ウルトラワイドモニターおすすめ8選 34型と49型・PBP分割・USB-C給電で比較
ウルトラワイドモニターを買う動機で多いのは、机の上に2枚並んでいるモニターを1枚にまとめることです。ケーブルも電源も1本で済み、ベゼルの継ぎ目も消えます。今回そろえた8台は参考価格47,980円から214,800円まで4倍以上の開きがありますが、この目的については値段で答えが決まりません。
分かれ目は横の画素数です。34型のUWQHD(3440×1440)をPBPで左右に割ると、片側は1720×1440になります。フルHDの1920より横が200px狭いので、モニター2枚の代わりのつもりで買うと、片側がフルHDにも届きません。片側が2560×1440、つまり27型WQHD 2枚ぶんになるのは5120×1440の49型だけで、214,800円のQD-OLEDを買っても34型である以上は1720のままです。
USB-Cの給電も価格の順に増えません。参考価格56,200円のLG 34WQ75C-Bが90W出せる一方、ほぼ同額の55,990円のiiyamaは7.5Wで、214,800円のMSIは15Wです。ここでは8台を参考価格の昇順に並べ、PBP時の片側の解像度・USB-C給電・KVM・昇降量・保証の5つで比べます。最後に、片側1720pxで80桁のVimウインドウが何枚並ぶかを、tmuxの上の実機のVimで数えました。
目次(9項目)
まず決めるのは「1枚で2画面をまかなうか」
ウルトラワイドを検討する動機は、大きく2つに割れます。1つは「横に長い1枚の画面が欲しい」で、動画編集のタイムラインや、折り返したくない長い行を扱う場面です。もう1つは「モニター2枚を1枚でまかないたい」で、左右に別々のものを置きたいという要求です。後者を選ぶ人だけが、PBPと片側の画素数を先に確かめることになります。前者なら片側の数字は関係がなく、横幅と表示品質だけで選べます。
次に確かめるのは机の寸法です。34型は横幅がおよそ81cm、49型は120cmを超えます。奥行きも要ります。曲面パネルは画面の左右が手前にせり出すので、平面と同じ奥行きでは端が近くなりすぎます。1500Rや1900Rといった曲率の数字は、その曲面が描く円の半径をmmで表したもので、数字が小さいほど強く曲がります。
重さも先に見ます。34型は画面部で6〜8kg、49型は12kgを超えます。曲面パネルは重心が前に出るぶん、同じ重さの平面よりアームにかかるモーメントが大きくなります。耐荷重と対応天板厚はウルトラワイド用モニターアームの側で比べているので、載せる前提なら先にそちらを見ておくと安全です。
PC側は出力の規格を見ます。5120×1440を60Hzで受けるにはDisplayPort 1.2以上か、HDMIなら2.0以上が要ります。ノートPCの内蔵画面と合わせて何枚まで出せるかを確かめたいときはつながるか判定機で機種ごとの上限を引けます。
増やしたいのが横ではなく縦、つまりコードの行数なら、ウルトラワイドは答えになりません。34型も49型も縦は1440pxで、27型WQHDと同じです。その場合はプログラマー向けモニターから16:10のパネルや縦回転できる機種を選ぶほうが近道です。
ウルトラワイドは横の画素数で3系統に分かれます
「ウルトラワイド」という呼び名は横に長いという意味しか持たず、中身は画素数で3つに分かれます。
- 2560×1080(21:9・29〜30型):いちばん安い系統です。縦が1080pxで、左右に割ると片側1280×1080になります
- 3440×1440(21:9・34型):UWQHDと呼ばれる系統で、今回の8台のうち6台がここに入ります。左右に割ると片側1720×1440です
- 5120×1440(32:9・49型):DQHDと呼ばれ、27型WQHD(2560×1440)を横に2枚つないだ画素数です。左右に割ると片側2560×1440になります
縦の画素数は、34型でも49型でも1440pxのまま変わりません。値段を上げて増えるのは横だけです。2560×1080の系統を今回入れていないのは、片側1280×1080がフルHDより横も縦も狭く、2画面の代わりという目的に届かないためです。
