Vim調査結果

「なぜ Vim を使うのか」理由を調べてみた

これだけ世の中でたくさんのエディタが溢れている昨今、皆様が Vim を利用する理由はなんでしょうか。

非Vimmerの方々から問われて、ふと説明が難しくはありませんか?

そんな皆様のために、今回は Vimの使い方では無く、Vimmer が Vim を選んで使う理由をまとめてみました。

Vimmer としてのアイデンティティの確立、あるいはちょっとした説明にお役立ちできれば幸いです。

こちらの記事は Vim Advent Calendar 2019 16日目の記事です。
私の記事は少し趣向が違いますが、素晴らしいテクニカルな記事がたくさんありますので、是非ご覧ください。

Vimmer is マイナー

※ちょっと長い前置きになるので、調査結果にしか興味ない方は次の項へスクロールしてください。

なぜ Vim を使うようになったか、その理由は人それぞれですが、確実に言えるコトは1つ。

Vimmer人口は多くない

もちろん日本、いや世界で、というレベルの話です。悲しいかな、メモ帳 や Excel と比べたら、その差は歴然です。

非ITエンジニアであれば間違いありません。いや、ITエンジニア間でもそうでしょう。

人好きだし、ITエンジニア自体の人口が…なんて話もあるなど、自分を納得させてきたものです。

しかし、最近は後発の VS Code にぶち抜かれてます。

そうなると、もはや Vim を愛用する Vimmer は迫害の対象です。少なくとも私はそう。

「うわ、なんか変わったアプリ使ってる!」
「なんでそんな黒い画面で編集してんの?」
「なにその変なメモ帳(笑)」

そんな嘲笑にも似たコメントを浴びながら、この素早い編集がマネできるんか、Linux端末でガツガツ編集してみろ、データセンターで作業したらこれしかないんや、なんて反論は心にしまうのです。

そんな話が通じるのごく一部、Vimmerだけですから。寂しい。。。

では、Vimmer を増やす、いや Vimmer を少しでも理解してもらうにはどうすれば良いでしょう?

もっと一般的に分かり易く説明しない限り、我々 Vimmer は迫害されつづけるのです。
(我々≒筆者)

そう考えた時に、スッと分かり易く利点を説明できるのは良い解決策の1つです。

ただ、Vim が便利だと思うのはだいたい個人の主観であって一般論とは別です。

それが総論なのか各論なのか、経産省も調べてくれていません。

しかし、Vimconf を賑わすように、隠れ Vimmer から リード Vimmer まで、そこかしこにたくさん居るはずです。

ということは、Vim を使う理由にも一般論を形成できるくらいには意見がまとまるはずです。

そこで、一般論としての「なぜVimを使うのか」を知る必要があると考え、今回の記事に至りました。

Twitter ではなんと?

まずは先日、Twitter のフォロワーの皆様に対して、このように聞いてみました。

丸々二日間に渡って、43名のご意見ご感想をいただくことができました。50名には届かないものの十分な数でした。

ありがとうございました。

その算出方法については、こちらとなります。

スコア基準の場合、計算条件は1人1点のスコア制として、複数理由がある方は1点を按分する形としました。また、指定したハッシュタグ以外でもいくつか理由が見受けられましたが、そちらは算出外とさせていただいております。

