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プログラミング用ノートパソコンおすすめ8選 メモリ増設・CPU系統(x86/ARM)・重さで比較

2026-10-23 公開 ・ 本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

参考価格299,800円のLG gram 17(17Z90TL-GU89J)は、メモリが最初から32GBあり、そこから先は1GBも増やせません。LG gram 17の製品ページにも、メモリはプロセッサ内蔵のLPDDR5Xで増設不可と書かれています。それより5万円ほど安い参考価格250,238円のThinkPad E14 Gen 8は、標準こそ16GBですが、SO-DIMMのスロットが2本あり、LenovoのPSREF(ThinkPad E14 Gen 8 Intel)では最大64GBまで載ります。参考価格264,500円のmouse B5は最初から32GBで、2本のSO-DIMMを差し替えれば64GBに届きます。

ノートパソコンのメモリは、薄く軽い機種ほど基板やCPUのパッケージに直付けされて後から足せなくなりやすく、それは値段とは比例しません。DockerやWSL2を使う開発では、今のメモリが足りるかと、2年後に足りなくなったときに足せるかは別の問いです。後者は買う前にしか選べません。

ここでは13万円台から29万円台までの8台を参考価格の順に並べ、CPUの系統(x86かARMか)・標準のメモリ・増設できるか・重さで比べます。仕様の値はLenovoのPSREF、HP・ASUS・LGの仕様ページ、マウスコンピューターの発表資料から取りました。

目次(11項目)

先に結論:迷ったらこの3台から

8台を全部読む前に、使い方ごとの答えを置いておきます。理由と残りの5台は、このあとの表と商品紹介で確かめられます。

こんな人選ぶなら理由
Dockerのコンテナを何本も立てる。机に置いて使うmouse B5(Ryzen AI 7 350・32GB)(参考価格264,500円)最初から32GBで、SO-DIMMが2本あり64GBまで差し替えられます。x86なのでコンテナのイメージで困りません
毎日カバンに入れて持ち歩く。x86が要るHP OmniBook 7 Aero 13-bg(参考価格133,900円)約970gで、x86の機種の中でいちばん軽い1台です。メモリは16GBの直付けで、後から増やせません
16GBで始め、足りなくなったら増やしたいLenovo ThinkPad E14 Gen 8 Intel(参考価格250,238円)標準は16GBで、SO-DIMMのスロットが2本あり、Lenovoの仕様では最大64GBです。x86の14型で1.34kgからです

OmniBook 7 Aeroの133,900円は、HPの楽天の直販店で10月27日までのセール価格です。Amazonでは169,800円の取り寄せになっているので、セールが終わると8台の中での位置が変わります。

先に確かめること:今の開発環境が何GB使っているか

次の1台のメモリを決める前に、今の機械で開発しているときの使用量を見ておきます。Windowsならタスクマネージャーのパフォーマンスのタブで、Dockerのコンテナとエディタとブラウザを全部開いた状態の使用量が分かります。いちばん重い作業をしているときの値が、次の機械で最低限要る量です。

WSL2を使う場合は、Linux側に割り当てられる量にも上限があります。MicrosoftのWSLの詳細設定の説明によると、WSL 2のVMに割り当てるメモリの既定はWindowsの合計メモリの50%です。16GBの機械なら、Linux側で使えるのは既定で8GBまでで、Docker DesktopのコンテナもこのVMの中で動きます。.wslconfigで増やせますが、そのぶんWindows側のブラウザやエディタの取り分が減ります。試すためにコンテナを1つ立てるだけなら8GBで足りても、データベースとアプリのコンテナを並べると足りなくなりやすい量です。

もう1つ確かめるのは、仕事で入れるように言われている道具です。会社のVPNクライアントやセキュリティのエージェントは、ドライバーを入れるものが多くあります。これがARM版Windowsに対応しているかどうかで、選べる機種が半分に減ります。理由は後ろの「ARM版WindowsでDockerとWSL2はどこまで動くか」で書きます。

CPUの末尾がVならメモリは直付けと決まる

メモリを後から増やせるかは、メーカーよりもCPUの系統でおおよそ決まります。同じThinkPadでも、CPUが変わるとメモリの載せ方が変わります。型番を見て当たりを付けるための早見表がこれです。

