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PC電源ユニットおすすめ8選 ATX 3.1・12V-2x6・80 PLUSで比較

2026-08-31 公開本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

PCの電源ユニットは、W数と80 PLUSの等級を見て選ぶものだと思われています。750Wか1000Wか、BronzeかGoldか、という2軸です。ところがグラフィックボードに挿す16ピンのコネクタが付くかどうかは、そのどちらとも連動していません。決めているのはATX規格の版だけです。

この記事で並べる8台にも、そのまま逆転が出ています。参考価格8,980円のMSI MAG A750BN PCIE5 IIIと13,500円の玄人志向 KRPW-BK750W/85+は、どちらも80 PLUS Bronzeの750Wです。それでも12V-2x6のコネクタが付いているのは安いほうだけで、メーカー保証も5年と3年で逆になっています。

9,800円のCooler Master V850 Gold V2はさらに分かりやすい例です。Gold・850W・保証10年と、カタログの見出しに並ぶ数字はどれも上位のものですが、規格がATX12V Ver.2.52なので12V-2x6を持ちません。等級を上げて得られるのは変換効率、つまり電気代の話であって、GPUが挿せるかどうかの話ではありません。

ここでは参考価格の昇順に8台を並べ、定格W・80 PLUSの等級・ATX規格・16ピンの本数・保証・奥行の6つで比べます。参考価格は2026年8月末に取得した値です。挿しただけでは想定どおりにならない部品という点ではDDR5メモリの比較記事と同じ構図で、あちらはXMPやEXPOを有効にしないと表記速度が出ない、という設定の話でした。電源は設定ではなく、買う前に規格の版を見るしかありません。

目次(12項目)

先に、挿すGPUの補助電源が何ピンかを見ます

電源から決めると、たいてい遠回りになります。先に見るのは、これから挿すグラフィックボードの補助電源コネクタの形です。メーカーの製品ページの仕様欄に「PCIe 8ピン×2」「16ピン(12V-2x6)×1」のように書かれています。

ここが8ピンだけなら、この記事の8台はすべて候補に残ります。8台とも6+2ピンのPCIeケーブルを複数本持っているためです。逆に16ピンと書かれていたら、16ピンを持つ機種に絞られます。8台のうち6台が該当し、2台は落ちます。

16ピンのカードにGPU付属の変換アダプタを使う手はありますが、これは8ピンを2本または3本まとめて16ピンに変える部品で、電源側のケーブルを何本使うか、1本あたり何Wまで流してよいかという条件が付いてきます。付属品があるから気にしなくてよい、という話にはなりません。この点はあとの節で数字を出します。

3つめに見るのが推奨電源容量です。カードの仕様ページに「推奨システム電源 850W」のように書かれている値で、CPUと合わせたシステム全体の目安になっています。この数字は定格Wを決める材料にはなりますが、コネクタの形とは無関係です。

電源の規格は3系統に分かれます(ATX12V 2.x/ATX 3.0/ATX 3.1)

電源の箱や仕様表に書かれている規格の版は、大きく3つに分かれます。

版の数字は、電源の値段とも等級とも関係なく振られています。この8台では、いちばん安い8,980円の機種がATX 3.1で、17,778円の機種がATX 3.0、9,800円の機種がATX12V 2.52です。カタログの見出しに大きく出るのは「850W」「80 PLUS Gold」のほうなので、版はたいてい仕様表の下のほうに小さく書かれています。

ATX 3.0とATX 3.1の差はコネクタの世代です。玄人志向 KRPW-PA1000W/92+が持つ16ピンは12VHPWRで、12V-2x6ではありません。挿せる相手は同じですが、浅挿しに対する備えは新しい版のほうが手厚くなっています。

W数と80 PLUSの等級は、12V-2x6が付くかを決めていません

この記事の主題はここです。参考価格の昇順に、等級とコネクタの有無を並べてみます。

1番目と3番目を見比べると、等級もW数も同じBronzeの750Wです。値段は1.5倍の開きがありますが、12V-2x6を持っているのは安いほうで、保証も5年と3年で安いほうが長くなっています。等級とW数がそろっているのに、GPUを挿せるかどうかが逆転しています。

