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空冷CPUクーラーおすすめ8選 全高・騒音値・重量で比較

2026-08-31 公開本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

CPUクーラーは「よく冷えるもの」を選べばよさそうに見えます。実際、値段を上げるほど冷却の余力は増えます。ただし空冷が冷却力を稼ぐ方法はフィンの体積とヒートパイプの本数なので、余力を増やすと必ず本体が大きくなります。値段と一緒に伸びるのは、冷却力だけではありません。

この記事で並べる8台では、参考価格2,700円の虎徹 MARK4が全高155mm、2,762円のAXP90-X47が47mm、7,988円のFROZN A620 SLKが160mm、23,951円のNH-D15 G2 LBCが168mmです。ミドルタワーでも「CPUクーラー最大高さ160mm」と書かれた機種は珍しくないので、値段を出したほうがケースに入らない、という向きの買い間違いが起きます。

もう1つ、対応ソケットの列も値段の順には伸びません。公式仕様に次のIntelソケットであるLGA1954を載せているのは、この8台では参考価格7,988円のFROZN A620 SLKだけです。いちばん高い23,951円のNH-D15 G2 LBCには載っていません。逆に現行のLGA1851は8台すべてが対応しているので、こちらは選ぶ材料になりません。

ここでは空冷に絞った8台を参考価格の昇順に並べ、全高・方式・対応ソケット・騒音値の上限・重量の5つで比べます。参考価格は2026年8月末に取得した値です。簡易水冷は高さの考え方そのものが変わるので、最後の節で扱いだけ書きます。

目次(11項目)

先に、いま使っているPCケースの「CPUクーラー最大高さ」を調べます

買うものを絞る材料は、CPUでもソケットでもなくケースにあります。PCケースの仕様表には、載せられるクーラーの高さの上限が必ず書かれています。項目名はメーカーによって「CPUクーラー最大高さ」「CPUクーラー対応高」「CPU Cooler Height」「CPU Cooler Clearance」などとばらつくので、単位がmmで150前後の数字が入っている行を探すのが早道です。

この数字が分かると、候補はその場で減ります。上限が60mmならこの記事の8台のうち2台しか残りませんし、160mmなら7台が残ります。逆にここを見ないまま冷却力だけで選ぶと、届いた箱を開けてから測ることになります。

ケースの型番が分からない、あるいは自作ではなく完成品のPCで仕様表が見つからないときは実測します。測るのはマザーボードの表面から、閉じた状態のサイドパネルの内側までです。サイドパネルにアクリル窓や吸気ファンが付いているなら、その出っ張りの内側までが実際に使える高さになります。

実測した値からは5mmほど引いて考えます。クーラーのファンは、メモリを避けるために上へずらすことがあり、そのぶん全高が公称値より高くなるためです。公称155mmのクーラーが、組んだ結果160mmを占めることは普通に起こります。

空冷は3系統あります(トップフロー/サイドフロー/ツインタワー)

空冷の形は大きく3つに分かれ、全高の帯もそこで決まります。

並べると、全高の分かれ目が1つしかないことが見えてきます。トップフローの2台が47mmと57mmで、残りの6台は154mmから168mmまでの14mmの中に収まっています。97mmの段差があるのはロープロファイルとそれ以外の間だけで、残りの6台は互いに数mmしか違いません。

つまり「もう少し背の低いサイドフローを探す」という探し方は、あまり実りません。155mmが入らないケースでは158mmも160mmも入らないことがほとんどで、次の候補は一気に57mm以下へ飛びます。ここが空冷の選び方でいちばん最初に効く構造です。

全高は値段の順に低くなりません

参考価格の昇順に全高を並べると、行ったり来たりします。

ロープロファイルの2台を抜いた6台だけを見ると、155mm、155mm、154mm、160mm、158mm、168mmという並びになります。値段の順にきれいに伸びてはいませんが、いちばん安い虎徹 MARK4の155mmといちばん高いNH-D15 G2 LBCの168mmを比べると13mm伸びています。この13mmが、ヒートパイプの本数の差です。虎徹 MARK4は6mm径4本、Peerless Assassin 120 SEとMUGEN6 BLACK EDITIONとFROZN A620 SLKが6本、NH-D15 G2 LBCが8本を積んでいます。

