この記事では、Vim / neovim でプラグインを使わずに「行検索 f / F / t / T での移動を簡単に繰り返す」ためのキーバインドについて、ご紹介します。
[解答] ; と ,
同じ行の中で検索する f / t / F / T と組み合わせるキーバインドになります。
Vimキーバインド1. 最後の f / t / F / T を繰り返す
(ノーマルモード)
;
最後というか、直前に実行した f F t T の検索を繰り返して、順方向(右方向)へ移動することができます。
一行が長い時や同じ文字がたくさんある場合、数を数えて f F t T を使うより圧倒的に早いので、こちらの方が好まれる傾向にあります。
キーの位置的に : と間違えて押してしまいがちなので、気を付けて使いたいものです。
といいつつ、このキーバインドの性質上、手癖のように使えないと意味が薄いんですけどね。
Vimコマンド2. 最後の f / t / F / T を反対方向に繰り返す
(ノーマルモード)
,
先ほど紹介した f F t T の検索を繰り返して、逆方向(左方向)へ移動することができます。
f や T で移動して行き過ぎた後、F や T で戻るよりも、この ; で戻った方が簡単で早いです。
こちらもキーバインドの性質上、手癖のように使えるようにならないといけません。
こちらもキーの位置的に . と間違えて押してしまいがちです。 ご注意ください。
補足:カウントとの組み合わせ
先に紹介した文章のように、たくさん同じ文字がある場合には1キーとはいえ、たくさん打つのは億劫になります。
こういう場合は、カウントとの組み合わせで指定した数だけ繰り返すことができます。
例えば、一度 f で i を検索したのち、10個右の i に移動したい場合はこちら。
(ノーマルモード)
10,
これで , を10回繰り返してくれます。
ただ、こういう場合は大量に同じ文字が多い時ですから何度か繰り返すことになりがちです。
素直に文字列検索した方が速いかもしれませんので、悩ましいですね。
このVimコマンドの補足情報
- 利用頻度
- 便利さ
- 覚え易さ
関連するVimヘルプ
Vimからは、下記のコマンドでヘルプを確認できます。
:help ; :help ,
ヘルプで検索するときは、通常は大文字小文字は識別されませんので、どちらでも構いません。
参考書籍
こちらの書籍が参考になります。
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