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空気清浄機おすすめ8選 新基準の畳数・フィルター代・清浄時間で比較

2026-10-02 公開本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

ダイキン MC557A は参考価格53,680円で、適用床面積は16畳です。シャープ FU-S50 は20,300円で23畳とあります。2倍以上する機種のほうが7畳も狭い部屋向けに見えますが、この2つの数字は同じ物差しで測られていません。MC557A の16畳は2026年に改正された日本電機工業会の規格 JEM1467:2026(新基準)で出した値で、FU-S50 の23畳は改正前の方法による値です。前年モデルの MC556A は25畳と表示されていました(改正前の方法)。

値段の順に並ばない数字がもう1つあります。フィルター代です。Levoit Core 300S は17,980円と8台でいちばん安い本体ですが、公式は6〜12か月ごとのフィルター交換を勧めています。1個3,780円の交換フィルターを年1回買うと、10年で34,020円です。本体と足すと52,000円になり、10年交換不要のフィルターを積んだ FU-S50 の2.5倍を超えます。

ここでは Levoit 2台・ブルーエア・シャープ2台・パナソニック2台・ダイキンの8台を、参考価格の順に並べます。順位は付けません。加湿器の比較と重ならないよう、8台とも加湿機能を持たない単機能の空気清浄機に絞りました。適用畳数はどの基準で出した値かまで比較表に書き、10年ぶんのフィルター代も同じ規則で計算して並べてあります。

目次(9項目)

先に部屋の広さと、置く部屋で加湿が要るかを決める

機種を見比べる前に、置く部屋について決めておくことが3つあります。ここが決まると、畳数のどの数字を見ればよいかと、フィルター代をどこまで気にするかが先に決まります。

3つ目の年数は軽く見られがちですが、この記事でいちばん順位を動かすのがここです。本体が2万円を切る3台は、10年使うとフィルター代だけで本体価格を上回ります。

適用畳数には新基準と旧基準の2つがある

空気清浄機の適用床面積(適用畳数)は、日本電機工業会の規格 JEM1467 で決められた方法で出す数字です。この規格が2026年3月19日に改正され(日本電機工業会のJEM1467のページ)、改正後の方法で出した畳数は、改正前の方法より小さく出ます。売り場にはいま、新しい方法の数字を表示した機種と、改正前の数字のまま売られている機種が並んでいます。8台の表示は4通りに分かれます。

新旧のどちらで出た値かは、そのまま買い間違いにつながります。新しい機種ほど新基準で表示するようになるので、店頭で畳数を横に並べると、新しい機種のほうが狭い部屋向けに見えるという逆転が起きます。冒頭の MC557A の16畳と FU-S50 の23畳がこの形です。

フィルターは「10年交換不要」と「定期交換」の2系統

もう1つの分かれ目はフィルターです。8台は、交換を前提にしているかどうかで2つに分かれます。

交換目安はメーカーが想定する使い方での値なので、たばこの煙やペットの毛が多い部屋では早まることがあります。逆に「10年交換不要」は10年間まったく手入れが要らないという意味ではなく、プレフィルターのほこり取りは別にかかります。それでも、交換フィルターを買い続けるかどうかは10年で数万円の差になるので、比較表には10年ぶんのフィルター代の列を入れました。

並べ直すとこうなります

製品適用畳数 (基準)8畳の 清浄時間フィルター 交換目安10年の フィルター代最大 消費電力
Core 300S規格名なし 20畳13分推奨 6〜12か月34,020円39W
Vital 100S規格名なし 21畳12分推奨 6〜12か月41,220円32W
Blue Max 3250iJEM1467 22畳約13分最大約9か月57,200円20W
FU-S50旧基準扱い 23畳12分約10年0円49W
FU-T40旧基準扱い 18畳15分約2年26,840円19W
F-PX60C旧基準 27畳約11分約10年0円45W
F-PX70C新基準 19畳/旧基準 31畳約10分約3.5年13,200円57W
MC557A新基準 16畳12分約10年0円定格 49W

