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Vimの最低限の使い方 モード・移動・保存だけ知っておく入門ガイド

2019-12-20 公開 ・ 更新: 2026-08-05

サーバーにSSHでログインしたら、テキストエディタがVimしか入っていませんでした。そんな「望んでVimを使うわけではありませんが、使わざるを得ない」人向けに、最低限これだけ知っておけば設定ファイルの1行を直して抜けられる、という範囲だけをまとめます。

目次(8項目)
キーこれだけ覚える
i挿入モードに入る(文字を打てる状態に)
Escノーマルモードに戻る
x / dd1文字削除 / 1行削除
:wq保存して終了
:q!保存せず強制終了

1. まずモードの概念だけ理解する

Vimには複数の「モード」があり、最初はこの2つだけ意識すれば十分です。

キー動作
i挿入モードに入る(カーソル位置の前から入力開始)
a挿入モードに入る(カーソル位置の後から入力開始)
Esc挿入モードからノーマルモードに戻る

「今どっちのモードにいるか分からなくなる」のがVim初心者最大のつまずきポイントです。迷ったらEscを押せばノーマルモードに戻れる、とだけ覚えておけば事故は防げます。

要点:文字を打ちたいときだけiで挿入モードに入り、それ以外はEscでノーマルモードに戻ります。この往復さえ分かれば動かせます。

2. 移動する

矢印キーやPageUp/PageDownでも移動できるので、最初はそれで構いません。慣れてきたらノーマルモードで使えるhjkl(左・下・上・右)に切り替えると、ホームポジションを崩さずに移動できます。

3. 文字を消す・行を消す

ノーマルモードで次のキーが使えます。

x    " カーソル下の1文字を削除
dd   " カーソル行を1行まるごと削除
BEFORE
line1
line2
line3
dd
AFTER
line1
line3

4. 保存して終了する

これが分からず抜けられなくなる人が最も多い箇所です。ノーマルモードで:から始まるコマンドを入力します。

コマンド動作
:w保存だけする
:q終了する(変更があると失敗する)
:wq保存して終了する
:q!変更を保存せず強制終了する

:q:quit:w:writeの略です。!を付けると「確認を無視して強制的に」という意味になる、という規則を知っておくと他のコマンドにも応用が利きます。

要点:変更を保存して抜けるなら:wq、変更を捨てて抜けるなら:q!です。この2つだけ覚えておけば大抵の場面をしのげます。

5. 文字列を検索する

/検索したい文字列

ノーマルモードで/を押してから検索語を入力しEnterを押します。同じ語を次に探すにはnを押します。長い設定ファイルの中から特定の行を探すときに使います。

ここから先、興味が出たら

ここまでで最低限の「開く・直す・保存して閉じる」はできるようになります。もう少し先まで踏み込みたくなったら、次のステップとして次の記事が参考になります。

使ってみて

初めてVimに触ったとき、保存せずに抜けられなくなって:q!を検索するところから始まった記憶があります。最初はモードの往復とこの数個のコマンドだけ知っていれば十分で、hjklやテキストオブジェクトのような効率化は後からいくらでも覚えられます。まずは「詰まない」ことを最優先にするとよいでしょう。

まとめ

モードの切り替え(i/Esc)、移動、削除(x/dd)、保存終了(:wq/:q!)、検索(/)の5つを押さえれば、とりあえずVimで詰むことはなくなります。そこから先は必要に応じて少しずつ広げれば十分です。

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