2.5Gにしてもインターネット側の速度は変わりません。速くなるのは、ハブの内側で完結するNASとPCのやり取りだけです。ここを取り違えると「ハブを替えたのに回線速度の測定値が変わらない」という結果になります。

「2.5G対応」でも、全ポートが2.5Gとは限りません

製品名や箱の表記は「2.5G対応」「マルチギガ対応」で止まっていることがあります。1本でも2.5Gbps以上のポートがあれば書ける表現なので、残りが1Gbpsでも誤りにはなりません。ここが買い間違いの入口になります。

実際の構成は3系統に分かれます。

見分けるのは公式ページの内訳です。「8ポート」とだけ書かれていても、内訳が「ギガビット銅線ポート8+アップリンク1」であれば、2.5Gbps以上で使えるのは1本です。この記事のNETGEAR GS108MXがその形で、8ポートと名乗りながら口の数は9つあります。

値段が上がると速いポートが減る、という逆転が起きます

8台の中でいちばんはっきり出るのが次の2台です。1万円弱のエレコム EHC-Q08MA2-HBは2.5Gbpsのポートを8本持ち、2万6千円台のNETGEAR GS108MXは1本しか持ちません。値段は2.6倍ですが、速いポートの本数は8分の1になります。

GS108MXが悪い製品というわけではありません。想定しているのは「1Gbpsの機器がすでに何台もあり、NASや上位のハブへ向かう1本だけを10Gに引き上げたい」という配線です。その用途なら、9つの口のうち1本が速ければ足ります。生涯保証と5.8Wという低い消費電力も、その使い方に合っています。

問題は、この構成が製品名からは読み取れないことです。「2.5GbEのハブが欲しい」と思って探している人の多くは、PCも作業機もNASもまとめて2.5Gbpsでつなぎたいはずです。その用途では、速いポートの本数がそのまま答えになります。

並べ直すとこうなります

製品名ポート構成速いポート最大消費電力保証参考価格
エレコム EHC-Q05MA2-HB全ポート2.5G5本5.3W1年7千円台
ASUSTOR ASW205T全ポート2.5G5本10W2年8千円台
TP-Link TL-SG105-M2全ポート2.5G5本5.64W5年9千円台
エレコム EHC-Q08MA2-HB全ポート2.5G8本7.5W1年9千円台
NETGEAR MS308-100JPS全ポート2.5G8本7.98W3年1万9千円台
NETGEAR GS108MX1Gと10Gの混在1本5.8W生涯2万6千円台
TP-Link TL-SX105全ポート10G5本21.4W5年3万5千円台
バッファロー LXW-10G2/2G42.5G×4+10G×26本18.5W1年3万9千円台

値段の順に読むと、速いポートの本数が5本、5本、5本、8本、8本、1本、5本、6本と上下しています。この列だけは価格と連動していません。消費電力も同じで、6W未満に収まる3台は7千円台・9千円台・2万6千円台に散らばり、8ポートの2台が5ポート機より低いこともあります。

表の値について2つ補足します。NETGEAR MS308-100JPSの保証は、日本の公式ページが「3年間のハードウェア保証」としているので3年を採りました(米国サイトはlifetimeと書いています)。バッファロー LXW-10G2/2G4の最大消費電力は識別用コントロールコードの設定で18.5Wと15.2Wの2つがあり、ここでは最悪値の18.5Wを載せています。TP-Link TL-SG105-M2の5.64Wは、現行のハードウェアバージョン3の値です。バージョン2の製品ページは最大消費電力を12.11Wとしており、バージョン1も同じ値です。在庫によっては旧版が届くこともあるので、消費電力を重く見るなら製品ラベルのハードウェアバージョンを確かめてください。

用途から引き当てる

つなぎたい台数と、そのうち何台を速くしたいかで決まります。

ここで数え忘れやすいのが、つなぎっぱなしにするのに速さは要らない機器です。有線LANでつなぐプリンターがその代表で、口は1本使いますが1Gbpsのままで足ります。モノクロレーザープリンターの比較で並べた8台のうち6台が有線LANを持っているので、ポートの数を数えるときはこのぶんも入れておきます。

やりたいこと優先する仕様この記事の該当機
机の周りでPCとNASだけ2.5Gにする全ポート2.5Gの5ポート機エレコム EHC-Q05MA2-HB / TP-Link TL-SG105-M2
家じゅうの機器をまとめて2.5Gに上げる全ポート2.5Gの8ポート機エレコム EHC-Q08MA2-HB / NETGEAR MS308-100JPS
1Gの機器が多く、NASへの1本だけ速くする10Gのアップリンク1本NETGEAR GS108MX
動画素材を10Gでやり取りする10G対応ポートの本数TP-Link TL-SX105 / バッファロー LXW-10G2/2G4(後継あり)
電源を入れっぱなしにする最大消費電力の低さエレコム EHC-Q05MA2-HB / TP-Link TL-SG105-M2(現行版)