10年のフィルター代は、10年(120か月)を交換の間隔で割って切り上げ、最初の1個は本体に付いてくるので1を引いた回数に、交換フィルター1回分の値段を掛けた値です。Levoit の2台は、勧められた6〜12か月のうち長いほうの12か月で計算しました。1回分の値段は、Core 300S が3,780円、Vital 100S が4,580円、Blue Max 3250i が4,400円、FU-T40 が6,710円、F-PX70C が6,600円です。FU-T40 の交換フィルター FZ-T40SF は2枚入りで、本体が2枚使うので1パックが1回分になります。F-PX70C は集じんフィルター F-ZXP70C だけを数えていて、6,600円は量販店の価格です。パナソニック公式ストアの価格は確認できていません。

この表には、高いほうが数字で負ける組み合わせが3つあります。シャープ FU-T40 は FU-S50 より6,980円高いのに、適用畳数は23畳から18畳に下がり、フィルター交換は約10年から約2年に縮み、8畳の清浄時間も12分から15分に延びます。パナソニック F-PX70C は F-PX60C の上位機ですが、集じんフィルターは約3.5年ごとで、下位の約10年より短くなります。ダイキン MC557A は8台でいちばん高いのに、畳数の数字は8台でいちばん小さい16畳です。

最大消費電力の列は、ダイキン MC557A だけが公式一覧の定格消費電力の値です。8畳の清浄時間はいずれも各社のカタログの値で、適用畳数ほどではないものの、どの方法で出した値かは機種ごとに違いうるので、1分前後の差は大きく読まないほうが無難です。

旧基準の畳数を新基準に読み替えるには

旧基準で表示された畳数を、新基準の機種と比べられる数字に直す公式の換算式は、この記事を書いた時点で見つけられていません。手がかりになるのは、同じ機種で両方の値を公式に出しているパナソニック F-PX70C です。

F-PX70C は新基準19畳・旧基準31畳で、19÷31は約0.61です。この1台については、旧基準の値に0.61を掛けると新基準の値になります。ダイキンでは、前年モデル MC556A が25畳(改正前の方法)と表示されていたのに対して、後継の MC557A は新基準16畳で、16÷25は0.64です。ただし MC556A と MC557A は別の機種なので、こちらは同じ機種の新旧比ではありません。

この比を他の機種にそのまま当てはめて、FU-S50 は新基準で何畳と言い切ることはしません。新基準での値は機種ごとの試験で決まるもので、0.61は F-PX70C 1台ぶんの結果から出た比にすぎないからです。代わりに、次の順で読みます。

  1. 畳数の横に基準名が書かれているかを見る。「新基準」「JEM1467:2026」とあれば新基準、「旧基準」とあれば旧基準です
  2. 同じメーカーに新旧を併記している機種があれば、その2つの値の開きを見る。F-PX70C なら19畳と31畳で、旧基準の値のほうが1.6倍大きく出ています
  3. 旧基準の機種を新基準の機種と比べるときは、旧基準の数字を大きめに出た値として扱い、自分の部屋より十分に広い畳数を選ぶ。旧基準の畳数で部屋ぴったりの機種を選ぶと、足りない側にずれます
  4. 基準名の無い機種は、日本の基準の機種と畳数で比べない。8畳の清浄時間のように、同じ物差しに近い値で比べる

基準によって数字がどれだけ動くかは、ブルーエア Blue Max 3250i の表示がよく示しています。同じ1台に JEM1467 の22畳と、CADR から出した推奨12畳が並んでいます。CADR は1時間あたりにきれいな空気をどれだけ送り出せるかの値で、Levoit Core 300S にも260m³/h と書かれています。方法が違えば同じ機種でも2倍近く違う数字になるので、畳数を比べる前に、どの方法の数字かをそろえるのが先です。

おすすめの空気清浄機8選

参考価格の安い順に、価格帯ごとに並べます。商品カードの点数は、比較表の列から機械的に付けた独自採点です。

1万円台:本体は安く、フィルターを1年以内に替える海外3台

Levoit Core 300S・Vital 100S と、ブルーエア Blue Max 3250i です。本体は2万円を切り、最大消費電力も20Wから39Wと小さい側ですが、3台とも公式が1年以内の交換を勧めるフィルターで、10年のフィルター代は34,020円から57,200円と本体価格を上回ります。