人数基準については、単純に挙げた 人数(累計)÷ 全人数 としました。

その結果がこちらです。

なぜVimなのか Twitter 集計結果
なぜVimなのか Twitter 集計結果

算出した際のツイートでも述べましたが、興味深いのは Vimの操作性/キーバインド(の良さ) を選択理由として挙げる方が2割超で、2以下の倍以上という点です。

これはスコア基準/人数基準でも、ほとんど差が開きませんでした。

Vim初心者には馴染みのないキー操作が嫌われがち、というのが Vim の常です。

しかし、Vimを愛用する Vimmer にとっては、このVim独特のキー操作こそが選択理由という皮肉な結果となっています。

3位の動作の高速さと相まって、より素早い編集を求めるのが Vimmer の欲求だということが現れているとも言えます。

また、初心者をVim沼に落とすにはキー操作の良さについて教え込むと … なんて考えてしまいます。

ググれカス

ググってみた

Twitterのフォロワー以外の意見も、少し調べてみることにしました。

「Vim 理由」でググってみて、その中から記事をピックアップしていくことにしました。

意外と少なかったので、「Vim メリット」でもググってみて集計しました。

対象は36記事です。算出方法はこちら。

スコア基準の場合、1記事1ポイントで、記事内の項目から理由を上位5個まで抽出し、それら理由で1ポイントを按分して算出しました。完全な手作業 かつ Twitterユーザーとの被りがあると思いますが、そこは目をつぶってください。なお、対象とした記事は最後の「参考記事」の項に掲載しています。

人数基準については、単純に挙げた 人数(累計)÷ 全人数 としました。

その結果がこちら。

なぜVimなのか 記事 集計結果
なぜVimなのか 記事 集計結果

ここでも操作性/キーバインド 1位です。

優先度はともかく、半数以上の人が理由に挙げているのがポイントですね。

やっぱり、この独特の操作性が好きなんですね。記事を書くほどの Vimmer の皆様は。

最初はすごくハードルだったというような内容が多く見られるので、不思議なモノです。

けっこう一般論で書いていらっしゃる記事が多いんですが、その一般論どこから来たの?と思いながら読ませていただきました。

ただ、あんまりぶっ飛んだ理由の記事が少なかったのはちょっと寂しかったですね。

意外とメリデメだけを書いた記事が少ないのも意外でした。VS Code などはたくさん見かけるんですが。

ちなみに海外ユーザーは…?

Medium や dev.to で調べて見ました。
探す先の問題もあって、たった6記事と対象数が少ないので、あくまで参考値。

なぜVimなのか 記事(海外) 集計結果
なぜVimなのか 記事(海外) 集計結果

やはり1位だけは変わらずでした。少ないながら、人数ベースだと8割越え。

やっぱり Vimmer はみんな操作性/キーバインドが大好き!

なぜ Vim なのか?

FAQと虫メガネ

操作性/キーバインドを採用理由に挙げる人が圧倒的に多いと言えますね。

この調査結果から、これから「なぜ Vim を使うの?」と聞かれたときには、自信を持って「この独特の操作に慣れると最高なんだよ(別:最高らしいよ/沼にハマるよ/好きになるよ)」と胸を張っていえるのではないでしょうか。

少なくとも筆者はこれで、同僚や後輩達に説明することができそうです。

もっと正確に知りたくはないか?

ここで調べたのは限定的な調査対象であって、残念ながら筆者の限られた観測範囲であることは間違いありません。

また、日本のVim人口がどれくらいかは概算でさえ、ちょっとよく分かりません。

そのため、今回の調査結果が絶対正しい!とは言い切れないのは事実です。

そこで、もし全然違う理由がある!異論がある!という方は、是非ご意見をお寄せください。

Twitter なら #なぜVimなのか タグをつけてツイートしてください。今後も注視して参ります。

また、ご意見や指摘、批判などありましたら、遠慮無く下記にお願いします。

また別の機会に、こちらの情報をアップデートしてお伝えできればと思います。

今後も皆様が楽しくも便利な Vim ライフを、末永く送られることを願っております。


同日公開した、こちらの記事も併せてご覧ください。

四の五の言わずに Vimを好きになろう
Vim初心者が自在に使えるようになることを標榜する当サイトでは、ゴリラさんの技術同人誌「Vimが好きになる本」を紹介します。

参考記事

今回、集計対象にと読ませていただいた記事はこちらです。ありがとうございました。

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Vim太郎

Vim力アップして、そろそろ上級 Vimmer の仲間入りしたいIT系エンジニアの端くれです。読んでくる訪問者の皆様と一緒に、Vim力を上げていくことができる記事が書ければと考えています。

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