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電源タップおすすめ8選 アース付き3P・個別スイッチ・雷ガードで比較

2026-09-08 公開本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

電源タップの商品ページで目立つのは、個口数とコードの長さ、それにUSBポートの有無です。値段の差もおおむねそこに出ます。

選ぶときに効くのはそこではありません。アース付きの3Pかどうかは値段のグレードではなく、カタログの上で最初から別の系列になっています。エレコムは製品一覧の入口で2ピンタップと3ピンタップをカテゴリごと分けていますし、サンワサプライは3Pタップだけを集めた対応表を別に持っています。値段を上げるとUSBポートが付き、素材や意匠も良くなりますが、極数は2Pのまま変わらないことがあります。

ここでは8台を参考価格の順に並べます。順位は付けません。

目次(10項目)

先に、挿す機器のプラグを見る

買う前に見るのはタップではなく、そこへ挿す機器のプラグです。刃が2枚だけなら2P、刃の下に丸いピンが1本足されていれば3Pです。プラグが2枚刃でも、脇から緑や黄緑のアース線が1本出ている機種があります。これも接地を前提にした機器です。

机の下で3Pになりやすいのは4種類あります。自作PCのATX電源は本体側がアース付きのインレットで、付属の電源ケーブルは3Pプラグです。NASも同じ形で、しかも24時間通電したまま金属の筐体が人の触れる位置にあります。UPSは入力プラグが3Pです。レーザープリンターと複合機は、2枚刃のプラグにアース線が別に出ている形が多く、この線を単独で壁のアース端子へ留めます。

このどれか1台でも足元にあるなら、タップ側は3Pの差込口を持つものに絞られます。PC電源ユニットの比較で並べた機種はどれもアース付きのインレットなので、自作PCを机の下に置いている時点で該当します。

タップのアースは3系統に分かれます

アース付きと書かれていても、電気の通り道は同じではありません。この記事では次の3つに分けて、比較表の極数の列に書きました。

日本の住宅の壁で多いのは、2枚刃の差込口の下に丸いカバー付きのアース端子が付いた形です。本体プラグが3Pのタップをこの壁で使うには、変換アダプタが要ります。この記事で変換アダプタを同梱しているのはサンワサプライ TAP-SP34MG-3 だけです。

アース付きは値段の順に増えません

参考価格の順に8台を並べると、極数の列は上から2P、3P(変換付)、3P(変換付)、3P、3P、3P、3P、2Pになります。いちばん安い側といちばん高い側の両方が2Pです。

3Pの差込口そのものは参考価格2,400円のエルパ WBN-S7203B から手に入りますが、本体プラグまで3Pになるのは3,736円のサンワサプライ TAP-SP34MG-3 が最も安い1台です。いちばん高い5,480円のAnker PowerPort Strip PD 6 は差込口が2Pで、3Pプラグは挿さりません。値段は1.47倍ですが、極数は下がっています。Ankerが安く作られているという話ではなく、USB-Cで30Wを出せる電源部を積んだぶんが値段に乗っていて、その系列に3Pの製品が無いということです。

その間にある2千円台の2台が、第3の状態を見せます。エルパ WBN-S7203B もオーム電機 HS-T1259W も、差込口は3Pですが本体プラグは2枚刃で、アース線が別に出ています。カタログの上では同じアース付きでも、壁に端子が無ければ線の行き場がありません。2千円台で3Pの差込口が手に入るのはこの形だからで、本体プラグまで3Pにすると3千円台からになります。

並べ直すとこうなります

製品極数個口数スイッチ雷ガードコード長
パナソニック WHA25332W2P3個口一括なし3m
エルパ WBN-S7203B3P(変換付)7個口一括あり2m
オーム HS-T1259W3P(変換付)6個口個別あり1.8m
サンワ TAP-SP34MG-33P4個口一括あり3m
サンワ TAP-S283P6個口個別あり2m
エレコム T-Y3A-3750WH3P7個口一括あり5m
サンワ TAP-SP3073P8個口一括あり2.5m
Anker Strip PD 62P6個口一括記載なし2m

上から下へ参考価格が上がる並びですが、極数の列だけは値段と関係なく動きます。内訳は、本体プラグまで3Pが4台(サンワサプライの3機種とエレコム)、差込口だけ3Pが2台(エルパとオーム電機)、2Pが2台(パナソニックとAnker)です。個口数も6個口から7個口に5台が集まっていて、値段で増えるわけではありません。定格はどれも1500Wなので列にしていません。マグネットで金属面に貼れるのはエルパ、サンワサプライの3機種、エレコムの計5台です。過電流で落ちるブレーカーを内蔵しているのはオーム電機とサンワサプライの3機種です。USB出力を持つのはAnkerだけで、USB-Cが30W、USB-Aが2口あります。

