gVimのメニュー・ツールバー・スクロールバーを消す(guioptions)
gVimを開くと、上部にメニューバー、ツールバー、横にスクロールバーとGUIパーツがずらりと並びます。マウス操作前提の要素ばかりで、キーボード中心の操作をするなら画面を圧迫するだけに感じます。guioptionsオプションでまとめて消せます。
この設定はgVimやneovim-qtなどGUI版でのみ意味を持ちます。ターミナル上のVim/Neovimでは表示する仕組み自体が無いため、設定しても何も変わりません。
主なフラグ一覧
| フラグ | 対象 |
|---|---|
m | メニューバー |
T | ツールバー |
r | 右スクロールバー(常時) |
R | 右スクロールバー(垂直分割時のみ) |
l | 左スクロールバー(常時) |
L | 左スクロールバー(垂直分割時のみ) |
b | 下(水平)スクロールバー |
個別に切り替える
:set guioptions+=m " メニューバーを表示
:set guioptions-=m " メニューバーを非表示
+=で追加、-=で削除します。フラグは複数まとめて指定することもできます。
:set guioptions-=mTrlb " 主要なGUIパーツを一括で非表示
キーボード中心の運用ならまとめて消してよい
マウスを使わない運用にするなら、メニュー・ツールバー・スクロールバーは基本的に不要になります。設定ファイルに次のように書いておくと、起動時から最小限の見た目で使えます。
set guioptions-=m
set guioptions-=T
set guioptions-=r
set guioptions-=l
set guioptions-=b
デフォルト値はOSによって異なる
guioptionsのデフォルト値はOSやビルド環境によって違います。Windows環境ではegmrLtTのように多くのパーツが最初から有効になっていることが多く、GTK版など環境によっても初期値は変わります。今の値を確認したいときは:set guioptions?で見てから、必要な分だけ足し引きすると便利です。
常に表示か、分割時だけ表示か
スクロールバーの大文字フラグ(R/L)は「ウィンドウを垂直分割しているときだけ表示する」という条件付きの指定になります。
| したいこと | 使うフラグ |
|---|---|
| 常に非表示にしたい | 小文字(r / l) |
| 垂直分割時だけ目印として表示したい | 大文字(R / L) |
要点:マウスを使わない運用なら
guioptions-=mTrlbで主要なパーツを一括で消せます。フラグは複数まとめて指定できるので、個別に何度も打つ必要はありません。
使ってみて
gVimを使い始めた頃はメニューバーに頼っていましたが、キーボード操作に慣れてからは完全に不要になりました。思い切って全部消してみると、画面が広く使えるようになり、見た目もすっきりして満足度が高くなりました。同僚にgVimの画面を見せたとき、装飾が何もない状態に驚かれたこともあります。
まとめ
guioptionsはGUIパーツの表示を細かく制御できるオプションです。キーボード中心の運用に慣れたら、思い切って主要なパーツを消してしまうと快適になります。なおguioptionsはGUI版だけの設定なので、端末で動かすVimでは指定しても何も起きません。