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電源タップおすすめ7選 アース付き3P・個別スイッチ・雷ガードで比較

2026-09-08 公開 ・ 本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

電源タップの商品ページで目立つのは、個口数とコードの長さ、それにスイッチの有無です。値段の差もおおむねそこに出ます。

選ぶときに効くのはそこではありません。アース付きの3Pかどうかは値段のグレードではなく、カタログの上で最初から別の系列になっています。エレコムは製品一覧の入口で2ピンタップと3ピンタップをカテゴリごと分けていますし、サンワサプライは3Pタップだけを集めた対応表を別に持っています。

ここでは7台を参考価格の順に並べます。順位は付けません。

目次(13項目)

先に結論:迷ったらこの3台から

7台を全部読む前に、条件ごとの答えを置いておきます。TAP-S28だけは本体プラグが2枚刃とアースコードの形で、残る2台は本体プラグまで3Pです。

こんな人選ぶなら理由
自作PCやNASを、アース端子付きの2枚刃の壁で使う。変換アダプタを別に買いたくないサンワサプライ TAP-SP34MG-3(参考価格3,736円)3P→2P変換アダプタが同梱される2台(もう1台はTAP-SP307)のうち、安いほうです。4個口・コード3mで、ブレーカーも内蔵しています
NASは入れたまま、ほかの機器だけ電源を切りたいサンワサプライ TAP-S28(参考価格4,127円)差込口が3Pの6個口すべてに個別スイッチが付きます。本体プラグは2枚刃で、アースはアースコードを壁の端子に留めて取ります
壁のコンセントが机から遠いエレコム T-Y3A-3750WH(参考価格4,480円)コードが5mで7台の中でいちばん長く、3P・7個口です。マグネットと抜け止めも付いています

先に、挿す機器のプラグを見る

買う前に見るのはタップではなく、そこへ挿す機器のプラグです。刃が2枚だけなら2P、刃の下に丸いピンが1本足されていれば3Pです。プラグが2枚刃でも、脇から緑や黄緑のアース線が1本出ている機種があります。これも接地を前提にした機器です。

机の下で3Pになりやすいのは4種類あります。自作PCのATX電源は本体側がアース付きのインレットで、付属の電源ケーブルは3Pプラグです。NASも同じ形で、しかも24時間通電したまま金属の筐体が人の触れる位置にあります。UPSは入力プラグが3Pです。レーザープリンターと複合機は、2枚刃のプラグにアース線が別に出ている形が多く、この線を単独で壁のアース端子へ留めます。

このどれか1台でも足元にあるなら、タップ側は3Pの差込口を持つものに絞られます。PC電源ユニットの比較で並べた機種はどれもアース付きのインレットなので、自作PCを机の下に置いている時点で該当します。

タップのアースは3系統に分かれます

アース付きと書かれていても、電気の通り道は同じではありません。この記事では次の3つに分けて、比較表の極数の列に書きました。

日本の住宅の壁で多いのは、2枚刃の差込口の下に丸いカバー付きのアース端子が付いた形です。本体プラグが3Pのタップをこの壁で使うには、変換アダプタが要ります。この記事で変換アダプタの同梱を公式の仕様で確かめられたのは、サンワサプライ TAP-SP34MG-3 と TAP-SP307 の2台です。

アースの差は3千円台で止まります

参考価格の順に7台を並べると、極数の列は上から2P、3P(変換付)、3P(変換付)、3P、3P(変換付)、3P、3Pになります。

3Pの差込口そのものは参考価格2,400円のエルパ WBN-S7203B から手に入りますが、本体プラグまで3Pになるのは3,736円のサンワサプライ TAP-SP34MG-3 が最も安い1台です。そこから5,379円のサンワサプライ TAP-SP307 までの4台のうち、TAP-S28 を除く3台は本体プラグまで3Pで、アースの面では横並びです。値段の差は、個口数(4個口から8個口)、個別スイッチの有無、コード長(2mから5m)に乗っています。アースだけを理由に3千円台より上を選ぶ必要はありません。

その間にある2千円台の2台が、第3の状態を見せます。エルパ WBN-S7203B もオーム電機 HS-T1259W も、差込口は3Pですが本体プラグは2枚刃で、アース線が別に出ています。カタログの上では同じアース付きでも、壁に端子が無ければ線の行き場がありません。2千円台で3Pの差込口が手に入るのはこの形だからです。4千円台のサンワサプライ TAP-S28 も、本体プラグは2枚刃とアースコードの同じ形です(TAP-S28 製品ページ)。