用途から引き当てる

挿す機器と壁の条件が決まっていれば、見る列は1つか2つに絞れます。

条件見る項目この記事の例
自作PCやNASを挿す極数サンワの3機種 / エレコム
壁がアース端子付きの2枚刃極数の3P(変換付)エルパ WBN-S7203B / オーム HS-T1259W
変換アダプタを別に買いたくない同梱品サンワ TAP-SP34MG-3
機器ごとに待機電力を切るスイッチオーム HS-T1259W / サンワ TAP-S28
壁のコンセントが遠いコード長エレコム T-Y3A-3750WH
口の数を最優先する個口数サンワ TAP-SP307
スマホやイヤホンも1本でまかなうUSB出力Anker PowerPort Strip PD 6

右の列は代表例なので、条件に当てはまる機種は他にもあります。極数、個口数、スイッチ、雷ガード、コード長は比較表で確かめられます。同梱品とUSB出力は列にしていないので、商品カードの説明を見てください。本体プラグまで3Pで、かつ個別スイッチなのは、この8台ではサンワサプライ TAP-S28 だけです。

電源タップおすすめ8選

千円台:3個口の2P、コードは3m

この帯は1台です。3個口と少なく、極数は2P、雷ガードもありません。そのぶんコードが3mあり、壁から離れた机まで届きます。スイッチの有無は販売店の製品名にある一括防水スイッチ付という表記を根拠にしていて、メーカーの一次情報では裏が取れていません。

独自採点の規則(5項目・各5点)

楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。

アース
比較表の極数。3P=5 / 3P(変換付)=4 / 2P=2。3Pは本体プラグまでアースピンが付いているもの、3P(変換付)は差込口が3Pで本体プラグは2枚刃とアース線のものです
口数
比較表の個口数。8個口以上=5 / 6個口から7個口=4 / 5個口=3 / 4個口以下=2
スイッチ
比較表のスイッチ。個別=5 / 一括=3 / なし=1。個別なら常時通電する機器の口だけ入れたままにできます
雷ガード
比較表の雷ガード。あり=5 / なし=2 / 記載なし=2。なしはメーカーが雷サージ吸収素子を持たないと明記しているもの、記載なしはメーカーの製品情報に雷サージへの言及が無いものです。耐量を数値で公表しているメーカーが1社も無いので、表記の有無だけで見ています
参考価格
参考価格。2,000円未満=5 / 3,000円未満=4 / 5,000円未満=3 / それ以上=2

この独自採点は「アースを落とせるか」を先頭の軸に置いています。サージ耐量はどのメーカーも数値を公表していないため、雷ガードは表記の有無だけで見ています。定格は8台とも1500Wで差が出ないので入れていません。USB出力とマグネット固定も、持っている機種が1台と5台に偏るため採点には使わず本文に回しました。点数は同じ条件で並べるための目安なので、先に比較表の極数の列を見てください。

2千円台:差込口だけ3Pの2台

3Pの差込口が出てくるのはこの帯からです。エルパ WBN-S7203B が7個口、オーム電機 HS-T1259W が6個口で、どちらも差込口は3Pですが本体プラグは2枚刃とアース線という形です。後者は6個口すべてに個別スイッチが付き、ブレーカーも内蔵しています。壁にアース端子があるかどうかで、この2台を活かせるかが決まります。

3千円台:4個口だが変換アダプタが同梱される

個口数はこの記事でいちばん少ない4個口です。代わりに3Pから2枚刃への変換アダプタが同梱されているので、壁が2枚刃でも箱を開けたその日に挿せます。コードは3mで、マグネットとブレーカーも付いています。

4千円台:個別スイッチの6個口と、コード5m

サンワサプライ TAP-S28 は6個口すべてが個別スイッチで、使っていない機器だけを切れます。エレコム T-Y3A-3750WH はコードが5mあり、抜け止め機構とマグネットが付いています。どちらも本体プラグは3Pなので、壁が2枚刃なら変換アダプタを別に用意することになります。

5千円台:8個口と、USB付きで2Pのもの

サンワサプライ TAP-SP307 は8個口で、この記事でいちばん口が多い機種です。Anker PowerPort Strip PD 6 はAC6口にUSB-Cの30Wと USB-Aを2口足した構成で、机の上で充電までまとめられます。ただし極数は2Pなので、3Pプラグの機器はこのタップには挿さりません。雷サージ保護についてもメーカーの製品情報に記載が無いので、雷対策としては数えられません。