独自採点の規則(5項目・各5点)

楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。

本体の値段
商品カードの参考価格。1万円台=5 / 2万円台=4 / 3万円台=3 / 4万円以上=2
フィルターの持ち
比較表のフィルター交換目安の列。約10年=5 / 約3.5年=4 / 約2年=3 / 1年以下(推奨 6〜12か月・最大約9か月)=2
10年のフィルター代
比較表の10年のフィルター代の列。0円=5 / 15,000円以下=4 / 30,000円以下=3 / 30,000円超=2
清浄の速さ
比較表の8畳の清浄時間の列。10分以下=5 / 12分以下=4 / 15分以下=3 / それより長い=2。各機種がどの基準で測った値かは、比較表の適用畳数(基準)の列を見てください
電気のかかりにくさ
比較表の最大消費電力の列。30W以下=5 / 45W以下=4 / 60W以下=3 / それより大きい=2

この独自採点は、商品の参考価格と、比較表のフィルター交換目安・10年のフィルター代・8畳の清浄時間・最大消費電力の4列だけから付けています。適用畳数は機種によって新基準・旧基準・規格名なしが混ざっていて同じ物差しで並べられないので、採点に入れていません。運転音は8台ぶんの値が揃わないので本文に回しています。10年のフィルター代は、Levoitの2台を勧められた6〜12か月のうち12か月側で計算した値です。ダイキン MC557A の消費電力は公式一覧の定格消費電力で、ほかの7台の最大消費電力とは呼び方が違います。8畳の清浄時間の「約」は外して数字だけで当てはめています。

2万円台:同じシャープで、高いほうが狭く交換も早い2台

FU-S50 と FU-T40 です。新しく高い FU-T40 のほうが、畳数・フィルター交換・清浄時間の3つで FU-S50 に届きません。代わりに最大19Wで8台中いちばん消費電力が小さく、強運転でも44dBと静かなので、寝室に置く1台としての作りです。

3万円台:旧基準27畳で、フィルターは約10年

パナソニック F-PX60C の1台です。8畳を約11分で清浄でき、集じん・脱臭フィルターとも交換目安が約10年です。公式の適用床面積は旧基準の27畳だけで、新基準の値は出ていません。

4万円以上:新基準の畳数を公式に出している2台

パナソニック F-PX70C とダイキン MC557A です。新基準の値を公式に載せているのは、8台でこの2台だけです。F-PX70C は8畳約10分で8台最速ですが、集じんフィルターは約3.5年ごとで、最大57Wと消費電力も8台でいちばん大きくなります。MC557A の新基準16畳は、改正前の方法で出した23畳の FU-S50 より小さく見えますが、物差しが違うので数字の差をそのまま能力の差とは読めません。

10年でいくらかかるか(本体+フィルター代)

本体の参考価格に、比較表の10年のフィルター代を足して、10年の合計が安い順に並べ直すと次のようになります。

製品本体(参考価格)10年のフィルター代10年の合計
シャープ FU-S5020,300円0円20,300円
パナソニック F-PX60C34,000円0円34,000円
Levoit Core 300S17,980円34,020円52,000円
ダイキン MC557A53,680円0円53,680円
シャープ FU-T4027,280円26,840円54,120円
パナソニック F-PX70C44,958円13,200円58,158円
Levoit Vital 100S18,800円41,220円60,020円
ブルーエア Blue Max 3250i19,818円57,200円77,018円

本体の値段では安いほうから1番目から3番目を占めた海外の3台が、10年の合計では3番目・7番目・8番目に移ります。本体が8台でいちばん高い MC557A は、10年の合計では4番目で、FU-T40・F-PX70C・Vital 100S・Blue Max 3250i より安く収まります。いちばん安いのは本体もフィルターも安く済む FU-S50 で、2番目の F-PX60C との差も本体価格の差そのままです。