並べ直すとこうなります

製品極数個口数スイッチ雷ガードコード長
パナソニック WHA25332W2P3個口一括なし3m
エルパ WBN-S7203B3P(変換付)7個口一括あり2m
オーム HS-T1259W3P(変換付)6個口個別あり1.8m
サンワ TAP-SP34MG-33P4個口一括あり3m
サンワ TAP-S283P(変換付)6個口個別あり2m
エレコム T-Y3A-3750WH3P7個口一括あり5m
サンワ TAP-SP3073P8個口一括あり2.5m

上から下へ参考価格が上がる並びです。極数の内訳は、本体プラグまで3Pが3台(サンワサプライ TAP-SP34MG-3・TAP-SP307とエレコム)、差込口だけ3Pが3台(エルパ、オーム電機、サンワサプライ TAP-S28)、2Pが1台(パナソニック)です。個口数は6個口と7個口に4台が集まっていて、値段で増えるわけではありません。定格はどれも1500Wなので列にしていません。マグネットで金属面に貼れるのはエルパ、サンワサプライの3機種、エレコムの計5台です。過電流で落ちるブレーカーを内蔵しているのはオーム電機とサンワサプライの3機種です。

用途から引き当てる

挿す機器と壁の条件が決まっていれば、見る列は1つか2つに絞れます。

条件見る項目この記事の例
自作PCやNASを挿す極数サンワ TAP-SP34MG-3 / サンワ TAP-SP307 / エレコム
壁がアース端子付きの2枚刃極数の3P(変換付)エルパ WBN-S7203B / オーム HS-T1259W / サンワ TAP-S28
変換アダプタを別に買いたくない同梱品サンワ TAP-SP34MG-3 / サンワ TAP-SP307
機器ごとに待機電力を切るスイッチオーム HS-T1259W / サンワ TAP-S28
壁のコンセントが遠いコード長エレコム T-Y3A-3750WH
口の数を最優先する個口数サンワ TAP-SP307

右の列は代表例なので、条件に当てはまる機種は他にもあります。極数、個口数、スイッチ、雷ガード、コード長は比較表で確かめられます。同梱品は列にしていないので、商品カードの説明を見てください。個別スイッチの2台(オーム電機 HS-T1259W とサンワサプライ TAP-S28)は、どちらも本体プラグが2枚刃とアース線の形です。本体プラグまで3Pで個別スイッチという機種は、この7台にはありません。

電源タップおすすめ7選

千円台:3個口の2P、コードは3m

この帯は1台です。3個口と少なく、極数は2P、雷ガードもありません。そのぶんコードが3mあり、壁から離れた机まで届きます。スイッチの有無は販売店の製品名にある一括防水スイッチ付という表記を根拠にしていて、メーカーの一次情報では裏が取れていません。

独自採点の規則(5項目・各5点)

楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。

アース
比較表の極数。3P=5 / 3P(変換付)=4 / 2P=2。3Pは本体プラグまでアースピンが付いているもの、3P(変換付)は差込口が3Pで本体プラグは2枚刃とアース線のものです
口数
比較表の個口数。8個口以上=5 / 6個口から7個口=4 / 5個口=3 / 4個口以下=2
スイッチ
比較表のスイッチ。個別=5 / 一括=3 / なし=1。個別なら常時通電する機器の口だけ入れたままにできます
雷ガード
比較表の雷ガード。あり=5 / なし=2 / 記載なし=2。なしはメーカーが雷サージ吸収素子を持たないと明記しているもの、記載なしはメーカーの製品情報に雷サージへの言及が無いものです。耐量を数値で公表しているのはサンワサプライだけで7台を同じ物差しで比べられないので、表記の有無だけで見ています
参考価格
参考価格。2,000円未満=5 / 3,000円未満=4 / 5,000円未満=3 / それ以上=2

この独自採点は「アースを落とせるか」を先頭の軸に置いています。サージ耐量は数値を公表しているメーカーがサンワサプライだけのため、雷ガードは表記の有無だけで見ています。定格は7台とも1500Wで差が出ないので入れていません。マグネット固定も、持っている機種が偏るため採点には使わず本文に回しました。点数は同じ条件で並べるための目安なので、先に比較表の極数の列を見てください。