2番目のCooler Master V850 Gold V2は、保証10年という8台でも最長の条件を持ちながら、規格がATX12V 2.52なので12V-2x6がありません。5番目の玄人志向 KRPW-PA1000W/92+は等級が8台の最上位であるPlatinumですが、規格はATX 3.0止まりです。等級の階段と規格の階段は、別々に掛かっています。

等級が何を測っているかを思い出すと、この食い違いは当然のことになります。80 PLUSは変換効率、つまりコンセントから引いた電力のうち何%が直流としてPCへ渡るかの認証です。負荷率50%のときBronzeは85%、Goldは87%から90%、Platinumは89%から92%が基準になっています。効率が上がれば発熱と電気代が減りますが、コネクタが生えるわけではありません。

電気代のほうを試算しておきます。PC側が300Wを使うとき、効率85%の電源はコンセントから約353Wを引き、効率92%の電源は約326Wを引きます。差は27Wです。1日8時間・年間365日・1kWhあたり31円で計算すると、年間で約2,400円の差になります。等級を上げる価値はここにあり、この金額に対して等級2段ぶんの差額を出すかどうか、という判断になります。

並べ直すとこうなります

製品定格W80 PLUSATX規格16ピン保証奥行
MSI MAG A750BN PCIE5 III750WBronzeATX 3.11本5年140mm
Cooler Master V850 Gold V2850WGoldATX12V 2.52なし10年160mm
玄人志向 KRPW-BK750W/85+750WBronzeATX12V 2.4なし3年140mm
CORSAIR RM750e(2025)750WGoldATX 3.11本7年140mm
玄人志向 KRPW-PA1000W/92+1000WPlatinumATX 3.01本(12VHPWR)5年180mm
CORSAIR RM1000e(2025)1000WGoldATX 3.11本7年140mm
Antec NE1000 PLATINUM1000WPlatinumATX 3.11本10年140mm
MSI MPG A1250GS PCIE51250WGoldATX 3.12本10年150mm

上から下へ参考価格の順に並べてあります。定格Wの列は750Wから1250Wへ順に上がっていきますが、80 PLUSの列はBronze・Gold・Bronze・Gold・Platinum・Gold・Platinum・Goldと行ったり来たりします。ATX規格の列も同じで、いちばん上の行がATX 3.1、3行目がATX12V 2.4です。16ピンの列に至っては、なしが2台とも上位3台の中にあります。

保証の列も値段の順ではありません。10年が2行目・7行目・8行目に散らばり、いちばん短い3年は3行目です。奥行の列は140mmが5台で、いちばん長い180mmは真ん中の価格帯にあります。値段の順にそろって伸びている列は、定格Wだけです。

おすすめのPC電源ユニット8選

参考価格の昇順に並べます。順位ではないので、下に行くほど良くなるわけではありません。各カードの独自採点は、上の比較表に載せている値から、下の規則で機械的に出しています。

1万円未満:等級はいちばん下でも16ピンを持つ750W

独自採点の規則(5項目・各5点)

楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。

GPU接続の備え
比較表の16ピンの列。2本=5点、1本=4点(ATX 3.0世代の12VHPWRを含む)、なし=1点。16ピンの補助電源を持つグラフィックボードを挿すなら、ここが無い機種はカード付属の変換アダプタ頼みになります
スパイクへの耐性
比較表のATX規格の列。ATX 3.1=5点、ATX 3.0=4点、ATX12V 2.52とATX12V 2.4=1点。瞬間的に定格の2倍前後まで跳ね上がる負荷への要件はATX 3.0から入り、コネクタは3.1で12V-2x6に変わりました
電力の余裕
比較表の定格Wの列。1000W以上=5点、850W=4点、750W=3点。GPUとCPUの合計に対してどれだけ上を取れているかの目安で、常時50W前後で回す機械では大きいほうが得になるとは限りません
変換効率
比較表の80 PLUSの列。Platinum=5点、Gold=4点、Bronze=2点。負荷率50%での基準効率がBronze 85%、Gold 87%から90%、Platinum 89%から92%です。差が出るのは電気代と発熱で、コネクタの有無とは無関係です
保証の長さ
比較表の保証の列。10年=5点、7年=4点、5年=3点、3年=1点。電源は組んだあと数年動かさない部品なので、保証年数がそのまま使える期間の目安になります

