Vim/Neovimの標準チュートリアルを使う(vimtutor / :Tutor)
Vimを始めるなら、まず標準搭載のチュートリアル機能を一通りやるのが定石。最低限の使い方を覚えたら、次はこの演習形式のチュートリアルで実際に手を動かして身につけるとよい。所要時間は25〜30分ほどだが、その価値は十分にある。
Linux/Macの場合:vimtutorコマンド
vimtutor
ターミナルでこのコマンドを実行するだけで、Vim本体とは別に教本形式のチュートリアルが起動する。ディストリビューションによっては別途インストールが必要な場合がある(Ubuntuならvim-runtimeパッケージ)。日本語OS環境であれば、内容も日本語化されている。
Neovimの場合::Tutor
:Tutor
Neovimを起動した状態からExコマンドで呼び出す。中身はvimtutorと同系統の演習だが、Neovim独自の機能紹介が含まれることもある。日本語版は用意されていないため、英語のまま進めることになる。
Windowsの場合
Windows版Vim(gVimを含む)でも、Exコマンドからチュートリアルを起動できる。
:Tutorial
コマンドプロンプトやPowerShellからvimtutorコマンドが使える配布版もあるが、環境によって挙動が異なるため、まずは:Tutorialを試すのが確実。wingetでのインストールを済ませていれば、この方法でそのまま進められる。
vimtutor、Neovimなら:Tutor、Windows版なら:Tutorial。所要時間25〜30分は最初に投資する価値がある。1回で終わらせなくてよい
1周しただけで全部の内容が身につくわけではない。特にモード切り替えやテキストオブジェクトのような、頭では理解できても指が覚えるまで時間がかかる操作は、数日おきに繰り返しやると定着しやすい。「毎日1回、1週間やり続ける」という進め方を勧める人も多い。
チュートリアルの次にやること
チュートリアルはあくまで基本操作の紹介に留まる。もう一段実用レベルまで進めたいなら、次のような記事を組み合わせるとよい。
- 画面・ファイル単位の大きな移動を固めるなら画面スクロールとジャンプの記事
- 実際にVimを選ぶ理由を知って学習のモチベーションにするならなぜVimmerはVimを使うのかの記事
- 体系立てて学びたいならオンライン学習リソースの記事
最初にvimtutorをやったときは、演習の指示通りに動かすだけで精一杯であまり頭に残らなかった。数日おいてもう一度やり直したときに、前回よりずっと手が勝手に動くようになっていることに気づいた。1回で完璧を目指すより、忘れた頃にもう一度やるほうが定着すると感じている。
まとめ
環境ごとにvimtutor/:Tutor/:Tutorialと呼び方は違うが、いずれも同系統の演習形式チュートリアル。1回で終わらせず、忘れた頃に繰り返すことで指に定着させるのがコツ。