用語の区別も先に付けておきます。PBP(Picture by Picture)は2系統の入力を左右に並べる機能で、2台のPCをつなぐためのものです。PiP(Picture in Picture)は片方を小窓で重ねる機能なので、2画面の代わりにはなりません。1台のPCの画面を左右に分けたいだけならモニター側の機能は要らず、OSのウインドウ配置で足ります。その場合は3440pxを丸ごと使えるので、片側1720pxという上限には当たりません。
8台を並べ直すとこうなります(比較表)
各社の公式製品ページに載っている値だけを並べました。参考価格は掲載時点でAmazonまたは楽天から取得したもので、変動します。PBP時の片側・USB-C給電・KVM・昇降量・保証の5列は、あとの独自採点でもそのまま使います。
| 製品名 | 参考価格 | サイズ/解像度 | PBP時の片側 | USB-C給電 | KVM | 昇降量 | 保証 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| JAPANNEXT JN-IPSC34UQ2-C6 | 47,980円 | 34型 3440×1440(100Hz) | PBP非対応 | 65W | あり | 0mm(チルトのみ) | 2年 |
| IODATA LCD-CWQ341SDB-FX | 50,910円 | 34型 3440×1440(120Hz) | 1720×1440 | 65W | なし | 120mm | 5年 |
| iiyama XUB3493WQSU-B6 | 55,990円 | 34型 3440×1440(120Hz) | 1720×1440 | 7.5W | なし | 150mm | 3年 |
| LG 34WQ75C-B | 56,200円 | 34型 3440×1440(60Hz) | 1720×1440 | 90W | あり | 110mm | 3年 |
| LG 49WL95C-WE | 94,800円 | 49型 5120×1440(60Hz) | 2560×1440 | 85W | あり | 110mm | 3年 |
| Dell U4924DW-A | 118,800円 | 49型 5120×1440(60Hz) | 2560×1440 | 90W | あり | 120mm | 5年(無輝点) |
| Dell U3425WE | 134,443円 | 34型 3440×1440(120Hz) | 1720×1440 | 90W(Thunderbolt 4) | あり | 150mm | 3年 |
| MSI MAG 341CQP QD-OLED X28 | 214,800円 | 34型 3440×1440(280Hz) | 1720×1440 | 15W | あり | 110mm | 3年 |
PBP時の片側の列は、8台のうち2台だけが2560×1440です。どちらも49型で、参考価格は94,800円と118,800円になります。34型は6台とも1720×1440か、PBPそのものが無いかのどちらかです。この列は解像度だけで決まるので、34型のなかで値段を上げても動きません。
USB-C給電の列は上下します。5万円台に3台が並んでいますが、65W・7.5W・90Wと10倍以上の開きがあります。いちばん高い214,800円のMSIが15Wで、下から2番目の50,910円のIODATAより少ない側にいます。
KVMの列で「なし」としているのは、公式ページの機能一覧に記載を見つけられなかったという意味です。IODATAとiiyamaの2台がこれにあたります。搭載していないと断定できる資料までは確認できていないので、この2台を候補に残すなら購入前にメーカーの仕様表を見てください。
昇降量と保証の列は、値段とも解像度とも別に動きます。150mm動くのは55,990円のiiyamaと134,443円のDell U3425WEで、価格の下から3番目と上から2番目です。47,980円のJAPANNEXTは高さが変えられずチルトだけなので、目線の高さは台かアームで作ることになります。
PBPで割ると片側は1720px。フルHDより狭くなります
3440を2で割ると1720です。PBPで左右に分けたときの片側が、そのまま1720×1440になります。この数字をフルHD(1920×1080)と並べると、横が200px狭く、縦は360px高いという形です。正方形に近い、フルHDより一回り細い画面が2つ並ぶことになります。
ここでつまずくのは、モニター2枚を1枚にまとめるつもりで34型を買った場合です。もともと使っていたのがフルHD 2枚なら、横方向は前より狭くなります。縦は増えるので損だけではありませんが、「2枚ぶん」という言葉から想像する広さとは違います。