どの行でも、つなぐ機器の側が何Gbpsのポートを持っているかは別に確認します。

おすすめの2.5GbEスイッチングハブ8選

7千円台:5ポート全部が2.5Gで、電気もいちばん使わない

独自採点の規則(5項目・各5点)

楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。

速いポートの本数
2.5Gbps以上で使えるポートの数。8本以上=5 / 5〜7本=4 / 4本=3 / 2〜3本=2 / 1本=1
遅いポートが混ざっていないか
全ポート10G=5 / 全ポート2.5G=5 / 2.5G×4+10G×2=4 / 1Gと10Gの混在=2
電気代のかかりにくさ
公式スペックの最大消費電力。8W未満=5 / 12W未満=4 / 16W未満=3 / 25W未満=2 / それ以上=1
保証の長さ
生涯=5 / 5年=5 / 3年=4 / 2年=3 / 1年=2。点は整数で出しているので、生涯保証と5年保証は同じ点になります
導入しやすさ
参考価格。8千円未満=5 / 1万2千円未満=4 / 2万円未満=3 / 3万円未満=2 / それ以上=1

ポート構成・速いポート・最大消費電力・保証は、記事の比較表に載せている値をそのまま使っています。消費電力は各社の公式スペックの最大値で、バッファロー LXW-10G2/2G4 は設定によって15.2Wになりますが、最悪値の18.5Wで採点しました。TP-Link TL-SG105-M2 は現行のハードウェアバージョン3の5.64Wで採点しています(旧版のバージョン1・2は12.11Wで、その値なら3点です)。NETGEAR MS308-100JPS の保証は、日本の公式ページに出ている3年を採っています(米国サイトはlifetimeと書いています)。ファンの有無・ジャンボフレームの上限・ループ検知の有無は8台ぶんが同じ土俵で揃わないので、採点には使わず本文と商品カードで扱っています。

8千円台:NASメーカーが出している5ポート機

9千円台:保証5年の5ポート機

9千円台:8ポート全部が2.5Gで1万円弱

1万9千円台:8ポート全2.5Gで保証3年

2万6千円台:1Gの島に10Gのアップリンクを1本足す

3万5千円台:5ポートすべてが10G

3万9千円台:2.5Gが4本に10Gを2本足す

スイッチング容量を足し算で検算すると、選ぶ材料にならないと分かります

各社は公式スペックに「スイッチング容量」「スイッチングファブリック」という値を出しています。25Gbps、40Gb/s、100Gbpsといった数字で、大きいほど良さそうに見えます。この数字が何を表しているのか、8台ぶんを手で検算しました。

計算はポート速度の合計を2倍するだけです。全二重なので1本のポートは送りと受けを同時に行えます。2.5Gbpsのポートが5本なら、2.5×5×2で25Gbpsです。

製品公式値ポート速度の合計×2一致
EHC-Q05MA2-HB25.0Gbps2.5×5×2=25一致
TL-SG105-M225Gbps2.5×5×2=25一致
EHC-Q08MA2-HB40.0Gbps2.5×8×2=40一致
ASW205T25Gbps2.5×5×2=25一致
MS308-100JPS40Gb/s2.5×8×2=40一致
GS108MX36Gb/s(1×8+10)×2=36一致
TL-SX105100Gbps10×5×2=100一致
LXW-10G2/2G460Gbps(2.5×4+10×2)×2=60一致

8台とも公式値と一致しました。この数字はポート一覧を足し算し直しただけのもので、新しい情報を1つも持っていません。GS108MXの公式データシートは36Gb/sをnon-blockingと明記していますが、それも「全ポートが同時に上限で通信しても詰まらない」という当たり前の設計を言い直したものです。

選ぶ材料にならないだけでなく、大きい数字が良い機種を指すとも限りません。GS108MXの36Gb/sは25Gbpsの5ポート機より大きい値ですが、2.5Gbps以上で使えるポートは1本だけです。この記事の独自採点がスイッチング容量ではなく速いポートの本数を軸にしているのは、そのためです。