2千円台:差込口だけ3Pの2台

3Pの差込口が出てくるのはこの帯からです。エルパ WBN-S7203B が7個口、オーム電機 HS-T1259W が6個口で、どちらも差込口は3Pですが本体プラグは2枚刃とアース線という形です。後者は6個口すべてに個別スイッチが付き、ブレーカーも内蔵しています。壁にアース端子があるかどうかで、この2台を活かせるかが決まります。

3千円台:4個口だが変換アダプタが同梱される

個口数は3Pの機種ではいちばん少ない4個口です。代わりに3Pから2枚刃への変換アダプタが同梱されているので、壁が2枚刃でも箱を開けたその日に挿せます。コードは3mで、マグネットとブレーカーも付いています。

4千円台:個別スイッチの6個口と、コード5m

サンワサプライ TAP-S28 は6個口すべてが個別スイッチで、使っていない機器だけを切れます。エレコム T-Y3A-3750WH はコードが5mあり、抜け止め機構とマグネットが付いています。TAP-S28 の本体プラグは2枚刃で、アースは付いているアースコードを壁の端子に留めて取ります。エレコムは本体プラグが3Pなので、壁が2枚刃なら変換アダプタを噛ませることになります。

5千円台:8個口で手元スイッチ付き

サンワサプライ TAP-SP307 は8個口で、この記事でいちばん口が多い機種です。本体プラグまで3Pで、3P→2P変換アダプタが付属し、ブレーカーと雷ガードも内蔵しています。手元スイッチが付いていますが、連動するのは8個口のうち4個口で、残りの4個口は常時通電です(TAP-SP307 製品ページ)。NASのように落としたくない機器は常時通電の側に挿せます。口ごとの個別スイッチは無いので、機器を1台ずつ切りたいなら4千円台の TAP-S28 のほうが向きます。

変換アダプタを挿したとき、アースはどこへ行くのか

3Pプラグを2枚刃の壁に挿すための変換アダプタは、数百円で売られています。形は2枚刃のプラグに3Pの受け口が付いたもので、脇から緑のアース線が1本出ています。ここで起きる取り違えは、アダプタを噛ませた時点でアースが繋がったと考えてしまうことです。

アダプタの緑の線は、壁のコンセントプレートにある丸いカバーを開け、中のねじに留めて初めて機能します。留めずに垂らしたままなら、アースの経路は途中で終わっています。アースピンを内側へ折り込める機種もあり、これは折り込んだ時点で経路そのものが消えます。見た目は挿さっていて、機器も普通に動きます。接地されているかどうかは、動作からは分かりません。

アースが無いと何が変わるかは、機器によって違います。

停電そのものに備えるのはタップではなくUPSの仕事ですが、UPSの比較で並べた機種は入力プラグが3Pです。前段のタップが2Pだと、UPSを買ってもアースは落ちません。順番としては、タップの極数を先に決めることになります。

雷ガードは消耗品です

雷ガードの中身はバリスタという素子です。一定より高い電圧がかかったときだけ抵抗が下がり、行き場を作ってサージを逃がします。逃がすたびに素子そのものが少しずつ焼けるので、回数を重ねると規定の電圧で反応しなくなります。切れた電球のように、見た目で分かる壊れ方ではありません。

この7台を当たり直すと、サージ耐量を数値で公表しているのはサンワサプライだけでした。製品ページの仕様に、TAP-SP34MG-3 は2500A(2回)、TAP-S28 は2500A、TAP-SP307 は4500A(1回)・2500A(2回)と載っています(TAP-SP34MG-3 製品ページ)。オーム電機は雷サージ軽減素子内蔵、エレコムとエルパは雷ガードや雷サージ吸収という表記までで、数値は出ていません。そのため、サージ耐量は比較表の列にしていません。列にすると7台のうち4台が空欄になり、数字の入る3台も同じメーカーの値だけになります。

電源タップの交換目安が3年から5年とされる根拠の一つがここにあります。差込口のばねが緩むことと合わせて、消耗品として扱う機器です。雷ガードが効いているかを使う側から確かめる方法は無いので、年数で切ることになります。