5120を2で割ると2560で、こちらは27型WQHDそのものの画素数です。49型のPBPだけが、モニター2枚を素直に置き換えられます。今回の8台では94,800円のLG 49WL95C-WEと118,800円のDell U4924DW-Aの2台がこれにあたります。
値段を上げても1720は動きません。134,443円のDell U3425WEはThunderbolt 4で90W給電と2.5GbEまで1本にまとめられますが、パネルは3440×1440なので片側は1720×1440です。214,800円のMSI MAG 341CQP QD-OLED X28も同じで、280Hzと0.03msの応答速度に払っている金額は、片側の横幅には1pxも回りません。
いちばん安い47,980円のJAPANNEXT JN-IPSC34UQ2-C6は、公式の仕様にPBPの記載がありません。USB-C 65W給電とKVMは付いているので「2台のPCを1台のモニターで切り替えて使う」ことはできますが、左右に同時に映すことは想定されていない作りです。2台を同時に見たいという目的なら、いちばん安い1台は最初に外れます。
OS側で分けるなら話は別です。1台のPCから3440×1440を受け取ってウインドウを左右に置くだけなら、モニターはPBPを持たなくて構いません。JAPANNEXTを選ぶ理由があるとすれば、この使い方に限ったときです。
USB-C給電は値段の順に増えません
USB-Cの端子が付いていることと、USB-Cでノートパソコンを充電できることは別です。8台の給電量を参考価格の順に並べると、次のようになります。
- 47,980円 JAPANNEXT:65W
- 50,910円 IODATA:65W
- 55,990円 iiyama:7.5W
- 56,200円 LG 34WQ75C-B:90W
- 94,800円 LG 49WL95C-WE:85W
- 118,800円 Dell U4924DW-A:90W
- 134,443円 Dell U3425WE:90W(Thunderbolt 4)
- 214,800円 MSI:15W
5万円台の3台に注目すると、iiyamaが7.5W、LG 34WQ75C-Bが90Wです。参考価格の差は210円で、給電量は12倍違います。iiyamaはVim研究所側のプログラマー向けモニターでも横幅を稼ぐ1台として挙げていますが、この記事での役割は「同じ5万円台でも給電できない側」です。
7.5Wと15Wは、モニターのUSBハブにつないだキーボードやマウスを動かすための電力です。ノートパソコンの充電には足りません。13インチクラスのノートで30W前後、15インチや16インチのクラスで60Wから90Wを要求するので、7.5Wのモニターにケーブルを1本挿しても、画面は映るのにバッテリーは減り続けます。
いちばん高い214,800円のMSIが15Wなのは、ゲーム向けのモデルだからです。デスクトップPCからDisplayPortでつなぐ前提なら、給電量は選定の材料になりません。値段が高いから給電も強いはずだ、という読み方だけが外れます。
ノートパソコン1台をケーブル1本でつなぎたいなら、見る数字は3つです。給電のW数と、映像を通せるかと、有線LANやUSBポートが付いているかです。モニター側でこれが揃わない場合はUSB-Cドックを別に挟むことになりますが、机の上のケーブルは1本増えます。
おすすめのウルトラワイドモニター8選
参考価格の昇順に並べます。順位ではないので、下に行くほど良くなるわけではありません。各カードの独自採点は、上の比較表に載せた値から下の規則で機械的に出しています。
4万7千円台:USB-CとKVMは付くが、PBPは公式仕様に無い
独自採点の規則(5項目・各5点)
楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。
- 導入しやすさ
- 参考価格が50,000円未満なら5点、60,000円未満なら4点、100,000円未満なら3点、140,000円未満なら2点、それ以上は1点とします。ウルトラワイドは本体だけで完結せず、アームや台、机の買い替えが後から乗ることがあるので、最初の1台では効いてくる項目です
- 1枚で2画面をまかなえるか
