[Vim問題] GUIパーツ全ての表示/非表示を切り替える方法は?

GUIパーツの表示/非表示を切り替える方法

この記事では、gVim でプラグインを使わずに「GUIパーツ全ての表示/非表示を切り替える」ためのコマンドについて、ご紹介します。

[解答] guioptionsオプションを変更する

gVim の GUIパーツの表示/非表示は、guioptions オプションで制御することができます。

GUI版Vim、つまり gVim を利用する場合のみの設定となります。あくまでマウス操作に利用するのが主な目的となりますので、CUIでは表示できませんし、表示する必要もありません。また、neovim-qt でも使えません。

Vimコマンド GUIパーツの表示/非表示

GUIパーツの表示/非表示
GUIパーツの表示/非表示

表示する

常に表示するには、次のコマンドを実行します。

:set guioptions+=mbrLT

非表示にする(消す)

常に非表示にするには、次のコマンドを実行します。

:set guioptions-=mbrLT

補足

guioptions の値は複数を一括で指定することが可能です。並びも特に関係ありません。

ただ、実際には設定ファイルに書いておいて、そんなに変更することはないかもしれませんが。

このVimコマンドの補足情報

  • 利用頻度[star rate=1]
  • 便利さ[star rate=3]
  • 覚え易さ[star rate=2]

関連するVimヘルプ

Vim のヘルプでは下記のように解説されています。

‘guioptions’‘go’       文字列  (既定では “egmrLtT”   (MS-Windows,
                                         “t” は defaults.vim 内で削除される),
                                         “aegimrLtT” (GTK, MotifとAthena),
                                         )
                        グローバル
                        {VimのGUI版でのみ有効}
        このオプションはVimのGUI版でのみ有効である。値は、GUIのどのコンポーネ
        ントとオプションを使用するかを決定する、フラグの列である。
        将来追加されるフラグによる問題を避けるため、コマンド “:set” では “+=”
        と “-=” を使うこと add-option-flags
        使用できるフラグは以下の通りである。
(略)

options – Vim日本語ドキュメント

‘go-m’
          ‘m’   メニューバーを表示する。
(略)
‘go-t’
          ‘t’   メニュー項目の切り離しを有効にする。現在のところWin32, GTK+ と
                Motif 1.2 GUI でのみ有効である。
‘go-T’
          ‘T’   ツールバーを表示する。現在のところWin32, GTK+ と Motif,
                Photon, Athena GUIでのみ有効である。
‘go-r’
          ‘r’   右スクロールバーを常に表示する。
‘go-R’
          ‘R’   垂直分割されたウィンドウがあるときのみ、右スクロールバーを表示
                する。
‘go-l’
          ‘l’   左スクロールバーを常に表示する。
‘go-L’
          ‘L’   垂直分割されたウィンドウがあるときのみ、左スクロールバーを表示
                する。
‘go-b’
          ‘b’   下 (水平) スクロールバーを表示する。サイズは表示されている行の
                中で一番長い行によって決まる。またはフラグ’h’が含まれていると
                きはカーソル行によって決まる。gui-horiz-scroll

options – Vim日本語ドキュメント

こちらは、Vim上では下記のコマンドでヘルプを確認できます。

:help guioptions
:help go
:help go-m

ヘルプで検索するときは、通常は大文字小文字は識別されませんので、どちらでも構いません。

Vimの設定を学習できる書籍

たくさんある Vim の瀬底を学習できる書籍たちは、こちらになります。

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この記事を書いた人

Vim力アップして、そろそろ上級 Vimmer の仲間入りしたいIT系エンジニアの端くれです。読んでくる訪問者の皆様と一緒に、Vim力を上げていくことができる記事が書ければと考えています。