Vim/Neovimの学習段階別おすすめ書籍
Vim関連の書籍は決して数が多くありませんが、その分どれも内容が濃いです。闇雲に手に取るより、今の自分がどの段階にいるかに合わせて選ぶと、遠回りせずに済みます。
基本操作を体系的に固めたい段階
この段階で最も評価が高いのが「実践Vim 思考のスピードで編集しよう!」です。Vim/neovimのバージョンに依存しない、Tips形式の構成が特徴で、モード操作・テキストオブジェクト・マクロといった土台の考え方を体系立てて学べます。vimtutorで一通り触った後、断片的に覚えた操作を整理し直すのに向いています。
実践的なTipsを増やしたい段階
基本操作を一通り押さえた後、日々の作業で使える細かいテクニックを増やしたい段階では「Vimテクニックバイブル〜作業効率をカイゼンする150の技」が候補になります。上級Vimmerによる、実践で磨かれたノウハウやプラグイン関連の情報が詰まっており、体系的な学習というより辞書的に拾い読みするのに向いています。
Vim scriptを書きたい段階
プラグインを自作したい、設定ファイルをVim scriptで組みたい、という段階に来たら「Vim scriptテクニックバイブル」のような、Vim script自体を深く解説した書籍が役立ちます。日本語でここまで踏み込んだ解説をしている書籍は限られており、この段階まで来た人には必読の位置づけになります。
Neovim・モダン構成を組みたい段階
lazy.nvimやLSPを使った現代的な構成を組みたい場合、書籍よりも各プラグインの公式ドキュメントや、kickstart.nvim/LazyVimのようなリファレンス実装を読むほうが情報の鮮度が高いです。プラグインエコシステムの移り変わりが速い領域なので、書籍は考え方の土台として、実際の設定は公式ドキュメントで補うのが現実的な組み合わせになります。
段階別まとめ
| 段階 | 読むもの |
|---|---|
| 基本操作を固めたい | 実践Vim |
| 実務Tipsを増やしたい | Vimテクニックバイブル |
| プラグインを自作したい | Vim scriptテクニックバイブル |
| モダンなNeovim構成を組みたい | 公式ドキュメント+配布設定 |
書籍だけで完結させようとせず、リファレンス的に使いたい場面ではQiitaや技術ブログ、プラグイン公式のREADMEを併用するのが実用的な進め方になります。
最初に実践Vimを通読したときは、まだ使わない機能の解説も多く感じたが、後から作業中に「これ本に載ってたやつだ」と思い出す場面が何度もありました。1周で全部を吸収しようとせず、必要になったタイミングで読み返す辞書として手元に置いておくのが自分には合っていました。
まとめ
Vim関連の書籍は数こそ少ないものの、学習段階に合わせて選べば無駄がありません。基本操作は実践Vim、実務Tipsはテクニックバイブル、Vim scriptは専用書籍、モダン構成は公式ドキュメントという住み分けを意識すると迷いません。