CPUの系統この記事の機種メモリの載せ方
Core Ultra 200V(末尾がV)Vivobook S 14・LG gram 17CPUのパッケージに載る。16GBか32GBで固定
Core Ultra(Panther Lake)ThinkPad E14 Gen 8SO-DIMMの機種がある
Ryzen AI 300(340・350)OmniBook 7 Aero・mouse B5機種で分かれる
Ryzen 8040(8840HS)IdeaPad Slim 3SO-DIMMの機種がある
Snapdragon XOmniBook 5・Zenbook SORAこの2台は直付け

いちばん確実に読めるのは、末尾がVのCore Ultra 200V(開発名Lunar Lake)です。メモリがCPUと同じパッケージに載っていて、マザーボードにスロットを付ける余地がそもそもありません。容量は16GBか32GBのどちらかで、買うときに決まった量で使い切ります。この記事ではVivobook S 14(226V)とLG gram 17(258V)がこれにあたります。LG gram 17は製品ページにメモリはプロセッサ内蔵で増設不可と書かれています。Vivobook S 14はASUSの仕様ページにメモリの形も増設の可否も書かれていませんが、226VはLunar Lakeで、同じ系統のCPUを積むThinkPad E14 Gen 7のPSREF(下で触れます)でも直付け・増設不可とされています。

逆に読み違えやすいのがRyzen AI 300です。同じRyzen AI 300でも、HPのOmniBook 7 AeroはHPの仕様書に「増設・交換できません」とあり、mouse B5はマウスコンピューターの発表資料でSO-DIMMの2本差し・最大64GBです。CPUではなく、薄さを取るかスロットを取るかというメーカーの設計で決まっています。Snapdragon Xの2台も、どちらもメモリは直付けです。この記事で見たのは2台だけなので、Snapdragon Xなら必ず直付けだとまでは言えませんが、薄型の機種で使われることの多い系統です。

同じ名前の機種でも、世代とCPUで変わる例がThinkPad E14です。1世代前のThinkPad E14 Gen 7 IntelのPSREFでは、Lunar Lakeの構成はメモリが16GBか32GBの直付けで増設できず、それ以外のCore Ultraの構成はSO-DIMMが2本で最大64GBです。Gen 8のPSREFでは、Core Ultra(Panther Lake)の構成がSO-DIMM×2・最大64GBで、Core 3・5・7(Wildcat Lake)の構成はSO-DIMMが1本になります。中古や型落ちのE14を買うときは、世代だけでなくCPUの型番まで見ないと、増やせるつもりで直付けの機体を引くことがあります。

いちばん高い機種が増やせない逆転

8台を参考価格の順に並べると、増設できるかどうかは値段の順にきれいには並びません。いちばん安いのはセール価格のOmniBook 7 Aero(133,900円)で、16GBの直付けです。次のIdeaPad Slim 3(134,800円)はSO-DIMMのスロットを1本持ちますが、出荷時の16GBがLenovoの公表する上限で、増やせる余地は示されていません。15万円台から19万円台にいるOmniBook 5・Vivobook S 14・Zenbook SORAの3台も16GBの直付けで、13万円台から19万円台の5台はどれも16GBのまま使うことになります。25万円台と26万円台のThinkPad E14 Gen 8とmouse B5でようやくスロットが2本になって64GBまで伸ばせるようになり、いちばん高い29万円台のLG gram 17でまた直付けになります。

LG gram 17とmouse B5は、どちらも32GBから始まります。違いは2年後に64GBが要るとわかったときで、mouse B5は32GBのメモリを2枚買って差し替えれば済み、LG gram 17は本体ごと買い替えるしかありません。高いほうの値段が買っているのは17型の画面と約1,389gの軽さで、メモリの伸びしろではありません。

IdeaPad Slim 3は、スロットがあっても伸びしろはありません。この型番(83K9003LJP)のPSREFでは、メモリは16GBのSO-DIMMが1枚、スロットは1本で、上限は16GBとされています。直付けのメモリはありません。Lenovoの注記では、この上限は現行のLenovo純正メモリで確かめた結果に基づくもので、それより大きいモジュールを挿したときの動作は公表の範囲の外です。同じIdeaPad Slim 3 14AHP10でも、機種全体のPSREFには8GBの直付けにSO-DIMMを足して最大24GBになる構成も載っていて、型番によってメモリの載せ方が違います。シリーズ名ではなく型番で引くと、この違いを買う前に見分けられます。

