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左手デバイスおすすめ6選 キー数・Mac対応・割り当てで比較

2026-08-22 公開 ・ 本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。

左手デバイスは、キーボードから手を離さずにショートカットを押すための道具です。イラストの取り消しやブラシの切り替え、動画編集のカット、配信の画面切り替えあたりが定番の使い道になります。

商品ページで最初に目に入るのはキーの数です。ところが並べてみると、キーの数と値段と実際に使える範囲は、三者ばらばらでした。ここでは6台を参考価格の順に並べ、キーの数だけでなく何を割り当てられるかと回す操作があるかを横に並べて比較します。

目次(11項目)

先に結論:迷ったらこの3台から

6台を全部読む前に、使い道ごとの答えを置いておきます。3台ともWindowsとMacの両方で割り当てを変えられる機種から選んでいます。

こんな人選ぶなら理由
絵を描く。取り消しとブラシの大きさを手元に置きたいXPPen AC19 ショートカットリモート(参考価格6,999円)9キーとホイール1つで、USBレシーバーのワイヤレス接続です。割り当てはショートカットまでですが、Macにも対応します
Macでアプリの起動やスクリプトの実行を1キーに置きたいElgato Stream Deck Mini(参考価格11,045円)キーは液晶6個で、割り当てたものの絵が出ます。キー入力に加えてアプリの起動とスクリプトの実行を置け、WindowsとmacOSの両方で動きます
動画編集や写真の現像で、値を回して変えたいTourBox Elite Plus(参考価格42,532円)ノブ・ダイヤル・スクロールの3つを回せます。Bluetooth 5.0とUSB-Cの有線で、macOS・Windows・iPadOSに対応します

キーの数で選ぶと外します

6台の仕様を並べたものです。参考価格は楽天またはAmazonの表示価格で、値段はよく動きます。

機種参考価格キー回すもの割り当てMac
XPPen AC196千円台9個ホイール1ショートカット対応
サンワサプライ NT-26UBK7千円台27個なし文字列・アプリ・マクロ設定不可
HUION Keydial mini9千円台18個ダイヤル1マウス操作・アプリ・メニュー対応
Elgato Stream Deck Mini1万1千円台液晶6個なしアプリ・スクリプト対応
Elgato Stream Deck MK.22万4千円台液晶15個なしアプリ・スクリプト対応
TourBox Elite Plus4万2千円台11個3つ文字列・アプリ・マウス操作・メニュー対応

7千円台のサンワサプライが27キーで最多です。1万1千円台のStream Deck Miniは6キーで最少です。数だけ見れば4倍以上の差がありますが、選ぶ基準としては逆向きに働きます。

27キーのほうは設定ソフトがWindows専用で、Macでは割り当てを変えられません。6キーのほうはWindowsとmacOSの両方で動き、アプリの起動やスクリプトの実行まで置けます。キーの数は、その機種で何ができるかを表していません。

割り当てられるものには4段階あります

商品ページはどれも「自由に割り当てられる」と書きますが、中身は同じではありません。今回の6台は4つに分かれました。

  1. キーの組み合わせまで。Ctrl-Zのようなショートカットを送るだけです。ソフト側にショートカットが用意されていない操作は置けません
  2. マウス操作とメニューまで。クリックやスクロールを送ったり、よく使う機能をまとめたメニューを呼び出したりできます
  3. 文字列とアプリの起動まで。定型文の入力や、よく使うソフトの立ち上げを置けます
  4. スクリプトの実行まで。自分で書いた処理を1キーで走らせられます。ここまで来ると用途が作業の自動化に広がります

値段はこの段階とある程度は対応しますが、完全ではありません。7千円台のサンワサプライは3段目まで届いていて、6千円台のXPPenは1段目で止まります。逆に、4万2千円台のTourBoxも3段目までで、スクリプトの実行を主目的にしていません。高いほど広いわけではなく、その機種が何のために作られたかで決まります。

押す道具と回す道具は、比べる軸が別です

もうひとつの分かれ目が、回すものが付いているかです。ブラシの大きさ、タイムラインの位置、音量のように連続して変えたい値は、キーを何回も押すより回すほうが早くなります。

この6台では、TourBoxが3つ、XPPenとHUIONが1つずつ持ち、Stream Deckの2機種とサンワサプライには回すものがありません。絵を描く用途や動画編集ではここが効くので、キーの数を数える前に「回したい値があるか」を先に決めることになります。

おすすめの左手デバイス6選

6千円台:ホイール付きで試す

いちばん安い価格帯です。ペンタブと同じメーカーなので、液タブの横に置く前提の作りになっています。

独自採点の規則(5項目・各5点)