ヒートパイプを増やすとベースからフィンまでの距離が伸び、フィンの体積を稼ぐぶんも上へ積むことになります。空冷で冷却力を買うということは、そのまま高さを買うということです。

上限160mmのケースを持っている人にとって、この記事でいちばん高いNH-D15 G2 LBCは選択肢に入りません。いちばん安い虎徹 MARK4は入ります。買い間違いは予算が足りないときではなく、予算を出しすぎたときに起きます。

LGA1851への対応は、もう選ぶ材料になりません

Intelの現行ソケットであるLGA1851は、8台すべての公式仕様に入っていました。値段の帯にも方式にも関係なく、2,700円のサイドフローから23,951円のデュアルタワーまで全部が対応しています。「LGA1851対応」という表記を見て安心する必要も、そこで候補を絞る必要もありません。

ここで見ておくべきなのは、その先です。公式仕様に次のIntelソケットであるLGA1954を載せているのは、8台ではFROZN A620 SLKの1台だけでした。参考価格は7,988円で、3倍の値段が付くNH-D15 G2 LBCの公式仕様にはLGA1954がありません。全高と同じく、ここも値段の順に先へ伸びていません。

ただし対応ソケットの列が示すのは、いま箱に入っている取り付け金具でそのまま付くかどうかだけです。新しいソケットが出たあとに取り付けキットが別売りや無償で用意されることはあるので、この列だけで将来を決め切ることはできません。カタログから読めるのは現時点の同梱物の話だと考えて使います。

もう1つ、同じシリーズでも版によって対応が違うことがあります。この記事に入れたMUGEN6 BLACK EDITION(SCMG-6000DBE)は公式仕様の対応ソケットにLGA1851が入っていますが、シルバーの無印MUGEN6(SCMG-6000)には入っていません。シリーズ名ではなく型番で確かめる必要があります。

騒音値と重量は、載せたあとに効いてきます

公式仕様に載っている騒音値の上限を昇順に並べると、22.4 dBAのAXP90-X47から33.9 dBAのFROZN A620 SLKまで11.5の開きがあります。dBAは対数の目盛なので、10増えると音の強さは10倍です。この幅は数字の見た目より大きい差になります。

いちばん静かなのが参考価格2,762円のAXP90-X47で、いちばんうるさいのが7,988円のFROZN A620 SLKです。ここも値段の順ではありません。フィンの体積で冷やすか、ファンの回転数で冷やすかという設計の違いが出ていて、260Wを掲げるFROZN A620 SLKは前面ファンを高い回転数まで回します。

どの数字も最大回転数のときの値なので、PWMで絞れば下がります。ただし下がる幅まで公式が書いているのは8台のうち2台だけでした。NoctuaはL.N.A.という低回転アダプタを同梱していて、NH-U12Aは22.6 dBAから18.8 dBAへ、NH-D15 G2 LBCは24.8 dBAから19.7 dBAへ下がると公式仕様に明記しています。同梱物で静かにできる幅が事前に読めるのは、この2台だけです。

この上限が効いてくるのは、電源を入れっぱなしにする機械です。NASキットの比較記事でも同じことを書きましたが、24時間動く機械では、ときどき最大まで回るかどうかより、常時どこまで静かにできるかのほうが効きます。作業机の上に置くPCも同じ条件になります。

重量のほうは、310gから1,525gまで5倍近い開きがあります。ロープロファイルの2台が310gと450g、タワー型の6台が771gから1,525gです。ミドルタワーのように縦置きでマザーボードを立てるケースでは、クーラーは横向きにぶら下がる形になります。1,000gを超えるものを付けたPCを箱に詰めて運ぶなら、クーラーを外してから運ぶほうが安全です。NH-D15 G2 LBCの1,525gは、CPUクーラー単体でノートPC1台ぶんに近い重さになります。