MacBookも事情は同じで、Apple Siliconのメモリはチップと一体なので後から増やせません。注文時にどこまで上げられるかはチップで決まり、その比較はMacBookの外部モニター枚数・メモリ・ポートの比較で扱っています。

ARM版WindowsでDockerとWSL2はどこまで動くか

8台のうちHP OmniBook 5とZenbook SORAの2台はSnapdragon X、つまりARMのCPUです。電池の持ちと軽さはARMの得意なところですが、開発機として見ると、動くものと動かないものの線引きを先に知っておく必要があります。

普通のアプリは、多くがそのまま動きます。Microsoftの「Armでのエミュレーションのしくみ」によると、Arm上のWindows 11はx86とx64のアプリの両方をエミュレーションで動かせて、Windows 11 24H2からはPrismという新しいエミュレーターが入っています。ただし同じページに、エミュレーションが対象にするのはユーザーモードのコードだけで、ドライバーは対象外、カーネルモードの部品はArm64向けにビルドされている必要がある、と書かれています。VPNクライアントや一部のセキュリティソフトのようにドライバーを入れる道具は、ARM版が配られていなければ動きません。

Docker Desktopは、DockerのWindows向けインストールの説明で、x86_64版とは別にArm版が「Early Access」として配られています。Arm版で使えるバックエンドはWSL 2だけで、WSL 2そのものはARMの機械でも動きます。引っかかるのはコンテナのイメージのほうです。Dockerのマルチプラットフォームビルドの説明には、arm64のホストではエミュレーションを使わずにlinux/amd64のコンテナは動かせない、と書かれています。公式イメージの多くはarm64版も用意されているので困りませんが、社内で作ったx86向けだけのイメージや、古いバージョンに固定したイメージはエミュレーション頼みになり、遅いか動かないことがあります。

まとめると、ARMの2台はブラウザとエディタを中心に、重いビルドやコンテナはクラウドやリモートのサーバーで回す使い方なら生きます。手元でx86のイメージを動かす、会社のVPNを入れる、という条件が1つでもあるなら、残りのx86の6台から選ぶほうが確実です。

並べ直すとこうなります

8台を参考価格の昇順に並べました。CPU系統の列は先頭がx86かARMかで、そのあとがCPUの型番です。メモリの列は標準構成の容量です。ThinkPad E14 Gen 8はAmazonの商品名が「Core Ultra 5」までで、CPUの型番は特定できていません。増設の列の「直付け」は、メモリが基板かCPUのパッケージに固定されていて、増設も交換もできないことを指します。

機種参考価格CPU系統メモリ(GB)増設重さ(kg)
OmniBook 7 Aero133,900円x86 Ryzen AI 5 34016直付け・16GBで固定0.97
IdeaPad Slim 3134,800円x86 Ryzen 7 8840HS16SO-DIMM×1・上限16GB(空き無し)1.39
OmniBook 5159,800円ARM Snapdragon X16直付け・16GBで固定1.29
Vivobook S 14179,800円x86 Core Ultra 5 226V16直付け・16GBで固定1.30
Zenbook SORA190,727円ARM Snapdragon X16直付け・16GBで固定0.90
ThinkPad E14 Gen 8250,238円x86 Core Ultra 516SO-DIMM×2・最大64GB1.34
mouse B5264,500円x86 Ryzen AI 7 35032SO-DIMM×2・最大64GB1.70
LG gram 17299,800円x86 Core Ultra 7 258V32直付け・32GBで固定1.39

重さはメーカーの公称値で、ThinkPad E14 Gen 8は「1.34kgから」、Zenbook SORAの0.90は約899gを丸めた値です。ThinkPad E14 Gen 8の最大64GBは、Lenovoの注記では特別注文の扱いで、店頭の構成から選べる容量ではありません。自分で32GBのSO-DIMMを2枚挿す場合の上限として読んでください。