楽天のレビューは商品によって件数が1件から数百件までばらつき、件数の少ないものは1人の評価で平均が1点以上動きます。楽天側でレビューが消えると数字も黙って変わるので、順位付けには使っていません。代わりに、下の規則でスペックから機械的に点を出しています。記事に載せている表の値をそのまま当てはめているだけなので、読者が検算できます。総合点は5項目の単純平均です。用途によって効く項目が違うので、総合点だけでなく項目ごとの差を見てください。

導入しやすさ
参考価格。8千円未満=5 / 1万2千円未満=4 / 2万円未満=3 / 3万円未満=2 / それ以上=1
割り当てられるものの幅
キーの組み合わせまで=2 / 公式に明記なし=2 / +マウス操作とメニュー=3 / +文字列とアプリ起動=4 / +スクリプトの実行=5
Macで割り当てを変えられるか
設定ソフトがWindows専用=1 / Macでも設定できる=5。既定のテンキーとして動くかどうかとは別の話です
覚えずに押せるか
物理キー(どこに何を置いたか覚える)=2 / 液晶キー(割り当てた絵が出る)=5
回す操作
なし=1 / ホイールかダイヤルが1つ=3 / 3つ以上=5。連続して変えたい値があるかで効きます

キーの数・回すものの数・割り当て・対応OSは各社の公式仕様ページと設定ソフトの案内によります。ボタンの押し心地やダイヤルの重さは仕様表から読み取れないので採点に入れていません。

割り当てられるのはキーの組み合わせまでです。Ctrl-Zのようなショートカットは置けますが、アプリを起動したりスクリプトを走らせたりはできません。ホイールにはブラシの大きさや取り消しの連打を置けるので、絵を描く用途では効きます。

7千円台:キーの数はいちばん多い

27キーで、この6台のなかで数が最も多い機種です。ただし数が多いことと、使える範囲が広いことは別でした。

キーは27個あり、ソフトの起動も最大62件の文字列登録もできます。ただし設定ソフトの対応はWindows 11・10だけです。Macにつないでも既定のテンキーとしては動きますが、割り当てを変えられません。マクロはベータ版のソフトで最大10個までで、サポートの対象外だとメーカーが明記しています。

9千円台:キーとダイヤルの両方

18のキーに加えてダイヤルが1つ付きます。押す操作と回す操作を両方持つ機種なら6千円台のXPPen AC19のほうが安いのですが、キーが2桁あってダイヤルも付く機種としては、この6台でいちばん安くなります。

18キーとダイヤルに機能を割り当てられます。キーに置けるのはショートカットに加えて、マウスのボタンとホイール、プログラムの起動、画面ロックなどのシステム操作、よく使う機能をまとめたクイックメニューです(Keydial mini 日本語マニュアル)。文字列の入力は一覧にありません。公式の対応OSはWindowsとmacOSだけで、iPadOSには触れていません。

1万1千円台:キーが液晶になる

ここから仕組みが変わります。キーそのものが液晶で、割り当てたものの絵が出ます。6キーしかないのに、この記事の独自採点では最上位になります。

液晶キーの効き目は、覚えなくてよいことです。物理キーの機種は「左上が取り消し、その隣がブラシ」を体で覚えるまで使えませんが、こちらは絵が出ているので初日から使えます。割り当てられるものも広く、キー入力に加えてアプリの起動やスクリプトの実行を置けます。プログラムを書く人なら、ビルドやテストの実行をキーに置けます。

2万4千円台:液晶キーを15個に増やす

Miniと同じ仕組みで、キーの数だけが増えます。ページを切り替えれば置ける数はさらに増えるので、6キーで足りるかどうかが分かれ目になります。

Miniとの差はキーの数だけで、割り当てられるものは同じです。先にMiniで6キーを埋めてみて、足りなければこちらに移る順で買うと無駄がありません。フェイスプレートを差し替えられ、スタンドの角度も変えられます。

4万2千円台:押すのではなく回す

ここだけ考え方が違います。キーを押す道具ではなく、回して値を変える道具です。比べる軸がそもそも別になります。

ノブ・ダイヤル・スクロールの3つを回せます。ブラシの大きさやタイムラインの位置のように、押して切り替えるのではなく連続して変えたい値に効きます。割り当てはキーの組み合わせに加えて、マウスのクリックやスクロール、ワンクリックでの文字列の入力、ファイル・フォルダ・ウェブサイト・ソフトを開く操作、よく使う機能をまとめたTourMenuというメニューまで置けます(TourBox Consoleの紹介ページ)。Bluetooth 5.0で2台を登録して切り替えられ、macOS・Windows・iPadOSに対応します。形の違うボタンの位置を体で覚えるまでは時間がかかります。

