この記事では、iOS環境(iPhone/iPad)で利用できる「Vim」について、ご紹介します。
[解答] iVim
オープンソースとして公開されている、iOS版Vimこと「iVim」です。2019年現在、唯一定期的に更新されています。
GitHub - terrychou/iVim: A vim port to iOS.
A vim port to iOS. Contribute to terrychou/iVim development by creating an account on GitHub.
AppStoreでは、こちらで公開されています。

iVim
iVim is a project that brings the vim editor to the iOS system. It is open source, please visit the App Support URL. Font management Besides some system and em...
筆者の環境では、こんな感じに利用できることは確認できました。
iPhone ならこんな感じです。日本語も入力できるようになりました。
ちなみに、保存するファイルは「ファイル」アプリ経由での扱いが基本になります。
ローカルに保存したファイルは別のアプリで開けるようですが、DropBoxなどのクラウドサービスとの連携は少し厳しそうです。
ちなみに、有料プランもあるのが、Vim にしては少し異質かもしれません。
外部キーボードにも対応しているので、標準の Smart keyboard や Apple Magic Keyboard でも操作できるのは便利な点の1つです。
このエディタの補足情報
- 利用頻度
- 便利さ
- 覚え易さ
そもそもなんですが、iOSでVimが必要な場面というのがレアすぎるという難点があります(笑)
SSHでクラウドサービス上のLinuxでVimを利用する、もしくはWEBブラウザで扱えるIDE(統合開発環境)の方が使いやすいのではないでしょうか。
関連するヘルプ
下記の公式リファレンスが参考になります。
https://github.com/terrychou/iVim/blob/master/README.md
参考書籍
Vim力アップには、こちらの書籍が参考になります。
Vim/neovim関連の書籍で、もっとも評判が良くてバイブルと呼んでる人もいる一冊です。Vim/neovimのバージョンに依存しない沢山のTips形式で、その表題通りに「思考のスピードで編集」できるようになるノウハウが詰まっています。その高い評価は Amazon のレビューからも分かる通りです。Vimmer なら必ず一度は読んでおいて間違いありません。
こちらもVim関連の書籍で評価が高い書籍の一冊です。vim-jpで見かける上級Vimmer(Vimサポーターズ)の皆様による、Vimを実践で使ったノウハウからプラグイン関連の情報が詰まっています。日本の Vim界隈を知る上でも是非一読しておきたい一冊です。
Vim/neovim の設定ファイルやプラグインなど、Vim script に関するノウハウがいくつも詰まった一冊です。日本で Vim Script をここまで深く解説している唯一の書籍と言えます。Vim力を伸ばしたいと考えるなら、絶対に避けては通れない書籍でしょう。