用途から引き当てる

自分の条件に近い行から、候補を1〜2台に絞れます。

こういう使い方なら候補
データベースとアプリのコンテナを並べて手元で動かすmouse B5、ThinkPad E14 Gen 8
毎日持ち歩き、手元でx86のツールも動かすOmniBook 7 Aero
開発はクラウドやリモート。手元はエディタとブラウザZenbook SORA、OmniBook 5
予算は15万円以内、WSL2で学習や小さな開発をするIdeaPad Slim 3
16GBで足りると決まっていて、有機ELとThunderbolt 4がほしいVivobook S 14
17型の画面が最優先で、32GBで足りるLG gram 17

持ち歩かず机の上でしか使わないなら、ノートにこだわらない手もあります。重いビルドやコンテナを据え置きの箱に任せ、ノートは軽いものにする組み合わせです。SO-DIMMで64GBまで積める機種もある自宅サーバー向けミニPCの比較で、メモリ上限の違いを並べています。

おすすめのプログラミング用ノートパソコン8選

13万円台(セール価格):約970gのx86、メモリは16GBで打ち止め

独自採点の規則(5項目・各5点)

楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。

値段
参考価格。15万円未満=5 / 20万円未満=4 / 25万円未満=3 / 25万円以上=2
メモリの伸びしろ
比較表の増設。SO-DIMM×2・最大64GB=5 / 直付け・32GBで固定=2 / 直付け・16GBで固定=1 / SO-DIMM×1・上限16GB(空き無し)=1。後から足せるかは買う前にしか選べないので、ここを重く見ています。スロットがあっても出荷時の容量がメーカー公表の上限なら、増やせない点は直付けの16GBと同じなので同じ点にしています
標準メモリ
比較表のメモリ(GB、標準構成)。8GB以下=1 / 16GB=3 / 32GB以上=5
開発ツールの互換性
比較表のCPU系統の先頭。x86=5 / ARM=2。x86のDockerイメージやドライバーがそのまま動くかで見ています。ARMでも動く道具は多いので、使う道具が決まっているなら本文の節で確かめてください
持ち運び
比較表の重さ(kg)。1.2kg未満=5 / 1.4kg未満=4 / 1.6kg未満=3 / それより重い=2。机に据えたまま使うなら、この点は低くても困りません

CPU系統・標準メモリ・増設・重さ・参考価格は、記事の比較表と商品カードに載せている値をそのまま使っています。重さはメーカーの公称値で、ThinkPad E14 Gen 8は最軽量構成の1.34kg、Zenbook SORAは約899gを0.90kgに丸めた値です。ThinkPad E14 Gen 8の最大64GBはLenovoの注記で特別注文の扱いですが、SO-DIMMを2本持つことは変わらないので満点にしています。IdeaPad Slim 3の増設は、LenovoのPSREFに載っているこの型番(83K9003LJP)の値です。バッテリー駆動時間は各社の測り方が揃わないので採点に入れていません。OmniBook 7 Aeroの参考価格は楽天のHP直販店のセール価格、Vivobook S 14は楽天のASUS直販店、残りの6台はAmazonから取得したものです。

x86の6台の中でいちばん軽い1台です。13.3型と画面は小さめなので、家では外部モニターにつなぐ前提で選ぶ機種です。参考価格は楽天のHP直販店のセール価格で、Amazonの169,800円で比べると、15万円台後半のOmniBook 5より高くなります。

13万円台:SO-DIMMが1本あるが、出荷時の16GBが上限

セール価格のOmniBook 7 Aeroを除けば8台の中でいちばん安い機種です。メモリはSO-DIMMですが、Lenovoが公表しているこの型番の上限は出荷時と同じ16GBなので、増やせる機種としては数えないでください。スロットがある利点は、メモリが壊れたときに部品の交換で済むことです。16GBで足りるWSL2とエディタの学習から始める1台目に向きます。

15万円台:電池を優先したARM機、メモリは16GBの直付け

HPの仕様書でバッテリー駆動は最大34時間とされています。ARMなので、上に書いたドライバーとx86のイメージの制約がそのまま当てはまります。会社のVPNを入れる予定があるなら、先にそのVPNのARM版があるかを確かめてから選びます。

17万円台:Lunar Lakeの16GBはパッケージに載って増えない

x86で有機EL、Thunderbolt 4が2つと、机の周りをつなぐには困らない構成です。メモリは末尾がVのCore Ultraなので、16GBのまま使い切ることになります。32GBが要るなら、同じシリーズの32GB構成を最初から選ぶしかありません。