覚えるか、見るか

物理キーの機種は、どこに何を置いたかを体で覚えるまで使えません。慣れれば画面から目を離さずに押せるので、絵を描く用途ではこちらが有利になります。液晶キーの機種は絵が出ているので初日から使えますが、押すたびに一瞬目を落とすことになります。

毎日同じ操作を繰り返すなら覚える側が、日によって使うソフトが変わるなら見る側が向きます。液晶キーはソフトを切り替えると表示も変わるので、覚え直しが起きません。

プログラムを書く人の使い方

左手デバイスはイラスト向けの道具として売られていますが、スクリプトを走らせられる機種なら、ビルドやテストの実行、開発サーバーの起動と停止、よく使うリポジトリを開く操作あたりを1キーに置けます。ターミナルに戻ってコマンドを打つ手間がなくなります。

ただしエディタの中の操作は、左手デバイスより<Leader>キーの使い分けで整理するほうが速くなります。手をキーボードから離さずに済むからです。左手デバイスが効くのは、エディタの外に出る操作のほうです。どのキーが空いているかは独自キーマッピングに使える未割り当てキー一覧にまとめてあります。エディタの外でポインタが要る場面の手の移動を短くしたいなら、キーボードのすぐ横に置けるVimmer向けトラックボールの比較も参考になります。

ペンタブと一緒に買う場合

ペンタブ側にもショートカットキーが付いている機種があります。本体に8個あれば、取り消しとブラシの切り替え程度は本体で足ります。左手デバイスを足すのは、それでは置ききれなくなってからで構いません。ペンタブおすすめ6選では、本体のキーの数も並べて比較しています。

よくある質問

Macで、割り当てたショートカットが効きません

macOSの権限で止められている可能性があります。Appleのサポート文書「アクセシビリティアプリにMacへのアクセスを許可する」によると、他社製のアプリがMacを制御しようとすると警告が出て、「システム設定」の「プライバシーとセキュリティ」から「アクセシビリティ」を開き、そのアプリのアクセス権をオンにする必要があります。最初の警告で「拒否」を押した場合も、同じ場所から後でオンにできます。

左手デバイスの設定ソフトは、ボタンを押したときにキー入力をMacへ送る役なので、ここに当たります。TourBoxはMacのFAQで、機能が動かないときの確認項目として、アクセシビリティで「TourBox Console.app」にチェックが入っているかを挙げています。キーボードで同じショートカットを押して動くのに、デバイスからだと動かない、という症状ならまずここを見ます。

iPadで使えるのはどれですか

この記事で当たったメーカーの仕様のうち、iPadOSへの対応を書いているのはTourBox Elite Plusだけです。XPPen AC19・HUION Keydial mini・Stream Deck 2機種の対応OSはWindowsとMacで、サンワサプライの設定ソフトはWindows 11・10だけです。

iPadで絵を描く人が左手デバイスを足すなら、対応が明記されているTourBoxが候補になります。

ケーブル無しで使えるのはどれですか

6台のうち3台です。XPPen AC19はUSBレシーバーでつながり、HUION Keydial miniはUSB-Cの有線とBluetooth 5.0のワイヤレスの両方、TourBox Elite PlusはBluetooth 5.0とUSB-Cの有線の両方に対応します。Stream Deckの2機種とサンワサプライNT-26UBKは有線だけです。

TourBoxはBluetoothで2台まで登録して切り替えられるので、ノートPCとiPadのように2台を行き来する机ではここが効きます。XPPen AC19は、レシーバーでUSBポートを1つ使います。HUION Keydial miniはBluetoothでつながるので、レシーバーは要りません。

まとめ:判断の順番

キーの数から入ると迷います。次の順に決めると絞れます。

  1. Macで使うか。使うなら、設定ソフトがWindows専用の機種は最初に外れます
  2. 回したい値があるか。ブラシの大きさやタイムラインを扱うなら、回すものが付いた機種になります
  3. キー入力だけで足りるか。アプリの起動やスクリプトの実行を置きたいなら、対応している機種は限られます
  4. 覚えるか、見るか。毎日同じ操作なら物理キー、日によって変わるなら液晶キーが向きます
  5. キーの数は最後に決める。足りなければ上位機に移れますが、上の4つは買い替えになります

なお、この記事の数値は各社の公式仕様ページと設定ソフトの案内によります。6台を手元に並べての操作比較はしていません。ボタンの押し心地やダイヤルの重さは仕様表から読み取れないので、そこを重く見る場合は店頭で触るか、実機のレビューを当たってください。

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