Vimのヘルプって英語で読めないんだよね…
Vimのヘルプは使いにくい
こんな風に感じているVim初心者は多いでしょう。筆者も初心者のうちは、Vimのヘルプをあまり活用できていませんでした。
しかし、使い方を覚えて調べるうちに、Vimのヘルプは使いやすくて便利なことに気づきました。しかし、現在は日本語版ヘルプが搭載されているのです。
この記事では、初心者がVimのヘルプを活用できるようになるために、覚えるべき機能を紹介します。この記事を読めば、すぐにVimのヘルプを活用できるようになります。
目次
Vimヘルプを起動する
ヘルプを使うとき、まずはコマンドを実行します。
:help 調べたいこと(検索キーワード)
実際には、省略形を使えると非常に便利です。
:h 調べたいこと(検索キーワード)
この時の「調べたいこと(検索キーワード)」の指定方法がポイントでで、不正確でも大丈夫です。基本的には文字列一致で検索しますが、近い言葉を探してくれます。検索の例を以下に示します。
例1. キーバインド(ショートカットキー)を調べる
:help CTRL-X
例2. quitコマンドを調べる
:h qui
このように不完全なコマンドでも、似たようなトピックを自動的に探しに行ってくれます。もちろん、正確に入力した方がより速く目的の箇所にたどり着けます。
検索キーワードを補完する
検索キーワードを入力するとき、次のキーバインド(ショートカットキー)で補完する(不足する文字を自動的に補う)ことができます。
Ctrl+i (検索キーワードを補完する) Ctrl+n (次の検索キーワードを探す/Next) Ctrl+p (前の検索キーワードを探す/Previous) Ctrl+d (補完できる候補を全て表示する)
この機能をうまく使えば、いち早く読みたいトピックに辿り着けます。
Vimヘルプでのトピックの探し方
ヘルプのトピックの探し方には、様々な方法があります。
特定のキーワードを含むトピックを探す
キーワード「word」を含むトピックを探すコマンド
:help *word*(CTRL+dキーまたはTABキー)
キーワード「word」を最後に含むトピックを探すコマンド
:help *word(CTRL+dキーまたはTABキー)
キーワード「word」を最初に含むトピックを探すコマンド
:help word*(CTRL+dキーまたはTABキー)
キーバインドを探す
ビジュアルモードのキーバインド(ショートカットキー)の一覧を表示するコマンドはこちら
:help v_(CTRL+dキーまたはTABキー)