この記事では、Vim / neovim でプラグインを使わずに「ステータスバーの表示/非表示を切り替える」ためのコマンドについて、ご紹介します。
[解答] laststatusオプションを変更する
ステータスバーの表示/非表示は laststatus オプションで制御することができます。
Vimコマンド1. ステータスバーを表示する(常時)
:set laststatus=2

ステータスバーを常に表示します。
Vimコマンド2. ウインドウが2個以上のときのみ表示する
:set laststatus=1

2個以上のウインドウがあるときのみ、ステータスバーを表示します。ステータスが1個に減るとタブバーが消えます。
Vimコマンド3. ステータスバーを非表示にする(消す)
:set laststatus=0

ステータスバーを常に非表示にします。
補足
このオプション laststatus は、設定ファイルで予め設定しておくのが通常の利用方法です。
コマンドでわざわざ設定するのは、初期状態の Vim で操作が必要な一時的なサーバなどで作業をするときくらいではないでしょうか。
とはいえ、覚えてくと扱いやすくなりますので、頭の片隅に置いておきましょう。
このVimコマンドの補足情報
- 利用頻度[star rate=2]
- 便利さ[star rate=3]
- 覚え易さ[star rate=2]
関連するVimヘルプ
Vim のヘルプでは下記のように解説されています。
‘laststatus’ ‘ls’ 数値 (既定では 1)
options – Vim日本語ドキュメント
グローバル
最下ウィンドウにいつステータス行が表示されるかを設定する。
0: 全く表示しない
1: ウィンドウの数が2以上のときのみ表示
2: 常に表示
ウィンドウをいくつか表示しているときには、ステータス行があると見栄えが
よくなる。しかし画面上の行をさらに必要とする。status-line
こちらは、Vim上では下記のコマンドでヘルプを確認できます。
:help laststatus :help 'ls'
ヘルプで検索するときは、通常は大文字小文字は識別されませんので、どちらでも構いません。
Vimの設定を学習できる書籍
たくさんある Vim の瀬底を学習できる書籍たちは、こちらになります。
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