Levoit の2台の数字は、12か月ごとに替える前提です。Vesync 公式の FAQ は「フィルターの寿命は概ね2年」としたうえで、6〜12か月の周期での交換を勧めているので、実際のフィルター代は替える間隔しだいで上にも下にも動きます。公式が勧める範囲の短いほう、6か月ごとに替えると交換は19回になり、Core 300S のフィルター代は71,820円、Vital 100S は87,020円に増えます。反対に寿命いっぱいの2年ごとなら交換は4回で、Core 300S は4回×3,780円=15,120円、合計33,100円となり F-PX60C(34,000円)を下回って2番目に上がります。Vital 100S も4回×4,580円=18,320円、合計37,120円です。表と採点は12か月ごとの交換で計算したままなので、Levoit の2台の10年の合計は幅のある数字として読んでください。

この合計には電気代を入れていません。最大消費電力は強運転の値で、ふだんは自動運転で弱く回る時間が長く、どの強さで何時間回るかは部屋の空気しだいで変わるためです。交換フィルターの値段も、比較表の参考価格と同じく時期によって動きます。

空気清浄機で変わらないもの(CO2と湿度)

空気清浄機は、ファンで部屋の空気を吸い込み、フィルターで花粉・ほこり・においのもとを取って戻す家電です。二酸化炭素は粒子ではないのでフィルターを通り抜け、何時間回しても部屋のppmは下がりません。花粉の時期に窓を閉めて空気清浄機だけを回している部屋は、人がいるほど二酸化炭素がたまっていきます。換気の頃合いはCO2モニターの比較で選べる測る道具に任せ、空気清浄機は窓を開けられない時間の粒子を受け持つ、と役割を分けて考えます。

湿度も同じです。この記事の8台はどれも加湿しないので、冬に回し続けても部屋は乾いたままです。反対に梅雨の部屋で湿気を抜きたいときも、空気清浄機では湿度は動きません。水を取り出すほうは除湿機の比較で方式から選びます。部屋の空気を変える家電は、粒子・湿度・二酸化炭素で受け持ちがはっきり分かれていて、空気清浄機が受け持つのは粒子だけです。

まとめ:判断の順番

空気清浄機は、新基準16畳の MC557A が改正前の方法で出した23畳の FU-S50 より狭く見えるように、カタログの畳数を基準を確かめずに横に並べられません。次の順に決めると絞れます。

  1. 部屋の広さと、加湿を別に足すかを決める。8台はすべて加湿なしです。冬に乾燥する部屋なら、加湿器を別に用意する前提で選びます
  2. 畳数の横の基準名を確かめる。新基準は MC557A(16畳)と F-PX70C(19畳)、公式に旧基準とあるのは F-PX60C(27畳)と F-PX70C(31畳)、この記事で旧基準として扱ったのがシャープの2台、規格名や版の無いのが Levoit 2台とブルーエアです。同じ基準どうしでだけ畳数を比べます
  3. 旧基準の数字は大きめに出た値として読む。F-PX70C では新基準の値が旧基準の約0.61倍でした。この比はほかの機種に当てはめられませんが、旧基準の畳数で部屋ぴったりを選ぶと足りない側にずれます
  4. 10年のフィルター代を足して比べる。本体が2万円を切る海外の3台は、10年でフィルター代が34,020円から57,200円かかり、合計は FU-S50(20,300円)や F-PX60C(34,000円)より高くつきます(12か月交換で計算した場合。2年ごとに替えるなら Core 300S の合計は33,100円で F-PX60C を下回ります)
  5. 最後に清浄時間と消費電力で絞る。8畳の清浄時間は約10分の F-PX70C から15分の FU-T40 まで、最大消費電力は19Wの FU-T40 から57Wの F-PX70C までです。寝室で静かさと電気を優先するなら FU-T40、早く掃除したいなら F-PX70C の側になります

なお、この記事の適用畳数・8畳の清浄時間・フィルター交換目安・最大消費電力は、ダイキン・パナソニック・シャープ・Vesync(Levoit)・ブルーエアの公式製品ページと仕様表に載っている値で、8台を並べて清浄時間を実測はしていません。ダイキン MC557A の消費電力は公式一覧の定格消費電力の値です。交換フィルターの値段は、パナソニック F-ZXP70C だけが量販店の価格で、ほかはメーカーの公式サイトとストアに載っている価格です。規格の改正日は日本電機工業会の JEM1467 のページによります。商品カードと比較表の参考価格は楽天またはAmazonの価格を参考にした値で、時期によって変わります。

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