19万円台:約899gのARM機、開発環境は外に置く前提

8台の中でいちばん軽い機種です。軽さと電池を取ったぶん、ARMとメモリ16GB直付けの2つの制約を抱えます。開発はGitHub Codespacesのようなクラウドの環境や自宅のサーバーにSSHでつないで行い、手元ではエディタとブラウザだけを動かす人に合います。

25万円台:SO-DIMM×2で64GBまで、ただしSSDは256GB

メモリを後から増やせることを最優先にするなら、持ち歩ける重さの中ではこの機種です。標準は16GBなので、届いた時点で足りない場合は自分でSO-DIMMを足すことになります。SSDの256GBはコンテナのイメージを溜めるとすぐ埋まるので、メモリと一緒にストレージも見直す前提の1台です。

26万円台:最初から32GB、さらに64GBまで差し替えられる15.3型

届いた日から32GBで使えて、足りなくなっても64GBまで伸ばせるのは8台の中でこの機種だけです。約1.70kgといちばん重いので、毎日持ち歩くより、机に置いて外に持ち出すのは月に何回か、という使い方に向きます。発表資料の型番はこのAmazonの構成と末尾が違いますが、同じB5のシリーズの資料です。

29万円台:いちばん高いのにメモリは32GBで止まる

17型で約1,389gという軽さは、ほかの7台にはない特徴です。メモリは32GBで、LGの製品ページにも増設不可とあります。今の開発で32GBに余裕があり、画面の大きさを取りたい人のための完成品と考えると、値段の理由が見えます。

よくある質問

自分のノートパソコンのメモリが増設できるかは、どこで確かめられますか

メーカーの仕様書で、メモリの欄にスロット数か「オンボード」「増設不可」の書き方があります。Lenovoなら型番ごとのPSREF、HPなら機種ごとの仕様書PDFが一次情報です。同じシリーズ名でも、CPUの違いでスロットの有無が変わる例がThinkPad E14にあるので、シリーズ名ではなく型番で引いてください。

増設するときはどのメモリを買えばいいですか

ノートパソコンに挿さるのは長さの短いSO-DIMMです。デスクトップ用のDIMMは形が違って挿さりません。この記事でSO-DIMMを持つThinkPad E14 Gen 8・mouse B5・IdeaPad Slim 3は、どれもDDR5です。ただしIdeaPad Slim 3は出荷時の16GBが公表の上限なので、挿し替えるのは故障したときの交換になります。デスクトップ用のDDR5の選び方はDDR5メモリのSPD速度・CLの比較で扱っていますが、そちらに並べたものはノートには挿さらないので、規格の考え方だけ参考にしてください。

16GBの機種でもDocker Desktopは動きますか

動きます。DockerのWindows向けインストールの説明では、WSL 2で動かすのに必要なメモリは8GBとされています。ただしWSL 2の既定ではLinux側に回るのは合計の半分なので、16GBの機種ならコンテナが使えるのは8GBが目安です。コンテナを3つ4つ並べるなら、32GBから始めるか、後から足せる機種を選ぶほうが安全です。

まとめ:判断の順番

値段の順に見ていくと、メモリを後から足せるかどうかは途中で何度も入れ替わります。次の順に決めると絞れます。

  1. 今の開発環境が、いちばん重いときに何GB使っているかを見ます
  2. 会社のVPNやx86だけのDockerイメージを使うかを確かめます。使うならx86の6台に絞ります
  3. 2年後に足りなくなりそうなら、SO-DIMMを持つ機種を選びます。64GBまで伸ばせるのはThinkPad E14 Gen 8とmouse B5です
  4. 増やせない機種を選ぶなら、最初に要る容量を買います。末尾がVのCore UltraとこのARMの2台は、買ったときの量で使い切ります
  5. 最後に持ち歩く頻度で重さを見ます。1.2kgを切るのはOmniBook 7 AeroとZenbook SORAです

この記事の仕様は各メーカーの仕様書と発表資料に載っている値で、8台を集めて実測したものではありません。参考価格は掲載時点で取得したもので、OmniBook 7 Aeroは楽天のHP直販店のセール価格、Vivobook S 14は楽天のASUS直販店、残りの6台はAmazonの値です。

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