この記事では、Vim / neovim でプラグインを使わずに「折り畳んだ箇所の間を移動する」ためのキーバインドについて、ご紹介します。
目次
[解答] zj / zk

Vimキーバインド1. 次の折り畳み箇所へ移動
(ノーマルモード)
zj
次の折り畳み箇所、つまりカーソルより下の方の折り畳み箇所へ移動します。閉じられた折り畳みを1つの折り畳み単位として数えて移動します。
Vimコマンド2. 前の折り畳み箇所へ移動
(ノーマルモード)
zk
前の折り畳み箇所、つまりカーソルより上の方の折り畳み箇所へ移動します。先に記載した通り、閉じられた折り畳みを1つの折り畳み単位として数えて移動します。
解説
折り畳んだ箇所を移動する、というよりジャンプするイメージです。たくさん折り畳んで箇所が存在することが前提の移動となります。
覚え方としては、普通の上下移動の j または k の頭に z を付けると覚えましょう。
おまけ1. 折り畳み箇所の中で一番上の行へ移動
(ノーマルモード)
[z
おまけ2. 折り畳み箇所の中で一番下の行へ移動
(ノーマルモード)
]z
こちらはカーソルのある折り畳みの範囲の中での移動となります。

折り畳み範囲が広い、折り畳みをネスト(折り畳み箇所の一部に折り畳み箇所がある)している場合に利用するかとは思いますが、あまり利用場面は多くないキーバインドです。
こちらの記事と併せてご覧ください。
https://vim.blue/vim-fold-create-remove/
https://vim.blue/vim-fold-open-close/
このVimコマンドの補足情報
- 利用頻度[star rate=2]
- 便利さ[star rate=3]
- 覚え易さ[star rate=3]
関連するVimヘルプ
Vimからは、下記のコマンドでヘルプを確認できます。
:help fold.txt :help [z :help ]z :help zj :help zk
ヘルプで検索するときは、通常は大文字小文字は識別されませんので、どちらでも構いません。
参考書籍
こちらの書籍が参考になります。
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