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USB指紋認証リーダーおすすめ8選 MoC方式・ESS対応・USB-Cで比較

2026-11-05 公開 ・ 本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

参考価格8,300円のKensington VeriMark ITは、指紋の照合をセンサーの中で済ませる作りです。それでもメーカーは製品ページで、拡張サインイン セキュリティ(ESS)には対応しないと書いています。1,450円安い6,850円のエレコム CR-FI01UBKは、同じくリーダーの中で照合してESSに対応します。Copilot+ PCのようにESSが最初から有効なPCに挿すと、高いほうだけが指紋の登録画面に出てきません。

USBの指紋認証リーダーは、箱にどれも「Windows Hello対応」と書いてあります。違いが出るのは、指紋をどこで照合するかと、ESSの認証を取っているかの2点で、どちらも箱の「Windows Hello対応」の表示からは見分けられません。ここでは5,280円から10,989円までの8台を参考価格の順に並べ、照合方式・ESS・端子・形状・保証の5つで比べます。買う前に、自分のPCでESSが有効かを先に確かめておくと、候補が8台から5台に絞れます。

目次(10項目)

ESSが有効なPC、手元に置くデスクトップ、ESSの無い手持ち機

3台を分けているのは、挿す先のPCでESSが有効かどうかと、リーダーをどこに置くかです。

こんな人選ぶなら理由
Copilot+ PCなど、ESSが有効なPCで指紋を使いたいエレコム CR-FI01UBK(参考価格6,850円)ESSの列が○の5台でいちばん安いUSB-Aのドングルです。ESSを切らずにそのまま登録できます
デスクトップの手元に置き、次のPCがUSB-Cだけでも使い続けたいラトックシステム RS-FPRD-D(参考価格8,580円)端子がA/C両対応の据え置き型で、150cmのケーブルと変換アダプターが付属します。ESSにも対応します
ESSの無い手持ちのWindows機に安く足したいサンワサプライ 400-FPRD1(参考価格5,280円)8台でいちばん安いUSB-Aのドングルです。照合はPC側(MoH)なので、ESSが有効なPCには向きません

サインイン オプションの「拡張サインイン セキュリティ」で、ESSが有効かを確かめる

ESSは、指紋や顔のデータとサインインの処理を、TPMと仮想化ベースのセキュリティ(VBS)で守られた領域に閉じ込めるWindows 11の仕組みです。Microsoft Learnの「Windows Hello 拡張サインイン セキュリティ」には、すべてのCopilot+ PCでESSが既定で有効になっていると書かれています。自分で何も設定していなくても、Copilot+ PCを買った時点でESSの下にいる、ということです。

手元のPCがどちらかは、設定の画面で確かめられます。Microsoftのサポート文書「Windows Helloでサードパーティの指紋リーダーとカメラを使う」の手順は、Windows 11のバージョンで2通りに分かれています。

同じ文書によると、トグルが見当たらないのは、ESSに対応しないセンサーをPCが検出していないか、組織がESS非対応の機器の利用を止めているときです。指紋リーダーを挿す前は、トグルそのものが出ていないこともあります。内蔵の指紋センサーや顔認証カメラがあるかどうかは、デバイスマネージャーの「生体認証デバイス」の項目に何が出ているかで見られます。

ESSを切れば、ESS非対応のリーダーでも指紋を登録できます。ただしサポート文書には、オフにした時点で既存のESSの登録と、それに結び付いたパスキーなどの資格情報が削除される、と書かれています。設定し直せば作り直せるものの、Windows Helloに保存したパスキーで入っていたサイトは、もう一度パスキーを登録し直すことになります。Microsoft Learnのほうにも、ESSを一時的にオフにできるのはWindows 11 22H2にKB5031455を当てたあと、と経緯が書かれています。

外付けのリーダーがESSの下で使えるようになったのは最近のことです。Petriの記事によると、MicrosoftはKB5101684で、ESSに対応した外付けの指紋センサーをWindows 11 24H2と25H2のPCで使えるようにしました。それまでESSが使えたのは、ノートPCに内蔵された指紋センサーだけです。この記事のエレコムとラトックシステムの4台は、どれもMoCで、製品ページにESSへの対応を書いています。サンワサプライの2台は、仕様表でESSに触れていません。