- 比較表のPBP時の片側。2560×1440=5 / 1720×1440=3 / PBP非対応=1。2560×1440は27型WQHD 1枚と同じ画素数で、モニター2枚をそのまま置き換えられます。1720×1440はフルHDより横が200px狭くなります
- USB-C 1本でつなげるか
- 比較表のUSB-C給電。85W以上=5 / 65W=3 / 15W以下=1。85W以上は16インチクラスのノートパソコンを充電できる水準、65Wは13インチクラスなら足りる水準、15W以下はモニターのUSBハブに挿した周辺機器を動かすだけで充電にはなりません
- 2台のPCでキーボードを共有できるか
- 比較表のKVM。あり=5 / なし=1。KVMが無い機種でPBPを使うと、左右に映った2台のPCそれぞれにキーボードとマウスが要ります。「なし」は公式ページの機能一覧に記載を見つけられなかったという意味です
- 高さを合わせられるか
- 比較表の昇降量。150mm=5 / 110mmと120mm=4 / 高さを変えられない=1。34型で6kg以上、49型で12kg超あるので、買ったあとに台を挟んで高さを作るのは手間がかかります
参考価格・PBP時の片側・USB-C給電・KVM・昇降量は、記事の比較表に載せている値をそのまま使っています。リフレッシュレートは採点に入れていません。8台で60Hzから280Hzまで4倍以上開いていて、コードを書くための1枚とゲームのための1枚では同じ数字の意味が変わるためです。保証年数も採点に入れていません。無輝点保証を含むかどうかや先出し交換が付くかどうかで中身が違い、年数だけを並べても同じ土俵の数字にならないためです。パネルの方式・色域・輝度も、8台ぶんを同じ書き方で確認できなかったので採点には使わず、本文に任せています。
5万円台:5年保証と65W給電が付く、8台で唯一の平面パネル
5万5千円台:昇降150mmで横幅は稼げるが、USB-Cは7.5W
5万6千円台:210円差で、USB-C 90WとKVMが付く側
9万4千円台:片側2560×1440になる49型の、いちばん安い枠
11万8千円台:49型に5年の無輝点保証と2.5GbEが付く
13万4千円台:Thunderbolt 4で1本化できるが、片側は1720のまま
21万4千円台:280HzのQD-OLED。給電15Wで片側も1720
片側1720pxで、Vimの垂直分割は何枚並ぶか
ここまで1720pxと2560pxという数字を並べてきましたが、その差が編集画面で何枚ぶんに当たるのかは画素数を見ても分かりません。80桁のVimウインドウを垂直分割で並べたとき、幅ごとに何枚入るかを実際に数えました。
測り方はこうです。tmux 3.6a でウインドウの桁数を指定したセッションを作り、その中で Vim 9.1 を -u NONE で起動します。winwidth と winminwidth を80にしてから :vsplit を、窓数がそれ以上増えなくなるまで繰り返し、そのときの winnr('$') を読みました。桁数を先に固定しているので、Vimが自分で「もう入らない」と判断したところが答えになります。
表示幅を桁数に直すには1桁の幅が要ります。macOSのMenloは1文字の送り幅が1emあたり0.602なので、12pxなら1桁7.224px、14pxなら8.428px、16pxなら9.632pxです。表示幅をこの値で割った整数が、その画面に入る桁数になります。
| 表示幅 | フォント12px | フォント14px | フォント16px |
|---|---|---|---|
| 1720px(34型のPBP片側) | 238桁 / 2枚 | 204桁 / 2枚 | 178桁 / 2枚 |
| 1920px(フルHD) | 265桁 / 3枚 | 227桁 / 2枚 | 199桁 / 2枚 |
| 2560px(49型のPBP片側) | 354桁 / 4枚 | 303桁 / 3枚 | 265桁 / 3枚 |
| 3440px(34型を分割しない) | 476桁 / 5枚 | 408桁 / 5枚 | 357桁 / 4枚 |
| 5120px(49型を分割しない) | 708桁 / 8枚 | 607桁 / 7枚 | 531桁 / 6枚 |
1720pxの行が3つとも2枚で並んでいます。フォントを16pxから12pxまで小さくしても、3枚目は入りません。3枚並べるには80桁が3つと窓の区切りが2桁で242桁が要り、242桁は12pxでも1748pxになるので、1720pxでは28px足りない計算です。34型でPBPを使うかぎり、片側は2枚が上限になります。