定格W・80 PLUSの等級・ATX規格・16ピンの本数・保証は、記事の比較表に載せている値をそのまま使っています。実測はしておらず、公式仕様の記載を下の規則に当てはめただけの点数です。16ピンの申告W(450Wか600Wか)は8台のうち4台しか公式に明記していないので採点に使わず、本文に任せています。奥行も採点していません。ケースによって上限が違うので、点数にすると読者の環境と合わないためです。効率そのものを測ってもいないので、総合点が高い商品ほど電気代が安いという意味ではありません。GPUに挿せるか・跳ね上がる負荷に備えているか・電力に余裕があるか・変換効率・保証の長さの5つを見た点数です。楽天レビューは8台とも件数が20件に届いていないので星は出していません。

1万円未満:保証10年でも16ピンを持たない850W

1万円台:奥行140mmで16ピンを持たない750W

1万円台:ATX 3.1と保証7年がそろう750W

1万円台:Platinumだが規格はATX 3.0の1000W

2万円台:奥行140mmに収めたATX 3.1の1000W

2万円台:Platinum・ATX 3.1・保証10年の1000W

2万円台:16ピンを2本そのまま出せる1250W

同じ「1本」でも、申告しているWが450Wと600Wに割れます

比較表の16ピンの列に書けるのは本数と世代までですが、実際には同じ1本でも中身が割れています。ATX 3.xの16ピンは、電力を流す12本のピンのほかに4本のサイドバンド信号を持っていて、そのうち2本の結線の組み合わせで150W・300W・450W・600Wのどれを供給できるかをGPU側へ申告する仕組みになっています。カードはこの申告を読んで、自分がどこまで引いてよいかを決めます。

8台ぶんの公式仕様を当たったところ、申告Wを明記していたのは4台でした。MSI MAG A750BN PCIE5 IIIが450W(PCIe CEM 5.1準拠と明記)、CORSAIR RM750eとRM1000e、そして玄人志向 KRPW-PA1000W/92+が600Wです。残る4台は、コネクタの本数は書いてあっても申告Wの記載が見つかりませんでした。

この差は表の列にできません。8台のうち半分しか数字が無いためです。それでも本文で扱う理由は、450Wと600Wの差が読者の手元で実際に効くからです。600Wを要求するカードに450W申告の電源をつなぐと、カード側は450Wの枠で動く判断をします。挿さらないわけでも壊れるわけでもありませんが、想定した性能にはなりません。

参考価格でいちばん安いMSI MAG A750BN PCIE5 IIIは、8台で唯一「12V-2x6を持っているのに450W申告」という組み合わせです。16ピンが付いているという1点だけで選ぶと、ここを踏みます。逆に言えば、450Wまでのカードであれば8,980円でATX 3.1の要件を満たせる、ということでもあります。

もう1つ、定格Wとの関係も見ておく価値があります。750Wの電源で16ピンに600Wを申告するということは、GPU1枚に定格の8割を渡す設計だという意味です。CPUとマザーボードとストレージのぶんが残り150Wに収まる構成かどうかは、買う前に足し算しておくところです。

変換ケーブルは電源ごとに専用で、他社の8ピンからは作れません

12V-2x6を持たない電源でも、変換ケーブルを足せば同じことができそうに見えます。実際には、この方向の解決策はかなり狭くなっています。

玄人志向 KRPW-BK750W/85+の公式仕様には、備考として2つの数字が書かれています。PCI Expressプラグインケーブル1本あたりの出力合計は252W、6+2ピンのPCI Expressコネクタは1個あたり最大出力が規格上150Wです。600Wを16ピンから出そうとすると8ピンが4本ぶん必要になる計算で、1本のケーブルに複数のコネクタがぶら下がる配線では252Wの上限に先に当たります。この機種には12VHPWRへの変換ケーブルも付属しません。