照合をPCでするMoHと、リーダーの中でするMoCの2系統

USBの指紋リーダーは、読み取った指紋をどこで照合するかで2系統に分かれます。

ESSに対応できるのはMoCの側ですが、逆は成り立ちません。KensingtonのVeriMark ITとVeriMark IT 2.0はどちらもMatch-in-Sensorと呼ぶセンサー内照合の作りなのに、ESSに対応するのはIT 2.0だけです。旧型のVeriMark ITは、Kensington自身が製品ページでESS非対応と書いています。この記事の比較表で、照合方式の列とESSの列を分けてあるのはこのためです。照合方式の欄だけを見てESSに対応すると読むと、旧型のVeriMark ITで外れます。

センサー内で照合するのにESS非対応の1台が8,300円にいる

MoHの2台、MoCの4台、Kensingtonのセンサー内照合の2台を、照合方式とESSの対応を別々の列に分けて並べました。値は各社の製品ページから取り、端子と保証はあとの採点にも使います。

製品名照合方式ESS端子形状保証
サンワサプライ 400-FPRD1MoH×USB-Aドングル型6か月
サンワサプライ 400-FPRD2MoH×USB-Cドングル型6か月
エレコム CR-FI01UBKMoC○USB-Aドングル型1年
ラトックシステム RS-FPRD-AMoC○USB-Aドングル型1年
エレコム CR-FI50UBKMoC○本体USB-C・付属はA有線独立型1年
Kensington VeriMark ITセンサー内照合×USB-Aドングル型2年
ラトックシステム RS-FPRD-DMoC○A/C両対応据え置き型1年
Kensington VeriMark IT 2.0センサー内照合○USB-Cドングル型2年

ESSの列が×になるのは、いちばん安いサンワサプライの2台と、真ん中より上の8,300円にいるVeriMark ITです。6千円台後半から上にMoCの4台が並ぶなかに、ESS非対応の1台が割り込んでいます。保証は逆に、ESS非対応のVeriMark ITが2年と長く、サンワサプライの2台は6か月です。

端子の列は、USB-Aが4台、USB-Cが2台、どちらでもつながるのが2台です。エレコムのCR-FI50UBKは本体側の差し込み口がType-Cで、付属のケーブルがUSB-Aのプラグになっています。プレスリリースでは手持ちの対応ケーブルでも接続できるとしているので、C-Cのケーブルに替えればType-CのPCにも直接つながります。登録できる指紋の数は、Kensingtonの2台を除く6台が最大10件で、Kensingtonは公式に記載がありません。

Copilot+ PC、ARM版、背面ポートだけのデスクトップで当てはまる機種

読者のPCの条件ごとに、この8台から残る機種を並べました。

PCの条件見る列この記事の該当機
ESSが有効(Copilot+ PCなど)ESSCR-FI01UBK / RS-FPRD-A / CR-FI50UBK / RS-FPRD-D / VeriMark IT 2.0
ARM版Windows(Snapdragon X)商品カードの対応OSVeriMark IT 2.0(公式にARM対応を明記)
USB-CしかないノートPC端子400-FPRD2 / RS-FPRD-D / VeriMark IT 2.0 / CR-FI50UBK(C-Cケーブルを用意)
デスクトップで、ポートが背面にしかない形状CR-FI50UBK / RS-FPRD-D
ESSを使っていない手持ちのPC参考価格400-FPRD1 / 400-FPRD2

条件を重ねると候補が1台まで減ることがあります。ARM版のCopilot+ PCでUSB-Cしか無いノートなら、ESS・ARM・USB-Cの3つが揃うのはVeriMark IT 2.0だけです。旧型のVeriMark ITはARM版Windowsにも対応していないので、型番の「2.0」を見落とすと2つの条件で外れます。ARM版Windowsではドライバーを入れる道具全般に同じ線引きがあり、プログラミング用ノートパソコンの比較でSnapdragon Xの2台について、エミュレーションで動くものと動かないものを分けています。