フルHDの1920pxは、12pxのときだけ3枚入ります。つまりPBPで割った34型の片側は、フォントを詰めたときにフルHDより1枚少ない側にいます。冒頭で「横が200px狭い」と書いた差は、実際に窓1枚ぶんとして出てきました。
分割しないほうが並ぶ、という逆転もあります。34型を割らずに3440pxで使えば、12pxと14pxで5枚入ります。PBPで左右に割ると2枚と2枚で合計4枚なので、分割した瞬間に1枚減ります。左右それぞれで80桁に満たない端数が出て、それが2つぶん捨てられるためです。
49型では減りません。5120pxを割らずに使うと12pxで8枚、PBPで割ると4枚と4枚で合計8枚です。5120は2560の2倍で、2560がちょうど4枚ぶんを収めきる幅なので端数が出ません。PBPを使っても失わないという点でも、49型と34型は違う道具です。
行番号も足して測りました。set number を入れると1枚あたり84桁必要になりますが、枚数が変わったのは3440pxの14pxのマス1つだけで、5枚から4枚に落ちました。残りの14マスは行番号を出しても枚数が変わりません。桁数の余りが4桁より大きいマスが多いためです。
この数字はターミナルの余白やタブバー、ステータスラインの桁を差し引いていないので、実機ではもう少し厳しく出ます。垂直分割そのものの作り方とCtrl-wでの移動はVimで画面分割する方法で扱っています。
キーボードまで1組で済ませるならKVMが要ります
PBPで2台のPCを左右に映すところまでは、モニターの入力を2系統使えば実現します。ただしそのままだと、キーボードとマウスは2組必要です。片方のPCで文章を打ち、もう片方でログを見るという使い方を1組の入力機器でやりたければ、モニター側のKVMが要ります。
8台のうちKVMを持つのは6台で、47,980円のJAPANNEXTから214,800円のMSIまで価格帯を問わず入っています。持たないのはIODATAとiiyamaの2台です。ここは値段ではなく、モニターがビジネス向けかゲーム向けかという性格で決まっています。
内蔵KVMには制約もあります。PC 2台からそれぞれUSBの上流ケーブルをモニターへつなぐ必要があり、映像のケーブルと合わせると机の裏のケーブルは4本になります。切り替えはOSDのメニューか本体のボタンで行うので、機種によっては数回の操作が要ります。
IODATAやiiyamaを選んだうえで2台を切り替えたいなら、外付けのKVM切替器を足すことになります。外付けはモニターの機種に縛られない代わりに、映像も通す製品だと4K60Hzに対応しているかを別に確かめる必要があります。ウルトラワイドの3440×1440や5120×1440は、4K60Hz対応を名乗る製品でも通らないことがあるので、対応解像度の一覧に該当の数字が載っているかを見てください。
まとめ:判断の順番
横幅の数字とパネルの種類から入ると外します。次の順に決めると絞れます。
- 2画面の代わりにするのかを決める。左右に別々のものを同時に映すなら、PBPの片側の画素数が最初の条件になります
- 片側1720pxで足りるかを見る。足りないなら34型は候補から全部落ちます。片側2560×1440が要るなら49型の2台だけです
- 机の横幅と奥行きを測る。34型で81cm、49型で120cm超です。曲面は端が手前に来るので奥行きも要ります
- ノートパソコンをつなぐならUSB-Cの給電量を見る。7.5Wと15Wは充電になりません。65W以上が付くのは8台のうち6台です
- キーボード1組で2台を扱うならKVMを見る。内蔵は6台、無い2台は外付けを足すことになります
- 昇降量と保証は最後に効く。目線の高さを作れるかと、5年持たせるかで残った候補が分かれます
なお、この記事の仕様はLG・Dell・MSI・IODATA・iiyama・JAPANNEXTの公式製品ページに載っている値です。8台を並べて輝度や色域を実測したものではありません。垂直分割の枚数だけは手元のtmuxとVim 9.1で数えた実測値ですが、桁数は表示幅とMenloの送り幅から求めたもので、実際のモニターにVimを映して数えたものではありません。参考価格は掲載時点でAmazonまたは楽天から取得したもので、変動します。