並べ直すとこうなります

製品参考価格全高方式対応ソケット騒音値の上限重量
サイズ 虎徹 MARK4¥2,700155±1mmサイドフローIntel 1851 / 1700 / 1200 / 115X・AMD AM4 / AM528.88 dBA771g
Thermalright AXP90-X47¥2,76247mmトップフローIntel 115X / 1200 / 1700 / 1851・AMD AM4 / AM522.4 dBA310g
Thermalright Peerless Assassin 120 SE¥4,317155mmツインタワーIntel 115X / 1200 / 1700 / 1851・AMD AM4 / AM525.6 dBA970g
ID-COOLING IS-55 BLACK¥4,75457mmトップフローIntel 1851 / 1700 / 1200 / 115X・AMD AM5 / AM431.2 dBA450g
サイズ MUGEN6 BLACK EDITION¥5,550154mmサイドフローIntel 1851 / 1700 / 1200 / 115X / 2011 / 2066・AMD AM4 / AM526.88 dBA1,197g
ID-COOLING FROZN A620 SLK¥7,988160mmデュアルタワーIntel 1954 / 1851 / 1700 / 1200 / 115X・AMD AM5 / AM433.9 dBA1,300g
Noctua NH-U12A¥15,980158mmサイドフローIntel 1851 / 1700 / 1200 / 115X・AMD AM5 / AM422.6 dBA1,220g
Noctua NH-D15 G2 LBC¥23,951168mmデュアルタワーIntel 1851 / 1700 / 1200 / 115X・AMD AM5 / AM424.8 dBA1,525g

上から下へ参考価格の順に並べてあります。対応ソケットの列は、1954が入るFROZN A620 SLKを除けば8台とも同じ範囲です。全高の列は47mmと57mmが挟まって上下し、騒音値の列も昇順にはなりません。値段の順にそろって良くなっている列は、この表には1つもありません。重量だけがおおむね値段について上がりますが、これは冷却力を体積で買っている以上そうなるという話で、良くなっているわけではありません。

ケースの大きさから引き当てる

ケース・使い方必要な条件この記事の該当機
スリムケース・小さいITXケース全高60mm以下AXP90-X47 / IS-55 BLACK
上限155mmと書かれたケース全高155mm以下AXP90-X47 / IS-55 BLACK / MUGEN6 BLACK EDITION / Peerless Assassin 120 SE
上限160mmと書かれたケース全高160mm以下上の4台+虎徹 MARK4 / NH-U12A / FROZN A620 SLK
上限170mm以上の大きなケース制限なし8台すべて
机の上で24時間つけっぱなしにする騒音値の上限25 dBA未満AXP90-X47 / NH-U12A / NH-D15 G2 LBC
持ち運ぶ・マザーボードに重さをかけたくない重量500g未満AXP90-X47 / IS-55 BLACK
次のIntelソケットまで見ておきたい公式仕様にLGA1954FROZN A620 SLK

虎徹 MARK4の全高は公式仕様が155±1mmなので、上限155mmちょうどのケースでは156mmになる可能性が残ります。2行目ではなく3行目に置いてあるのはそのためです。

下から3行目と最終行は同時に満たせません。LGA1954を載せている唯一のFROZN A620 SLKは、騒音値の上限が33.9 dBAで8台の最大です。500g未満の2台はどちらもロープロファイルなので、ツインタワーぶんの冷却の余力は持ちません。全高・静かさ・冷却力の3つは同じ方向を向かないので、どれを先に決めるかで残る候補が変わります。

おすすめの空冷CPUクーラー8選

参考価格の昇順に並べます。順位ではないので、下に行くほど良くなるわけではありません。各カードの独自採点は、上の比較表に載せている値から、下の規則で機械的に出しています。

2千7百円台:全高155mmの定番サイドフロー

独自採点の規則(5項目・各5点)

楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。

ケースへの収まりやすさ
比較表の全高(mm)。60mm未満=5点、156mm未満=4点、160mm未満=3点、165mm未満=2点、それ以上=1点。PCケースの仕様表にある「CPUクーラー最大高さ」を超えると、冷却力に関係なく取り付けられません
静かさ
比較表の騒音値の上限(dBA)。23未満=5点、26未満=4点、29未満=3点、32未満=2点、それ以上=1点。どれも最大回転数のときの公称値で、PWMで絞れば下がります
マザーボードへの負担の軽さ
比較表の重量(ファン込み・g)。500g未満=5点、1,000g未満=4点、1,250g未満=3点、1,400g未満=2点、それ以上=1点。縦置きのケースではクーラーが横向きにぶら下がるので、重いほどソケット周りに力がかかります
対応ソケットの先の長さ
比較表の対応ソケットの列。公式仕様に次のIntelソケットであるLGA1954が入っている=5点、いちばん新しいものがLGA1851=3点。LGA1851は8台すべてが対応しているので、差が付くのはその先だけです
値段
比較表と商品カードに出している参考価格。3,000円未満=5点、5,000円未満=4点、9,000円未満=3点、16,000円未満=2点、それ以上=1点。参考価格は取得した時点の値なので、値段が動けばこの点も動きます

全高・騒音値の上限・重量・対応ソケットは、記事の比較表に載せている値をそのまま使っています。参考価格は比較表と商品カードに出している値です。対応TDP(W)は8台のうち2台しか公式仕様に載せておらず、載っている数字も各社で測定条件がそろわないため採点に使っていません(理由は「公称の「対応TDP」を8台ぶん突き合わせる」の節に書いてあります)。メモリクリアランスはNoctuaの2台にしか公式の記載が無いので、こちらも採点には使わず本文と商品カードに任せています。冷却力そのものを採点していないので、総合点が高い商品ほどよく冷えるという意味ではありません。ケースに収まるか・静かか・重くないか・ソケットの先を見ているか・値段の5つを見た点数です。楽天レビューは8台とも件数が20件に届いていないので星は出していません。

2千7百円台:全高47mm、8台でいちばん背が低く軽い

4千3百円台:ツインタワーを155mmに収めた1台

4千7百円台:全高57mm、ロープロファイルで余力のあるほう

5千5百円台:154mmのままファンを2基積む

7千9百円台:公式仕様にLGA1954が入る唯一の1台

1万5千円台:120mmファン2基で22.6 dBA

2万3千円台:8台でいちばん背が高く、いちばん重い

公称の「対応TDP」を8台ぶん突き合わせる

CPUクーラーを選ぶとき、値段の次に見たくなる数字は「対応TDP(W)」だと思います。150Wより260Wのほうが冷えそうに見えますし、手持ちのCPUのTDPと見比べれば足りるかどうかが分かりそうです。ところが8台ぶんを集めようとすると、表になりませんでした。

公式仕様に対応TDPの数字を載せていたのは2台だけです。ID-COOLING IS-55 BLACKが150W、ID-COOLING FROZN A620 SLKが260Wで、どちらも同じメーカーでした。

Noctuaは対応TDPを載せていません。代わりにNSPR(Noctua Standardised Performance Rating)という自社の指標を製品ごとに出しています。各社が出しているTDP表記は測定の条件が示されていないため他社の製品と横並びで比べられない、というのがNoctua自身の説明で、同じ条件で測った相対値のほうを出す、という立場です。

サイズとThermalrightは、この記事に入れた4台のいずれも公式仕様に対応TDPの行を持っていませんでした。まとめると、公表が2台、別の指標に置き換えが2台、記載なしが4台です。8台のうち2台ぶんしか数字が無い項目は、比較表の列にできません。

仮に8社が全部数字を出したとしても、そのまま比べられるわけではありません。CPU側のTDPは「その石が定常でどれだけ熱を出すか」の目安ですが、クーラー側の対応TDPは「自社の測定環境でどこまで受け止められたか」の上限です。周囲の気温、ケースの中の風の通り方、ファンをどの回転数で回したか、グリスは何を使ったかがそろっていなければ、150Wと260Wの差はそのまま冷却力の差になりません。Noctuaが書いているのはこの点です。

