この記事では、Vimでプラグインを使わずに「setコマンドの結果を選択する」ためのコマンドについて、ご紹介します。
目次
[解答] :put =execute(‘set’)
Vimコマンド1. set の出力結果をバッファに出力する
(ノーマルモード) :new (新しいバッファを開く) :put =execute('set')

これは下記のコマンドで通常は選択できないメッセージについて、バッファに出力する仕組みになっています。
:put =execute('{vimコマンド}')
これを応用すると様々なコマンドの結果を出力できます。
Vimコマンド2. version の出力結果をバッファに出力する
(ノーマルモード) :new (新しいバッファを開く) :put =execute('version')
Vimコマンド3. messages の出力結果をバッファに出力する
(ノーマルモード) :new (新しいバッファを開く) :put =execute('messages')
Vimコマンド4. scriptnames の出力結果をバッファに出力する
(ノーマルモード) :new (新しいバッファを開く) :put =execute('scriptnames')
Vimコマンド5. 環境変数$MYVIMRCの出力結果をバッファに出力する
(ノーマルモード) :put =execute('echo $MYVIMRC')
ちなみに、:put コマンドは :pu と略せます。1文字しか変わりませんので使いどころがほとんどないですが。
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このVimコマンドの補足情報
- 利用頻度[star rate=2]
- 便利さ[star rate=3]
- 覚え易さ[star rate=3]
関連するVimヘルプ
Vimからは、下記のコマンドでヘルプを確認できます。
:help execute :help :put
ヘルプで検索するときは、通常は大文字小文字は識別されませんので、どちらでも構いません。
参考書籍
こちらの書籍が参考になります。
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