Cooler Master V850 Gold V2も同じ形です。PCIeは6+2ピンが6個で、変換ケーブルは付属しません。16ピンのカードを挿すなら、カードの箱に入っている変換アダプタを使うことになります。

別売の変換ケーブルはあります。オウルテックが扱うSeasonicのSS-12VHPWRは2×8ピンを1×12VHPWRに変える製品ですが、対応電源としてPRIME-PX1300、PX-1000S、TX-850S、FOCUS-PX-850S、GX-850Sを名指しで挙げています。他社の8ピンから作ることは想定されていませんし、申告Wの記載もありません。変換ケーブルは電源ごとに専用の部品で、汎用の変換器ではありません。

まとめると、16ピンのカードを挿す予定があるなら、電源側が最初から12V-2x6を持っている機種を選ぶのが素直です。あとから足せる部品ではありません。

奥行とケースの残り寸法

奥行はケースに入るかどうかを決める寸法です。この8台では140mmが5台、150mmが1台、160mmが1台、180mmが1台に分かれます。ATX電源の幅150mmと高さ86mmは規格で決まっているので、機種によって変わるのは奥行だけです。

ミドルタワーの多くは電源を底面のシュラウドの中に置きます。この部屋の長さは決まっていて、奥行の長い電源を入れるとケーブルを曲げる余地が前側から削られます。180mmの機種は、電源室の前にHDDケージを置いているケースだとケージを外すか前へずらすことになります。奥行140mmと180mmの差は40mmで、これは24ピンのケーブルが曲がるのに要する距離とほぼ同じです。

ケースの仕様表を開くと、電源の奥行の上限とCPUクーラーの全高の上限が並んで書かれています。電源は底面の電源室の長さ、クーラーはマザーボード面からサイドパネルまでの高さなので測る場所は違いますが、どちらもケースを決めた時点で上限が決まる数字で、中身を選ぶ前に読んでおく点は同じです。CPUクーラーのほうは47mmから168mmまで121mmの開きがあり、こちらは冷却力を上げるほど背が伸びるという別の逆転を持っています。

小さいケースを使っているなら、そもそもATX電源が入らないこともあります。SFXやSFX-Lという小型の規格が別にあり、幅も高さもATXより小さくなっています。この記事はATXだけを扱っているので、ケースの仕様表に「SFX」と書かれていたら、この8台は候補になりません。

常時稼働なら、W数を上げるほど低負荷の効率で損をします

80 PLUSの等級は、負荷率20%・50%・100%の3点で測った効率です。この8台に載っているBronze・Gold・Platinumはいずれもその3点で判定されていて、10%以下の低負荷は判定の対象になっていません。

ここが効くのは、電源を入れっぱなしにする使い方です。ファイルサーバーやビルドサーバーのように普段は50W前後しか使わない機械では、750Wの電源でも負荷率は6.7%、1250Wの電源では4%になります。どちらも認証が測っている範囲の外側で、しかも大容量の機種ほど比率で不利になります。電源内部のファンや制御回路が使う電力は定格が大きいほど増えるため、軽い負荷では効率が落ちます。

つまり、常時稼働の機械に「余裕を持たせて1250W」を選ぶと、余裕のぶんだけ低負荷の効率で損をします。逆にゲームや動画の書き出しで実際に高い負荷が掛かる機械なら、定格の50%前後を使うことになるので認証が測っている帯に乗ります。同じ等級の表示でも、使い方によって効いてくるかどうかが変わります。

常時稼働そのものが目的で、ケースを開けて組む必要が特に無いのであれば、ミニPCの比較記事で並べた機種のほうが電源の話ごと消えます。アイドルで10W前後に収まる機械なので、電源の効率を気にする水準がそもそも違います。ただしそちらはメモリが基板直付けで増やせない機種がある、という別の制約が待っています。