おすすめのUSB指紋認証リーダー8選

5千円台:PCに指紋を預ける従来型のUSB-A

8台でいちばん安い1台です。照合はPC側で行うMoHなので、ESSが有効なPCでは使えません。ESSを使っていないWindows機に後から指紋サインインを足す用途に向きます。

独自採点の規則(4項目・各5点)

総合点は4項目(ESSのPCで使えるか・導入しやすさ・つなげるPCの広さ・保証の長さ)の単純平均です。レビュー点を採点に使わない理由と、総合点の読み方は制作・運営ポリシーに書いています。

ESSのPCで使えるか
比較表のESS。○=5 / ×=2。×でもESSを切れば使えますが、切るとESSの下で登録したパスキーなどが消えるので、その手間のぶんを引いています
導入しやすさ
参考価格。5,500円未満=5 / 7,000円未満=4 / 8,000円未満=3 / 9,000円未満=2 / それ以上=1
つなげるPCの広さ
比較表の端子。A/C両対応=5 / USB-C=4 / 本体USB-C・付属はA=4 / USB-A=3。付属品だけでどちらにもつながる機種を上にし、USB-Aは最近のノートで変換が要るぶんを引いています
保証の長さ
比較表の保証。2年=5 / 1年=4 / 6か月=2

参考価格・ESS・端子・保証は、記事の比較表と商品カードに載せている値をそのまま使っています。照合方式(MoCかMoHか)は採点に入れていません。センサー内照合でもESS非対応の機種があり、ESSに使えるかはESSの列で直接見るほうが正確なためです。形状はドングル型が6台で、据え置きが良いかは置き場所で決まるので点にしていません。登録できる指紋の数は8台のうち2台で公式の記載が無く、認識精度(FAR・FRR)も8台で揃わないため、採点には使わず本文に回しています。Kensingtonの2台は楽天に出品が無く、参考価格はAmazonから取得しています。

6千円台前半:同じ従来型をUSB-Cに直挿し

400-FPRD1と照合方式は同じで、端子だけがType-Cになりました。重さは約3gで、ノートに挿したまま持ち歩けます。ESSには対応しないので、Type-CのノートでもCopilot+ PCは対象外です。

6千円台後半:ESSを切らずに使えるいちばん安いUSB-A

ESSに対応する5台のうち、参考価格がいちばん安いのがこのエレコムです。リーダーの中で照合し、Windows Helloのパスキーにも使えます。端子はUSB-Aだけなので、Type-CしかないノートPCでは変換アダプターが要ります。

6千円台後半:同じMoCで、指紋の消し方まで公式に書いたUSB-A

CR-FI01UBKとは130円差で、条件もほぼ同じです。ラトックシステムは、Copilot+ PCのRecallの要件にも対応すると公式に書いています。製品ページには、登録した指紋は登録したPCの同じアカウントからしか消せない、という注意も細かく載っています。

7千円台:ケーブルの先に置けるMoCの有線独立型

本体とPCをケーブルでつなぐ形で、指を置く場所を手元に持ってこられます。底面の磁石で、スチール製の机やキャビネットに貼り付けられます。デスクトップの前面にUSBの口が無いときに効く1台です。

8千円台前半:センサー内照合なのにESS非対応

照合をセンサーの中で済ませる作りで、筐体は亜鉛合金、保証は8台で最長の2年です。それでもメーカーはESS非対応と明記しており、ARM版Windowsにも対応していません。ESSを使っていないx86のWindows機に挿すなら、保証の長さが残ります。

8千円台後半:USB-AにもUSB-Cにもつながる据え置き型

約150cmのUSB-C to USB-Aケーブルと変換アダプターが付属し、付属品だけでどちらの端子にもつながります。PCを買い替えて端子がType-Cだけになっても、そのまま使い続けられます。MoCでESSにも対応します。

1万円台:ESSの認証を取ったUSB-Cで、ARM版にも対応

旧型のVeriMark ITでESSに対応しなかった点を直したUSB-C版です。SDCPとESSの認証を取り、x86とARMの両方のWindows 11に対応すると公式に書かれています。8台でいちばん高い代わりに、ARM版のCopilot+ PCに挿せることを公式に確かめられるのはこの1台だけです。