この記事の独自採点に対応TDPを入れなかった理由は、8台ぶんが揃わないことと、揃っても横並びで比べられないことの2つです。採点に使っているのは、8台とも同じ形で公式仕様に載っていて、読者が上の比較表で検算できる4つの数字(全高・騒音値の上限・重量・対応ソケット)と参考価格だけにしてあります。

同じことは全高にも一部あてはまります。公称の全高は「そのクーラーだけを置いたときの高さ」で、上限ではありません。NoctuaはNH-D15 G2の全高を168mmとしたうえで、高さが32mmを超えるメモリを使う場合は前面ファンを上へずらすことになり、そのぶん全高が168mmより高くなると書いています。ツインタワーの前面ファンとメモリのヒートスプレッダは同じ空間を取り合うので、DDR5メモリの比較記事で並べたような背の高いヒートスプレッダを付けた組を挿すと、この条件に当たります。ケースの上限が168mm、クーラーが168mmでちょうど収まる計算をしていても、メモリ次第で入らないことがあります。

簡易水冷は、全高の上限から逃げる方法です

ここまでの話は全部、CPUの真上に何mmの空間があるかで決まっていました。空冷はフィンをそこに積む方式なので、ケースの上限がそのまま冷却力の上限になります。上限155mmのケースでは、どれだけ予算を積んでも155mm以内の空冷までしか選べません。

簡易水冷はこの制約から抜けます。CPUの上に載るのはポンプ付きのウォーターブロックだけで、高さは数十mmに収まります。熱を運ぶ先のラジエーターはケースの天面や前面に取り付けるので、CPUの真上の空間を使いません。上限の低いケースで冷却力を増やしたいときの答えは、上位の空冷ではなく簡易水冷になります。

その代わり、制約が別の場所へ移ります。240mmや360mmといったラジエーターを取り付けられる面がケースにあるか、そこにファンを並べる余地があるか、という条件に変わるだけです。ポンプという可動部品が1つ増えるので、寿命と動作音の要素も増えます。空冷で収まるなら、部品が少ないぶん空冷のほうが素直です。

もう1つ、ケースを開けない選択肢もあります。ロープロファイルの2台を選ぶ理由が「小さいPCを机に置きたい」なのであれば、冷却機構ごと組み上がっているミニPCの比較記事で並べた機種を選ぶと、この記事の判断そのものが要らなくなります。ただしそちらはメモリが基板直付けで増やせない機種があり、値段の高いほうが増やせないという別の逆転が待っています。

まとめ:判断の順番

冷却力から入ると、ケースに入らないものを選びます。次の順に決めると絞れます。

  1. PCケースの「CPUクーラー最大高さ」を読む。ここが決まらないと他は決められません。仕様表に無ければ、マザーボードの表面からサイドパネルの内側までを測ります
  2. 60mm以下しか無いなら、ロープロファイルの2台に絞られます。AXP90-X47の47mmとIS-55 BLACKの57mmです。残りの6台は全部154mm以上なので、その中間はありません
  3. 155mmまでなら4台、160mmまでなら7台、170mm以上なら8台すべてが候補です。虎徹 MARK4は155±1mmなので、上限155mmちょうどのケースでは160mmの帯で数えます
  4. つけっぱなしにするなら騒音値の上限を見る。25 dBA未満はAXP90-X47、NH-U12A、NH-D15 G2 LBCの3台です。NoctuaのL.N.A.を使うと、この2台はさらに18.8 dBAと19.7 dBAまで下がります
  5. 重量。1,000gを超えると縦置きのケースで横向きにぶら下がる形になります。PCを運ぶ予定があるなら500g未満の2台か、運ぶ前に外す前提で選びます
  6. 対応ソケットは最後でよい。LGA1851は8台すべてが対応しているので絞り込みに使えません。LGA1954まで載せているのはFROZN A620 SLKの1台です
  7. 対応TDPの数字で比べない。8台のうち2台しか公表しておらず、測定の条件もそろっていません

この記事の数値は、各社の公式製品ページに載っている公式仕様です。8台を実際に取り付けて温度や騒音を測ったものではありません。参考価格は2026年8月末に取得した値で、そのあとも動きます。

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