停電対策は電源の外側にあります

電源ユニットができるのは、コンセントに来ている電気を直流に変えることまでです。コンセントそのものが止まったときの備えは、電源の外側に置くことになります。

ここで規格の話がもう1つ絡みます。ATX電源はほぼ全機がアクティブPFCという力率改善の回路を積んでいます。ATX12V 2.xの世代からPFCは要件に入っているので、この記事の8台も例外ではありません。アクティブPFCは入力の波形を見ながら電流を引くため、矩形波を出すタイプのUPSと相性が悪く、停電から切り替わった瞬間に落ちる、あるいは異音が出るという形で出ます。

したがって、PCに使うUPSは正弦波を出すものを選ぶことになります。この見分け方と機種ごとの違いはUPSの比較記事にまとめてあり、あちらでも給電方式と波形が値段の順に良くならない、という同じ形の逆転が出ています。電源側で見ておくのは保護回路の種類(過電圧・過電流・短絡)と、瞬断のときにどれだけ出力を保てるかというホールドアップタイムです。数ミリ秒の瞬断ならUPSを介さずに耐えます。

用途から引き当てる

条件必要なものこの記事の該当機
16ピンのGPUを1枚挿すATX 3.x・16ピンが1本以上MAG A750BN PCIE5 III / RM750e / KRPW-PA1000W/92+ / RM1000e / NE1000 PLATINUM / MPG A1250GS PCIE5
600W申告が要るカードを挿す公式仕様に600Wの明記RM750e / KRPW-PA1000W/92+ / RM1000e
16ピンを2つ要求する構成12V-2x6が2本MPG A1250GS PCIE5
補助電源が8ピンだけのGPU12V-2x6は不要8台すべて
電源室の短いケースに入れる奥行140mmMAG A750BN PCIE5 III / KRPW-BK750W/85+ / RM750e / RM1000e / NE1000 PLATINUM
長く使う前提で保証を見る保証10年V850 Gold V2 / NE1000 PLATINUM / MPG A1250GS PCIE5
高い負荷で回すので電気代を抑えたい80 PLUS PlatinumKRPW-PA1000W/92+ / NE1000 PLATINUM

行をまたいで同時に満たせない組み合わせがあります。保証10年の3台のうちV850 Gold V2は12V-2x6を持たないので、1行目とは両立しません。Platinumの2台のうちKRPW-PA1000W/92+は奥行180mmなので、5行目とは両立しません。等級・規格・保証・寸法は別々に振られているので、どれを先に決めるかで残る候補が変わります。

この表で唯一1台に絞られるのは、16ピンを2つ要求する構成です。12V-2x6を2本持つのはMPG A1250GS PCIE5だけで、他の5台はいずれも1本です。

まとめ:判断の順番

W数と等級から入ると、GPUが挿せない電源を選びます。次の順に決めると絞れます。

  1. 挿すGPUの補助電源コネクタの形を見る。16ピンなのか、8ピンだけなのかで候補が6台と8台に分かれます
  2. 16ピンならATX規格の版を見る。12V-2x6が付くかどうかを決めているのはここだけで、W数とも80 PLUSの等級とも連動しません
  3. 申告Wを確かめる。同じ1本でも450Wと600Wに割れます。8台のうち公式に明記しているのは4台で、残りは記載が見つかりませんでした
  4. 変換ケーブルで後から足そうとしない。別売品は対応電源を名指ししており、他社の8ピンから作ることは想定されていません
  5. 定格Wはシステム全体の合計で決める。16ピンに600Wを渡す構成では、750Wの電源に残るのは150Wです
  6. 奥行をケースの仕様表と突き合わせる。140mmが5台、180mmが1台です。ATXが入らないケースならSFXの棚を見ることになります
  7. 等級は最後でよい。効率の差は電気代の差で、負荷率50%で300Wを使う機械なら年間2,400円ほどの幅です。常時50Wで回す機械では、そもそも認証が測っている帯の外側にいます

この記事の数値は、各社の公式製品ページと代理店の仕様表に載っている公式仕様です。8台を実際に組み込んで効率や発熱を測ったものではありません。参考価格は2026年8月末に取得した値で、そのあとも動きます。

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