指紋リーダーはそのPCだけに効き、セキュリティキーは持ち歩ける

ESSに対応したリーダーで指紋を登録すると、Windows Helloに保存したパスキーで対応サイトへ指紋でログインできます。ただしそのパスキーが入っているのはPCの中で、指紋リーダーは本人確認の入口にすぎません。リーダーを別のPCへ挿し替えても、前のPCに保存したパスキーは付いてきません。ラトックシステムの製品ページも、指紋の情報は登録したPCとユーザーアカウントに紐づいて管理される、と書いています。

パスキーそのものを持ち歩きたいなら、受け持つのは物理のセキュリティキーです。セキュリティキーの比較では、パスキーをキーの中に保存して、別のPCやスマホでも同じキーでログインできる8本を扱っています。指紋付きのキーもありますが、対応プロトコルは値段の順に広がりません。会社のデスクトップには指紋リーダーを挿したままにし、外出先のPCやスマホにはキーを使う、という分け方ができます。

指紋で開く道具には、USBメモリのほうもあります。ハードウェア暗号化USBメモリの比較では、指紋で解錠する機種は国内で普通に買える現行品に該当が無く、PCのソフトで開くかキーパッドで開くかの2系統で比べています。ログインを守るこの8台とは、守る対象がPCの入口かファイルかで分かれます。

よくある質問

Macで使えますか

使えません。この8台はどれもWindows Helloの指紋サインイン用で、たとえばサンワサプライの400-FPRD1の製品ページは対応OSをWindowsに限り、Windows専用のドライバーで動くと書いています。macOSを対応OSに挙げている機種はこの記事の8台にありません。

会社のPCで、指紋の項目やESSのトグルが出てきません

Microsoftのサポート文書は、トグルが見えない理由の1つとして、組織がESS非対応のWindows Hello機器の利用を止めている場合を挙げています。サンワサプライの製品ページにも、会社などのPCはセキュリティ設定によって使えない場合がある、と注意書きがあります。管理されたPCでは、買う前に情報システムの担当者に、外付けの指紋リーダーを使ってよいか、使えるならESS対応が条件かを確かめるのが確実です。

指紋センサーが内蔵されたノートPCにも足せますか

動かないことがあります。サンワサプライの製品ページには、すでに指紋認証の機能を内蔵したPCでは、Windows Helloやメーカー側のドライバーの仕様で本製品を認識しない、または動作しない場合があり、内蔵指紋認証の搭載PCでの動作は保証の対象外だと書かれています。内蔵センサーの位置が使いにくいという理由で外付けを足すのは、保証の外で試すことになります。

PCを買い替えたら、登録した指紋はどうなりますか

新しいPCで登録し直します。ラトックシステムのRS-FPRD-Aの製品ページによると、MoCのリーダーに保存した指紋は、登録したPCの同じユーザーアカウントからしか削除できません。古いPCが故障して使えなくなると、その指紋は消せないまま残ります。最大の10件が埋まって消せない状態になると、追加の登録もできなくなります。買い替える前に、古いPCのサインイン オプションで指紋を削除しておくと、リーダーの枠を空けたまま移れます。

ESSのトグルを確かめてから、端子と置き場所を決める

照合方式の欄だけで選ぶと、センサー内照合なのにESS非対応の1台に当たります。

  1. サインイン オプションでESSを確かめる。Copilot+ PCなら最初から有効です
  2. ESSが有効なら、ESSの列が○の5台に絞る。切って使うとESSの下のパスキーが消えます
  3. ARM版Windowsなら、VeriMark IT 2.0を選ぶ。公式にARM対応を書いているのはこの1台です
  4. 端子を合わせる。USB-CだけのPCなら、USB-Cか両対応の機種にします
  5. 置き場所を決める。背面にしかポートが無いデスクトップなら、ケーブルの付く2台です
  6. 保証の長さで最後に分ける。サンワサプライの2台は6か月、Kensingtonの2台は2年です

この記事の仕様は各社の公式製品ページと、Microsoftの技術文書・サポート文書に載っている値です。8台を集めて認証の速さや認識率を実測したものではありません。参考価格は掲載時点で楽天かAmazonから取得したもので、Kensingtonの2台は楽天に出品が無かったため、Amazonの値を載せています。

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