ここに書いた8行は、各社の公式ページを開いて同じ足し算をすれば読者の手元で確かめられます。カタログの数字を疑う手間としては、掛け算2回ぶんで済みます。

ケーブルとポートが両側で揃っていないと2.5Gになりません

ハブを替えても速くならないとき、残っている原因は2つです。

1つはケーブルです。2.5GBASE-TはIEEE 802.3bzで規定されていて、既設のCAT5eでも100mまで通るように作られています。2.5Gにするだけなら、ケーブルを買い直す必要はほとんどありません。ただし10GBASE-Tは条件が変わり、100mを見込むならCAT6A以上が要ります。10Gのポートを持つ機種を選ぶときだけ、ケーブルも一緒に見ることになります。カテゴリごとの違いはLANケーブルの比較で、8本を長さ3mに揃えて並べています。

もう1つはPC側のポートです。2.5GbEのLANポートを内蔵しているノートPCはまだ少数で、多くはUSB接続のアダプタで足すことになります。ここでUSB-Cドックに任せると、内蔵の有線LANが1Gbpsのものが多いため、せっかくのハブが1Gbpsで止まります。ドックとは別に2.5GbEのアダプタを用意するほうが確実です。

速さが揃うと、機器の置き方のほうも変わります。手元のPCからLAN内の小さなサーバーに入って設定ファイルを直す往復が軽くなるので、VPSとSSHでVim環境を1か所にまとめる構成を、外部のVPSではなく家の中のマシンで組む選択肢が出てきます。

よくある質問

つなぎっぱなしにすると、電気代は年にいくらかかりますか

表の最大消費電力に24時間×365日を掛けると、上限の目安が出ます。電力量の単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている目安単価の31円/kWh(税込)を使います(家電公取協のよくある質問)。

いちばん低いエレコム EHC-Q05MA2-HBの5.3Wなら、年46.4kWhで約1,440円です。8ポートのEHC-Q08MA2-HB(7.5W)は約2,040円、いちばん高いTP-Link TL-SX105(21.4W)は約5,810円になります。TP-Link TL-SG105-M2は現行版の5.64Wなら約1,530円ですが、旧版の12.11Wなら約3,290円です。どれも最大値で計算しているので、実際の電気代はこれより下に来ます。NETGEARの公式ページは、MS308がEnergy Efficient Ethernet(IEEE 802.3az)によって、通信が少ないときやリンクが無いポートで消費電力を下げると書いています(NETGEAR MS308 製品ページ)。

買ってきて挿すだけで使えますか。設定は要りますか

この記事で扱っているのは、設定画面を持たないアンマネージスイッチです。メーカーの公式ページでも、TP-Link TL-SG105-M2は「デバイスを接続するだけで、設定不要ですぐに使用可能」(TP-Link TL-SG105-M2 製品ページ)、NETGEAR GS108MXは「ソフトウェアのインストールや設定が不要」(NETGEAR GS108MX 製品ページ)と書いています。

電源をつないで、ルーターのLANポートからハブへ1本、ハブから各機器へ1本ずつ挿せば、IPアドレスはこれまでどおりルーターが配ります。そのぶん、ポートごとに速度を絞る、VLANで分けるといった細かい制御はできません。それが要るなら、設定画面を持つスマートスイッチやマネージドスイッチを別に探すことになります。

どのポートに何を挿せばいいですか

全ポートが同じ速度の5台(EHC-Q05MA2-HB・TL-SG105-M2・EHC-Q08MA2-HB・ASW205T・MS308-100JPS)と全ポート10GのTL-SX105は、どこに挿しても同じです。ルーター用の口が決まっているわけでもありません。

気を付けるのは残りの2台です。NETGEAR GS108MXは2.5Gbps以上で使えるのが10G/マルチギガのアップリンク1本だけなので、そこにはいちばん速さが要るNASを挿します。バッファロー LXW-10G2/2G4は10Gで使えるのが5番・6番ポートだけなので、10GのNASと作業機をここに挿し、ルーターや1Gの機器は2.5Gのポートに回します。

まとめ:判断の順番

「2.5G対応」の表記から入ると、速いポートが1本の機種を掴みます。次の順に決めると絞れます。

  1. 2.5Gbps以上でつなぎたい機器は何台か。その台数がそのまま必要な速いポートの本数になります
  2. 公式ページのポート内訳を読む。「8ポート」ではなく「2.5Gが8」なのか「1Gが8+アップリンク1」なのかを確かめます
  3. 両端のLANポートを数える。PCと相手側が1Gbpsなら、ハブを替えても何も変わりません
  4. 10Gは必要な本数だけ。全ポート10Gの機種は消費電力も値段も跳ね上がります
  5. スイッチング容量は見なくてよい。ポート構成から計算し直しただけの数字です

なお、この記事の仕様は各社の公式製品ページに載っている値です。8台を並べて転送速度を実測したものではありません。消費電力は公式が出している最大値で、実際の値はつないだ本数とリンク速度によって変わります。

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