変換アダプタを挿したとき、アースはどこへ行くのか

3Pプラグを2枚刃の壁に挿すための変換アダプタは、数百円で売られています。形は2枚刃のプラグに3Pの受け口が付いたもので、脇から緑のアース線が1本出ています。ここで起きる取り違えは、アダプタを噛ませた時点でアースが繋がったと考えてしまうことです。

アダプタの緑の線は、壁のコンセントプレートにある丸いカバーを開け、中のねじに留めて初めて機能します。留めずに垂らしたままなら、アースの経路は途中で終わっています。アースピンを内側へ折り込める機種もあり、これは折り込んだ時点で経路そのものが消えます。見た目は挿さっていて、機器も普通に動きます。接地されているかどうかは、動作からは分かりません。

アースが無いと何が変わるかは、機器によって違います。

停電そのものに備えるのはタップではなくUPSの仕事ですが、UPSの比較で並べた機種は入力プラグが3Pです。前段のタップが2Pだと、UPSを買ってもアースは落ちません。順番としては、タップの極数を先に決めることになります。

雷ガードは消耗品です

雷ガードの中身はバリスタという素子です。一定より高い電圧がかかったときだけ抵抗が下がり、行き場を作ってサージを逃がします。逃がすたびに素子そのものが少しずつ焼けるので、回数を重ねると規定の電圧で反応しなくなります。切れた電球のように、見た目で分かる壊れ方ではありません。

この8台を当たり直しても、サージ耐量を数値で公表しているメーカーは1社もありませんでした。オーム電機は雷サージ軽減素子内蔵、サンワサプライとエレコムとエルパは雷ガードや雷サージ吸収という表記までで、何ジュールまで吸えるのかはどこにも出ていません。Ankerに至っては、公式の製品情報に雷やサージという語そのものが出てきません。そのため、サージ耐量は比較表の列にしていません。1台も数字の無い項目を列にしても、空欄が8つ並ぶだけになります。

電源タップの交換目安が3年から5年とされる根拠の一つがここにあります。差込口のばねが緩むことと合わせて、消耗品として扱う機器です。雷ガードが効いているかを使う側から確かめる方法は無いので、年数で切ることになります。

一括スイッチのタップにNASを挿さない

スイッチの列は一括が6台、個別が2台です。一括スイッチは見た目が整理されますが、切ると挿している機器がすべて同時に落ちます。

NASを挿しているタップでこれをやると、書き込みの途中で電源が抜けたのと同じことになります。次の起動でRAIDの整合性チェックが走り、数時間戻ってこないという形で跳ね返ります。UPSでも同じで、前段のスイッチを切ればUPSはバッテリー運転に入って警告音を鳴らし続けます。個別スイッチが付いているのはオーム電機 HS-T1259W とサンワサプライ TAP-S28 の2台で、常時通電する機器の口だけ入れたままにできます。

もう一つ、1本のタップに何台まで載せるかという上限があります。8台とも定格は1500Wです。自作PCの電源は起動の瞬間に定格を超える突入電流が流れ、アクティブPFC回路を持つ機器はこれが特に大きくなります。UPSとレーザープリンターも同じ性質を持つので、この3種類を1本のタップにまとめると、合計の消費電力が1500Wに届いていなくても壁のブレーカーが落ちることがあります。850Wや1000Wの電源ユニットを積んだPCなら、タップは分けたほうが安全側です。

タップの置き場所も先に決めておきます。ケーブルトレーの比較で並べたトレーに載せるなら、タップ本体とACアダプタの重さを総耐荷重に足して考えます。6個口のタップが約500g、ACアダプタが1個200gから300gなので、耐荷重3kg級のトレーはタップ1本と小物で埋まります。マグネットの付いた機種なら、スチール脚やデスクの金属フレームに直接貼る手もあります。

まとめ:判断の順番

個口数から選ぶと外します。次の順に決めると絞れます。

  1. 挿す機器のプラグを数える。3Pプラグかアース線付きの機器が1台でもあるなら、タップは3Pの差込口を持つものに限られます
  2. 壁のコンセントを見る。アース端子が付いていないなら、3Pのタップを買っても接地はできません。この場合はアース工事のほうが先の話になります
  3. 個別スイッチが要るかを決める。NASやUPSのように落としたくない機器があるなら、一括スイッチは向きません
  4. 口の数とコード長を決める。選択肢は6個口前後に集まっていて、コード長は1.8mから5mまであります
  5. 雷ガードは付いていれば良い程度に見る。耐量を数値で公表している機種が1台も無く、素子は使うたびに劣化します

なお、この記事の仕様は各社の製品ページに載っている値です。8台を並べて実測はしていません。サージ耐量とバリスタの劣化の度合いは各社が比べられる数値で出していないので、独自採点にも入れていません。

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