一括スイッチのタップにNASを挿さない

スイッチの列は一括が5台、個別が2台です。一括スイッチは見た目が整理されますが、切ると挿している機器がすべて同時に落ちます。

NASを挿しているタップでこれをやると、書き込みの途中で電源が抜けたのと同じことになります。次の起動でRAIDの整合性チェックが走り、数時間戻ってこないという形で跳ね返ります。UPSでも同じで、前段のスイッチを切ればUPSはバッテリー運転に入って警告音を鳴らし続けます。個別スイッチが付いているのはオーム電機 HS-T1259W とサンワサプライ TAP-S28 の2台で、常時通電する機器の口だけ入れたままにできます。一括スイッチのサンワサプライ TAP-SP307 も、8個口のうち4個口は手元スイッチに連動しない常時通電の口なので、NASはそちらに挿せます。

もう一つ、1本のタップに何台まで載せるかという上限があります。7台とも定格は1500Wです。自作PCの電源は起動の瞬間に定格を超える突入電流が流れ、アクティブPFC回路を持つ機器はこれが特に大きくなります。UPSとレーザープリンターも同じ性質を持つので、この3種類を1本のタップにまとめると、合計の消費電力が1500Wに届いていなくても壁のブレーカーが落ちることがあります。850Wや1000Wの電源ユニットを積んだPCなら、タップは分けたほうが安全側です。

タップの置き場所も先に決めておきます。ケーブルトレーの比較で並べたトレーに載せるなら、タップ本体とACアダプタの重さを総耐荷重に足して考えます。6個口のタップが約500g、ACアダプタが1個200gから300gなので、耐荷重3kg級のトレーはタップ1本と小物で埋まります。マグネットの付いた機種なら、スチール脚やデスクの金属フレームに直接貼る手もあります。

よくある質問

タップの先に、もう1本タップをつないでもいいですか

つながないでください。製品評価技術基盤機構(NITE)の2020年12月の注意喚起は、延長コードやテーブルタップを連結しないよう求めています。連結すると、それぞれのタップは接続可能な最大消費電力以下でも、元になるタップのほうが最大消費電力を超えて異常発熱するおそれがある、という理由です。

この記事の7台は定格がどれも1500Wなので、先につないだタップに挿した機器も、元のタップの1500Wの中に数えることになります。口が足りないなら、個口数の多い1本に替えるほうが筋です。

壁のコンセントの2つの口にタップを1本ずつ挿せば、倍まで使えますか

使えません。NITEの2022年2月の注意喚起によると、一般住宅の壁にある二口のコンセントは、二口の合計で1500Wまでが接続可能な最大消費電力です。片方に1000Wぶんの機器をつないだら、もう片方には500Wまでしかつなげません。

タップ2本をそれぞれ1500Wまで使えるように見えても、上限は壁のほうで決まっています。自作PCとレーザープリンターのように消費電力の大きい機器を分けたいなら、同じ壁の二口ではなく、別の場所のコンセントから取ることになります。

タップの掃除はどうすればいいですか

NITEの2024年1月の注意喚起は、掃除のときは差込プラグを抜いてから、から拭きでほこりを取るよう案内しています。差込口にアルコールスプレーなどの洗浄液が直接かかると、ショートやトラッキング現象が起きるおそれがあるためです。

トラッキング現象は、プラグの刃の間にたまったほこりが湿気を吸って微弱な電流が流れ、絶縁の樹脂が少しずつ炭化して発火に至るものです。同じ資料には、テーブルタップに機器を長期間挿したまま放置し、接続部にたまったほこりで焼損したと考えられる事例が載っています。机の下に置いたまま触らないタップほど、プラグを奥まで差し込んで隙間を作らず、定期的に抜いて拭くことになります。

まとめ:判断の順番

個口数から選ぶと外します。次の順に決めると絞れます。

  1. 挿す機器のプラグを数える。3Pプラグかアース線付きの機器が1台でもあるなら、タップは3Pの差込口を持つものに限られます
  2. 壁のコンセントを見る。アース端子が付いていないなら、3Pのタップを買っても接地はできません。この場合はアース工事のほうが先の話になります
  3. 個別スイッチが要るかを決める。NASやUPSのように落としたくない機器があるなら、一括スイッチは向きません
  4. 口の数とコード長を決める。選択肢は6個口前後に集まっていて、コード長は1.8mから5mまであります
  5. 雷ガードは付いていれば良い程度に見る。耐量を数値で公表しているのはサンワサプライの3機種だけで、素子は使うたびに劣化します

なお、この記事の仕様は各社の製品ページに載っている値です。7台を並べて実測はしていません。サージ耐量は数値を出しているメーカーが1社だけで、バリスタの劣化の度合いはどこも数値で出していないので、独自採点にも入れていません。

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