Windows 10/11にNeovimを最短でインストールする方法
WindowsへのNeovim導入というと、公式サイトからzipをダウンロードして手動で配置する方法を紹介した記事をよく見かけます。しかし今は、標準搭載のパッケージマネージャーであるwingetを使えばコマンド1行で済みます。
wingetでインストールする
Windows 10・11には、Microsoft公式のパッケージマネージャーwingetが標準で入っています(入っていない場合はMicrosoft Storeで「アプリ インストーラー」を更新すれば使えるようになります)。PowerShellかWindows Terminalを開いて、次のコマンドを実行するだけで済みます。
winget install -e --id Neovim.Neovim
インストールが終わったら、ターミナルを新しく開き直してからnvimコマンドで起動します。同じセッションのままだとPATHの反映が間に合わず、コマンドが認識されないことがあります。
nvim --version
バージョンが表示されればインストール完了です。あとは%LOCALAPPDATA%\nvim\init.vim(またはinit.lua)に設定を書いていけば、通常のNeovim環境として使えます。設定ファイルの配置場所については別記事で詳しく解説しています。
zipを手動配置する方法(wingetが使えない場合)
社内ポリシーなどでwingetが使えない環境では、従来どおりzipを手動展開する方法も使えます。
- Neovim公式リポジトリのリリースページから、64bit版なら
nvim-win64.zipをダウンロードします - 任意のフォルダ(例:
C:\Program Files\Neovim)に展開します - 展開したフォルダ内の
binを環境変数PATHに追加します
この方法だと、USBメモリなどに配置してポータブルなNeovimとして持ち歩くこともできます。詳しくはNeovimをポータブル化する記事を参照してください。
GUIで使いたい場合
Neovim本体はターミナル上で動くのが基本ですが、GUIクライアントとして使いたい場合の選択肢もいくつかあります。
- Neovide:滑らかなカーソルアニメーションとリガチャ表示に強い、近年人気のGUIクライアント
- nvim-qt:Qtベースの古参GUIクライアント。起動オプションが豊富
いずれもwingetで導入できます。例えばNeovideなら次のコマンドになります。
winget install -e --id Neovide.Neovide
winget install -e --id Neovim.Neovimでターミナル版を入れ、GUIが欲しくなったら後からNeovideを追加すれば十分です。
実際にVimを便利に使うには設定とプラグインが必要
素のNeovimでも最低限の編集はできますが、実用的に使うには設定ファイルとプラグイン管理の仕組みが欠かせません。プラグインマネージャーにはlazy.nvimが広く使われており、ゼロから設定を組む代わりにkickstart.nvimやLazyVimから始める方法もあります。Python連携の準備やlazy.nvimのブートストラップコードを自分で書きたい場合の手順は別記事にまとめています。
以前はzipを手動展開してPATHを通す手順を毎回踏んでいましたが、winget導入後は他のPCへのセットアップが1分もかからなくなりました。バージョンアップもwinget upgrade Neovim.Neovimだけで済むので、手動管理に戻る理由がなくなりました。
まとめ
Windows環境へのNeovim導入は、wingetコマンド1行が最短ルートです。制約がある環境ではzip手動展開も使えますが、可能であればwingetでの管理をおすすめします。